Give Me Love
2016年12月14日発売・18枚目のシングル
『カインとアベル』の主題歌は、山田涼介が所属するHey! Say! JUMPの「Give Me Love」です。2016年12月14日にジェイ・ストームから発売された18枚目のシングルで、同グループにとって初の月9ドラマ主題歌でもありました。
Storm Labelsの公式ディスコグラフィーでは、この曲について、人生の葛藤や愛という普遍的なテーマをメロウなR&Bサウンドに乗せ、真実の愛を歌う楽曲として紹介しています。
ドラマの内容と重ねると、優が求め続けた愛情や、兄弟・家族との関係を通じて見つけていく本当の幸せというテーマに重なる楽曲です。
シングルの収録内容| 形態 | 主な収録曲・内容 |
|---|---|
| 初回限定盤 | Give Me Love、Traffic Jam、ミュージックビデオ・メイキング |
| 通常盤/初回プレス | Give Me Love、TOY、Baby I Love You |
| 通常盤 | Give Me Love、Glorious、明日ハレルヤ |
主題歌をドラマの映像と一緒に楽しみたい人には、ミュージックビデオが収録された初回限定盤も注目ポイントです。
【視聴率を検証】カインとアベルの平均視聴率と最終回の評価

『カインとアベル』の視聴率は、放送当時の月9ドラマの状況を知るうえでも興味深い数字です。
各話の視聴率を掲載するドラマ視聴率集計データでは、全10話の平均は約8.2%。最終回は9.1%を記録しています。
各話の視聴率推移出典:2016年10月期ドラマ視聴率集計データ。数値は小数第1位。
- 初回は8.8%: 2016年10月17日にスタート。山田涼介の月9初主演作として放送されました。
- 第3話は6.9%: 全10話の中で最も低い数字を記録しました。
- 最終回は9.1%: 全話の最高値となり、物語の結末への関心が数字にも表れました。
2016年12月20日付の日刊スポーツは、ビデオリサーチ調べ・関東地区の平均視聴率として最終回の9.1%を報道しています。
ただし、視聴率は作品の価値をそのまま示すものではありません。放送時間帯、同時期の競合作品、視聴スタイルの違いなども影響します。特に現在の配信視聴と2016年当時のリアルタイム世帯視聴率は、単純に比較できません。
【プロの結論】旧約聖書のカインとアベルが示す兄弟関係の本質
本作を理解するうえで重要なのが、タイトルの由来です。カインとアベルは、旧約聖書の『創世記』第4章に登場する兄弟の名前です。
旧約聖書では兄カインが弟アベルに嫉妬する聖書によると、カインは兄、アベルは弟です。カインは農耕を営み、アベルは羊を飼っていました。
二人が神に供え物を捧げた際、アベルの供え物は受け入れられましたが、カインの供え物は顧みられませんでした。これに怒ったカインは弟への嫉妬を募らせ、最終的にはアベルを殺してしまいます。
この物語の中心にあるのは、兄弟間の嫉妬、他者との比較、愛情や承認を求める心、そして嫉妬が引き起こす悲劇です。
ドラマ版は聖書の物語を現代の家族ドラマに置き換えている興味深いのは、ドラマ版では聖書の兄弟関係をそのまま再現していない点です。
聖書では兄のカインが弟のアベルに嫉妬します。一方、ドラマでは弟の優が、父から愛されている兄・隆一に劣等感を抱きます。嫉妬する側と愛情を受ける側の配置が異なっているのです。
この違いを踏まえると、作品のタイトルは特定の人物を聖書の登場人物に一対一で当てはめるものではなく、兄弟間の愛情や嫉妬、父親からの承認をめぐる葛藤を象徴していると読み解けます。
加えて、聖書の物語が兄弟の殺害という悲劇に至るのに対し、ドラマは兄弟が互いを理解し、和解する方向へ進みます。悲劇の物語を現代的な家族の再生へと転換した点が、本作の大きな特徴です。
作品を見る価値はどこにある?『カインとアベル』の魅力は、単純な善悪の対立ではありません。
隆一は父の期待を背負い続けることで自分の弱さを隠し、優は父に認められたいという気持ちから自分を見失っていきます。どちらか一方だけが幸せなわけではなく、二人とも家族の中で自分の居場所を探しているのです。
この構造は、兄弟間の比較や親からの評価に悩む人にとって、感情移入しやすいテーマです。また、不動産開発会社を舞台にしているため、仕事上の成果と家庭内の評価が連動する点も見どころです。
こんな人におすすめできるドラマ- 兄弟・家族間の嫉妬や愛情を描いた作品が好きな人
- 山田涼介と桐谷健太の演技や共演に興味がある人
- 倉科カナを交えた複雑な恋愛関係を楽しみたい人
- 仕事での成功と人間関係の葛藤を描いたドラマが好きな人
- 最後に登場人物が成長するヒューマンドラマを見たい人
反対に、最初から最後まで明るい恋愛ドラマを期待する人や、恋愛の成就だけを重視する人には、会社経営や家族間の対立を描く本作の展開が重く感じられる可能性があります。
【カインとアベルのドラマ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:カインとアベルは全何話ですか?
A1:全10話です。2016年10月17日に初回が放送され、同年12月19日に最終回を迎えました。
Q2:カインとアベルの最終回で優と梓は結ばれますか?
A2:結ばれません。梓は隆一と結婚し、優は同期の柴田ひかりと新しい関係を始めます。
Q3:カインとアベルの主題歌は誰が歌っていますか?
A3:Hey! Say! JUMPの「Give Me Love」です。2016年12月14日に発売された18枚目のシングルで、グループ初の月9ドラマ主題歌でした。
Q4:カインとアベルの平均視聴率は何%ですか?
A4:視聴率集計データでは全話平均約8.2%です。最終回は9.1%で、全10話の最高値でした。
Q5:カインとアベルは旧約聖書が原作ですか?
A5:聖書を直接ドラマ化した作品ではありません。旧約聖書『創世記』第4章に登場する兄弟の名前をタイトルに採用したオリジナル脚本のヒューマンラブストーリーです。
Q6:高田宗一郎役は平幹二朗と寺尾聰のどちらですか?
A6:当初は平幹二朗が演じていましたが、2016年10月の急逝を受け、第4話から寺尾聰が代役を務めました。
2016年のフジテレビ月9ドラマ『カインとアベル』は、山田涼介演じる高田優が、兄・隆一との比較や父親の愛情をめぐる葛藤を乗り越え、自分の人生を見つけていく全10話の作品です。
桐谷健太、倉科カナ、高嶋政伸ら実力派キャストが脇を固め、仕事、兄弟関係、恋愛という複数のテーマを重ね合わせました。主題歌の「Give Me Love」も、作品の愛情と葛藤というテーマを象徴しています。
最終回では、優と隆一が和解し、梓は隆一と結婚。優はひかりとの新しい関係を選び、未来へ旅立ちます。優が求めていたのは、兄に勝つことでも、父からの評価を独占することでもなく、自分自身を認めて生きることだったの可能性があります。
旧約聖書の兄弟の物語を現代の家族関係に置き換えた『カインとアベル』。2026年に改めて振り返っても、親からの承認、兄弟間の比較、愛情のすれ違いというテーマが色あせないドラマです。
主な参照資料:フジテレビ番組公式サイト・各話放送記録、Storm Labels公式ディスコグラフィー、ORICON NEWS、MANTANWEB、日刊スポーツ、ビデオリサーチの視聴率報道、聖書『創世記』第4章。