2026年11月3日時点で、KEIRINグランプリ2026の出場9選手はまだ最終確定しておらず、決勝の並びも発表されていない。最大の注目は、すでにGⅠを制した脇本雄太、古性優作、犬伏湧也、石原颯の4人と、11月18日から23日まで小倉競輪場で開催される第68回朝日新聞社杯競輪祭の結果だ。賞金ランキングによる残りの出場枠も、この最後のGⅠで大きく動く可能性がある。
2026年の開催地は福島県のいわき平競輪場。12月28日から30日までの3日間にわたりグランプリシリーズが行われ、男子のKEIRINグランプリは12月30日に開催される。脇本雄太と古性優作の近畿ライン、犬伏湧也と石原颯の四国ライン、関東勢の連係、そして単騎選手の存在が、並び予想を考えるうえでの大きな焦点となる。
【最新情報】競輪グランプリ2026の並びはまだ確定していない

最初に、2026年の並び予想を読むうえで押さえておきたいのは、出場選手の選考とライン形成が別々の段階で進むことだ。
KEIRINグランプリは、選ばれた9人だけが出場できる年間最高峰の一発勝負。地区が同じだからといって必ず同じラインを組むわけではなく、選手それぞれの脚質、連係実績、当日のコンディション、前後の役割に対する考え方が反映される。
2026年11月3日時点では、次の4人がGⅠ優勝による優先候補だ。
- 脇本雄太(福井):全日本選抜競輪優勝
- 古性優作(大阪):日本選手権競輪・高松宮記念杯競輪優勝
- 犬伏湧也(徳島):オールスター競輪優勝
- 石原颯(香川):寬仁親王牌優勝
2026年は5つの男子GⅠがすでに終了し、4人の優勝者が出ている。古性優作が2大会を制したため、優勝者の人数は大会数より少ない。
残る男子GⅠは競輪祭だけだ。ここで新たな優勝者が誕生すれば、優先的に選ばれる選手が増え、賞金ランキングによる出場枠が減る。
2026年の開催スケジュール| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | KEIRINグランプリ2026 |
| 開催地 | いわき平競輪場 |
| シリーズ期間 | 2026年12月28日~30日 |
| 男子GP開催日 | 2026年12月30日 |
| 出場人数 | 9人 |
| 最後の選考対象GⅠ | 第68回朝日新聞社杯競輪祭 |
| 選考締切 | 2026年11月23日 |
いわき平競輪場は福島県いわき市にある競輪場で、1周400メートルの屋外バンクだ。年末の開催となるため、当日の風向きや気温もレース展開を考える際の確認材料になる。
【11月23日が重要】競輪グランプリ2026の出場選手と選考基準
KEIRINグランプリ2026の出場選手は、どのようにして9人に絞られるのか。
選考基準を理解すると、現在の賞金ランキングだけを見て出場者を判断できない理由が分かる。
出場9人の選考方法KEIRIN.JPが公表している2026年度の選考基準では、出場人数は9人、補欠選手は1人。選考期間は2026年1月から11月の朝日新聞社杯競輪祭最終日までとなっている。
選抜方法は次の順序だ。
1. 開催時にS級在籍であるGⅠ優勝者
2. 世界選手権自転車競技大会のケイリン1位となった選手
3. 選考用賞金獲得額の上位選手
賞金が同額の場合は、1月から10月までの平均競走得点が高い選手が上位となる。
加えて、選考期間中の出走回数には原則40出走という基準がある。GⅠ・GⅡでの失格回数や、あっせん停止などの措置も選考に関係する。GⅠ優勝者などには一定の例外審議が設けられている。
競輪祭2026は最後の出場権争い第68回朝日新聞社杯競輪祭は、11月18日(水)から23日(月・祝)までの6日間、小倉競輪場で開催される。
この大会は、単なる年末前の大きなGⅠではない。KEIRINグランプリ2026の出場選考を締めくくる最後の男子GⅠだ。
優勝賞金は副賞を含まない額で5,500万円。優勝者がまだGⅠ優勝による優先枠を獲得していない選手なら、グランプリ出場を大きく引き寄せる。
KEIRIN.JPが9月28日に公表した競輪祭の主な出場予定選手には、古性優作、吉田拓矢、眞杉匠、郡司浩平、嘉永泰斗、寺崎浩平、脇本雄太、阿部拓真、南修二らが名を連ねている。犬伏湧也や石原颯も出場予定だ。
ただし、競輪祭の出場予定選手とグランプリの出場確定選手は別物である。競輪祭に出る選手全員がグランプリに進めるわけではない。
【11月2日更新】賞金ランキングから読む暫定9人とボーダーライン
出場選手の予想で見逃せないのが、賞金ランキングだ。
