- 原作の有無: 漫画・小説を原作とする作品ではなく、ABCテレビが制作するオリジナルドラマ。
- 脚本家: 山岡潤平。記憶の改ざんと愛情を組み合わせたオリジナルのサスペンスを構築。
- 主演・玉森裕太: 伊川正樹と二宮祐介という、記憶と人格の謎に関わる重要な役を演じる。
- 物語の核心: 犯罪者の記憶を書き換える極秘計画「Persona Shift program」。
- 最終回: 2026年8月23日に第8話が放送され、二宮が最後に選んだ行動が明らかになった。
【結論】マイ・フィクションに原作漫画や小説はある?公式情報を検証

『マイ・フィクション』の原作について調べる際、まず確認したいのがABCテレビの番組公式情報と、制作協力を担当したMMJ(メディアミックス・ジャパン)の作品紹介です。
MMJの公式制作実績では、本作を「予測不能なオリジナルサスペンス・ラブストーリー」と紹介しています。ABCテレビのスタッフ情報にも、原作者や漫画家、小説家の名前はなく、脚本担当として山岡潤平の名前が掲載されています。
つまり、既存の漫画や小説を映像化した作品ではなく、ドラマのために企画・制作されたオリジナル作品です。原作小説を先に読んで結末を確認したり、原作漫画の展開と比較したりするタイプの作品ではありません。
また、原作小説を基にしたドラマ化ではないため、放送されたストーリーそのものが物語の中心的な情報源になります。原作ネタバレを探しても、別の原作版から結末を先取りすることはできません。
この点は、最終回の展開を予想するうえでも重要です。視聴者が手掛かりにできるのは、公式の各話あらすじ、登場人物の発言、過去のエピソードに隠された伏線です。
なお、宮澤エマもABCテレビのクランクアップ発表で、本作について「オールオリジナル」という趣旨のコメントを残しています。制作側と出演者の双方から、オリジナル作品としての位置づけが確認できます。
(出典:MMJ公式制作実績、ABCテレビ公式スタッフ情報・2026年8月17日付ニュース)
【あらすじ】玉森裕太演じる伊川正樹に何が起きた?
物語の主人公は、玉森裕太が演じる伊川正樹。平和な町で暮らし、介護施設「はるなぎ園」で働く、ごく普通の男性です。
妻の真弓(宮澤エマ)と穏やかな生活を送っていた正樹ですが、ある日、見知らぬ男・津村大輔(野村周平)と遭遇したことをきっかけに、不可解な出来事に巻き込まれます。
津村から逃げようとした正樹は、頭痛に襲われて川へ転落。その後、病院で目を覚まします。事故から約1週間後、ようやく自宅へ戻った正樹を待っていたのは、自分の存在を否定するような現実でした。
妻は自分を夫として認識せず、職場の人々も正樹のことを覚えていません。しかも、別の人物が伊川正樹として生活していたのです。
自分の人生を証明できない正樹は、病院で知り合った二宮由梨(森川葵)とともに真相を追い始めます。しかし、由梨の亡き夫・二宮祐介の写真を見た正樹は、自分と瓜二つの姿に驚愕します。
物語は単なる記憶喪失では終わりません。事故、身元の入れ替わり、犯罪歴、家族関係、そして記憶の改ざんという複数の謎が絡み合っていきます。
主要人物とキャストの関係本作では、人物の本当の名前や過去の経歴が途中で明らかになるため、登場人物を整理しておくと理解しやすくなります。
特に重要なのは、玉森裕太、森川葵、宮澤エマ、野村周平が演じる4人です。単純な善悪や被害者・加害者という区分では整理できず、それぞれが異なる記憶と過去を持っています。
この構造によって、視聴者は同じ出来事を別の人物の視点から捉え直すことになります。序盤に何気なく描かれた日常の場面も、後半の真相を知ってから見ると意味が変わってくるのが特徴です。
(出典:ABCテレビ2026年6月9日付キャスト発表、公式ストーリー)
【脚本家】山岡潤平とは?オリジナル脚本に込められたテーマ