11月2日更新の獲得賞金ランキング集計では、古性優作が2億7,163万1,822円でトップ。吉田拓矢が2億821万8,822円で続いている。
ただし、GⅠ優勝者は賞金順位とは別に優先的に選ばれる。そのため、単純に賞金ランキングの上位9人を並べても、グランプリ出場候補9人にはならない。
現時点の優先候補と賞金枠の有力選手以下は11月2日更新の賞金集計をもとに、GⅠ優勝者と賞金枠候補を整理したものだ。賞金額は獲得賞金ランキングの掲載額であり、最終的な選考用賞金による正式順位とは区別して見る必要がある。
| 区分 | 選手名 | 府県 | 獲得賞金・状況 | 並びの注目点 |
|---|---|---|---|---|
| GⅠ優先 | 脇本雄太 | 福井 | 89,360,622円 | 古性との近畿連係 |
| GⅠ優先 | 古性優作 | 大阪 | 271,631,822円 | 自在性と近畿の前後関係 |
| GⅠ優先 | 犬伏湧也 | 徳島 | 158,870,000円 | 石原との四国連係 |
| GⅠ優先 | 石原颯 | 香川 | 107,380,774円 | 犬伏との前後関係 |
| 賞金枠候補 | 吉田拓矢 | 茨城 | 208,218,822円 | 眞杉との関東連係 |
| 賞金枠候補 | 眞杉匠 | 栃木 | 121,942,674円 | 吉田との役割分担 |
| 賞金枠候補 | 深谷知広 | 静岡 | 102,384,548円 | 南関東勢との連係 |
| 賞金枠候補 | 松浦悠士 | 広島 | 100,762,048円 | 中四国勢との連係 |
| 賞金枠候補 | 佐々木悠葵 | 群馬 | 93,897,548円 | 関東勢との連係 |
| ボーダー候補 | 郡司浩平 | 神奈川 | 80,523,548円 | 南関東の構成に注目 |
出典:11月2日更新のKEIRIN HUB獲得賞金ランキング。金額は掲載値。GⅠ優先選手を除く賞金枠の仮置きであり、確定メンバーではない。
賞金ランキングで特に注目したい6人現在の状況を整理すると、4人のGⅠ優勝者を除いた賞金上位5人は、吉田拓矢、眞杉匠、深谷知広、松浦悠士、佐々木悠葵となる。
この5人が現時点での賞金枠の有力候補だ。
一方、次に位置する郡司浩平は、11月2日集計で10位。現時点では賞金枠のボーダーを意識する立場にある。
もちろん、競輪祭の優勝者が変われば状況も変わる。例えば、現在のGⅠ優勝者以外が競輪祭を制した場合、その選手が優先枠に入り、賞金枠は5人から4人に減る。
つまり、郡司だけでなく、現在賞金枠に入っている選手も、競輪祭の優勝者次第で当落が変わり得る。
11月23日までは、賞金順位だけで出場確定と判断しないことが重要だ。
【地区別ライン予想】近畿・四国・関東はどう組む?
ここからは、2026年の並び予想で特に注目される地区別ラインを整理する。
現時点では9人の確定前なので、過去の実績と2026年の選手コメントを根拠に、成立しやすい連係と注意点を分けて考えたい。
近畿ライン:脇本雄太-古性優作は再現するのか近畿勢で最も注目される組み合わせは、脇本雄太と古性優作だ。
両者は過去のグランプリでも連係実績があり、2024年のKEIRINグランプリでは脇本が前、古性が番手を務めた。
さらに2025年のグランプリでは、寺崎浩平-脇本雄太-古性優作-南修二という近畿4車のラインが形成された。近畿の結束力を示す代表的な事例である。
ただし、2026年も同じ形になるとは限らない。
注目したいのが、10月の寬仁親王牌での古性の判断だ。福井勢との連係が話題になった際、古性は次のように話したと東スポWEBが報じている。
「簡単に3番手、4番手を回るのは違うと思う」
この発言からも、近畿という地区のまとまりだけでラインを決められないことが分かる。
脇本の状態、寺崎浩平ら他の近畿勢の出場状況、古性自身がどの位置で勝負したいか。こうした要素によって、近畿ラインの構成は変わる可能性がある。
2026年の予想では、まず脇本と古性の連係を基本シナリオに置きつつ、別線や3車以上のラインも考えておきたい。
四国ライン:犬伏湧也-石原颯の連係が最大の注目四国勢では、犬伏湧也と石原颯の関係が重要だ。
犬伏は徳島、石原は香川。県は違うものの、四国地区の有力な自力型として、2026年のGⅠ戦線を盛り上げてきた。
特に10月12日の寬仁親王牌決勝では、犬伏-石原-松本貴治という四国ラインが形成された。
このときは犬伏が先頭を走り、石原が番手、松本が3番手を担当。犬伏がオールスターでGⅠを制した後、石原も寬仁親王牌でGⅠ初優勝を飾った。
月刊競輪WEBのインタビューでは、石原が犬伏との連係について次のように振り返っている。
「中四国のために駆けたい」
この発言は、単に同じ地区だから連係するという話ではなく、選手間の信頼やチームとしての意識を考える材料になる。
一方、犬伏も自力で主導権を取りたい意向を示していた。スポニチアネックスの10月12日の報道では、石原が当初は前を希望していたものの、話し合いを経て犬伏が前を走る形になった経緯が紹介されている。
この実績から、2026年のグランプリでも犬伏-石原の連係は有力な予想材料となる。
ただし、松本貴治が賞金枠で出場できるかどうかも重要だ。11月2日時点では賞金11位であり、現状ではボーダーの外側にいる。
関東ライン:眞杉匠と吉田拓矢の前後関係関東勢で注目されるのは、眞杉匠と吉田拓矢だ。
眞杉は栃木、吉田は茨城。ともに関東地区のトップ選手であり、過去のグランプリでも連係している。
2025年のグランプリでは、眞杉-吉田の2車ラインが形成された。
2026年も両者が出場すれば、再び関東の連係が注目される。ただし、どちらが前を担当するかは、本人たちの意向と直近の調子によって変わる。
また、群馬の佐々木悠葵も賞金枠の有力候補に入っている。
3人がそろって出場すれば関東勢の構成は厚くなるが、必ずしも3人全員が同じラインになるとは限らない。
単騎選手は何人になる?グランプリの並び予想では、単騎選手の存在も見逃せない。
単騎とは、ほかの選手とラインを組最初に、基本的に自分で位置取りや仕掛けを判断して走る形だ。
2024年のグランプリでは清水裕友と新山響平が単騎。2025年は郡司浩平、阿部拓真、嘉永泰斗の3人が単騎だった。
このように、グランプリでは地区別ラインが形成される一方で、あえて単騎を選ぶ選手もいる。
2026年も、選手の組み合わせによっては単騎が複数人になる可能性がある。
特に古性優作のように自力と自在性を兼ね備えた選手は、ラインの後ろに収まるだけでなく、自ら位置を確保する選択肢も持つ。
単騎だから不利と決めつけず、位置取りの自由度や仕掛けのタイミングにも注目したい。
【並び発表はいつ?】車番・枠順と選手コメントの確認方法
競輪グランプリの並びを調べる読者が混乱しやすいのが、出走表の発表とラインの発表の違いだ。
実は、車番が決まったからといって並びまで確定したわけではない。
並びの正式発表に決まった時刻はある?JKAの番組編成に関する規程では、車番や出走表の記載事項などが定められている。一方、選手同士のラインについて、誰が何時に決めて発表するかという一律の時刻は定められていない。
並びは選手同士の連携によって形成されるもので、専門紙や競輪情報サイトが掲載する並び予想は、あくまで事前の見込みだ。
実際の並びを目で確認できる機会として重要なのが、開催日の選手紹介である。
KEIRIN.JPの競輪ガイドや競輪DBの規程解説によると、選手紹介は第1競走では出走予定時刻の20分前、第2競走以降では直前の競走終了後に行われる。この周回で選手がどのラインを形成するかを確認できる。
2025年のグランプリでは、12月28日の前検日共同会見で並び想定が公表された。
2026年も前検日や共同会見でのコメントが大きな判断材料になるが、2025年と同じ時刻に発表されると決まっているわけではない。
車番・枠順と並びは別々に確認する競輪の出走表に掲載される車番は、レースで選手を識別する番号だ。
一方、並びは選手がどの順番で連係するかを示している。
例えば、
- 1-5-7:1番車が先頭、5番車が番手、7番車が3番手
- 2-3:2番車が先頭、3番車が番手
- 4:4番車が単騎
という読み方になる。
このように、車番の数字が小さい順に並ぶとは限らない。
また、枠番も車番とは別の情報として出走表で確認する必要がある。並び予想を見る際には、車番、枠番、ラインを混同しないことが大切だ。
選手コメントはどこで確認する?2026年の並び予想を精度よく読むには、次の情報を組み合わせたい。
1. KEIRIN.JPの公式情報
出場選手、競輪祭の結果、開催日程、正式な出走表を確認する基本資料となる。
2. 競輪専門紙・競輪情報サイト
前検日や共同会見でのコメント、記者による並び想定を確認できる。予想と選手本人の発言が一致しているかを見比べたい。
3. 月刊競輪WEBなどの選手インタビュー
普段の連係実績や、先頭・番手に対する選手の考え方を知る手がかりになる。
4. 開催当日の選手紹介
事前の予想から変更がないか、実際の周回で確認する。
特に注意したいのは、選手コメントの「自力」「自力自在」「○○君の後ろ」「単騎で」という表現だ。
これらはライン形成を考える重要な材料だが、コメントを一つだけ見て最終的な並びを断定するのは早い。
【歴代ライン傾向】2026年の並び予想で重視すべきポイント
KEIRINグランプリの歴代ラインを振り返ると、地区の結束と個々の選手の勝負意識が両立していることが分かる。
2024年と2025年の並びは、2026年を考えるうえでも参考になる。
2024年は3つのラインと2人の単騎2024年のグランプリでは、次のような構成だった。
- 近畿:脇本雄太-古性優作
- 関東:眞杉匠-平原康多
- 南関東:北井佑季-郡司浩平-岩本俊介
- 単騎:清水裕友
- 単騎:新山響平
近畿の脇本-古性という組み合わせは、2026年の予想でも参照される実績だ。
2025年は近畿4車の大型ラインが成立2025年のグランプリでは、近畿勢が4人で結束した。
- 近畿:寺崎浩平-脇本雄太-古性優作-南修二
- 関東:眞杉匠-吉田拓矢
- 単騎:郡司浩平
- 単騎:阿部拓真
- 単騎:嘉永泰斗
前年の2車ラインから4車ラインへと形が変わった点は見逃せない。
同じ選手が出場していても、ほかの選手の顔ぶれや前後の役割によってラインは変化する。
【プロの結論】並び予想は3つの判断材料で絞り込む2026年の並びを読む際、優先して確認したいのは次の3点だ。
第一に、選考結果。
11月23日の競輪祭終了後、出場9人が確定する。出場選手が分からない段階で最終的な並びを組み立てても、予想の土台が変わってしまう。
第二に、選手の連係実績とコメント。
近畿なら脇本と古性、四国なら犬伏と石原が中心的な検討対象だ。ただし、過去のラインをそのまま当てはめず、本人がどの位置を希望しているかを確認する。
第三に、前検日と共同会見の情報。
選手の体調や直近成績、ほかの出場選手との関係が見えてくる。ここで初めて、事前予想の精度を高められる。
並び予想を見るときに避けたいのは、地区だけでラインを決めつけること、賞金順位だけで出場者を断定すること、車番の順番をそのままラインだと解釈することだ。
2026年のGPで本当に注目すべきなのは、単純な地区別の人数ではなく、誰が先頭を引き受け、誰が番手で勝負するのかという選手間の意思決定である。
【競輪グランプリの並び】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:競輪グランプリ2026の並びはいつ確定しますか?
2026年11月3日時点では未確定です。まず11月23日の競輪祭最終日で出場選考が締め切られ、その後、前検日や共同会見での選手コメント、当日の選手紹介などを通じて実際のラインを確認する流れになります。
Q2:脇本雄太と古性優作は2026年も同じラインになりますか?
有力な予想候補です。2024年のグランプリでは脇本-古性、2025年には寺崎-脇本-古性-南という近畿ラインを形成しました。ただし、2026年の最終的な連係は本人たちのコメント次第です。
Q3:犬伏湧也と石原颯は同じラインになる可能性がありますか?
十分に注目できる組み合わせです。2026年10月の寬仁親王牌決勝では犬伏-石原-松本の四国ラインを形成しました。両者の連係実績は、グランプリの並び予想を考えるうえで重要な材料です。
KEIRINグランプリ2026の並び予想は、11月23日の競輪祭を境に大きく具体化する。
11月3日時点では、脇本雄太、古性優作、犬伏湧也、石原颯の4人がGⅠ優勝による優先候補。賞金ランキングでは吉田拓矢、眞杉匠、深谷知広、松浦悠士、佐々木悠葵が賞金枠の有力候補となっている。
地区別では、近畿の脇本-古性、四国の犬伏-石原、関東の眞杉-吉田が注目の組み合わせだ。
しかし、グランプリは9人だけで争う特別なレースであり、通常の地区別ラインとは異なる判断が生まれることもある。単騎を選ぶ選手や、4車で結束するラインなど、最終的な構成によって展開は大きく変わる。
今後は次の順番で情報を確認したい。
- 11月23日: 競輪祭終了、出場選考の締め切り
- 選考終了後: KEIRINグランプリ出場9選手の正式情報
- 12月の開催前: 車番・枠順、選手コメント、共同会見
- 開催当日: 選手紹介で実際の並びを確認
最後に重視したいのは、過去の連係実績だけでなく、選手本人がどのような役割で勝負したいのかという点だ。
競輪グランプリ2026の並び予想を的中に近づける鍵は、出場選手の確定、賞金争い、地区別の連係、そして前検日のコメントを一つの流れとして読み解くことにある。