『マイ・フィクション』の脚本を担当したのは、脚本家の山岡潤平です。
ABCテレビの公式スタッフページでも、脚本担当として山岡の名前が明記されています。演出は有働佳史、松嵜由衣、宮岡太郎が担当し、制作協力にはMMJが参加しています。
山岡は兵庫県出身の脚本家で、日本脚本家連盟スクールの講師プロフィールによると、会社員として働きながら独学で脚本を学び、テレビ制作会社への持ち込みを経て『世にも奇妙な物語』の「さっきよりもいい人」で脚本家デビューしました。
代表作には、刑事ドラマ『特捜9』シリーズ、テレビ朝日系『家政夫のミタゾノ』、ドラマ『フォレスト』、『GTOリバイバル』などがあります。恋愛、ミステリー、刑事もの、特撮、アニメと幅広いジャンルを手掛けてきた人物です。
今回の『マイ・フィクション』では、その幅広いジャンル経験が生かされています。恋愛ドラマとしての感情の揺れを描きながら、サスペンスとして謎を積み重ね、SF的な記憶改ざんの設定を物語の中心に据えています。
山岡潤平が語った作品の出発点2026年8月10日、ABCテレビの公式ニュースでは、脚本家・山岡潤平が作品に込めた考えを明かしています。
当たり前にあった日常が、ある日突然理不尽に奪われる恐怖
山岡は、そこから記憶をめぐるラブサスペンスという着想に至ったと説明しています。
加えて、記憶は主観的なものであり、それが偽造されていた場合に何を信じればいいのかという問題を、登場人物だけでなく視聴者にも突きつける意図があったと語りました。
この説明を踏まえると、作品の本当のテーマは記憶を取り戻すことだけではありません。自分が信じてきた人生が他人によって作られたものだった場合、それでも自分の感情や愛情は本物なのかという問いです。
(出典:日本脚本家連盟スクール・山岡潤平プロフィール、ABCテレビ2026年8月10日付公式インタビュー)
【物語の核心】Persona Shift programと記憶改ざんの正体
『マイ・フィクション』の物語を理解するうえで欠かせないのが、Persona Shift program(ペルソナ・シフト・プログラム)です。
これは、犯罪者の記憶を改ざんし、別人として社会復帰させることを目的とした、ドラマ内に登場する極秘計画です。
計画には警察とニューロヴァイス社が関係しており、記憶移植技術を利用するという設定になっています。犯罪者の過去を消し、新しい人格や人生を与えるという発想が、物語の大きな不気味さを生み出しています。
Persona Shift programで明らかになった3つの秘密第一の秘密は、伊川正樹と二宮祐介が同一人物だったことです。
第4話では、津村がDNA鑑定を行い、伊川が2年前に亡くなったとされる二宮祐介と同一人物であることを突き止めます。
第二の秘密は、伊川真弓の正体です。彼女は本当は石野奈々美という人物であり、過去に夫殺しの罪を着せられ、服役していた女性でした。
つまり、正樹と真弓は、どちらも過去の記憶と現在の身分に大きな違いを抱えながら生活していたことになります。
第三の秘密は、二宮自身が記憶改ざん技術に深く関係していたことです。第6話までに、二宮としての記憶を取り戻した伊川が、津村や奈々美を欺くような行動を取ったことも明らかになります。
ABCテレビの2026年8月10日付公式発表では、重罪を犯した受刑者を対象とするはずの計画に、犯罪歴のない二宮がなぜ関係していたのかが、後半の大きな謎として示されていました。
(出典:ABCテレビ公式ストーリー・2026年8月10日付ニュース)
記憶改ざんは現実の技術なのか?ここで区別しておきたいのが、ドラマの設定と現実の科学技術です。
本作で描かれるような、個人の人生の記憶を丸ごと書き換え、別人としての人格や過去を植え付けるPersona Shift programは、作品内のフィクションとして扱われています。
記憶や脳科学という現実にも存在する研究領域を題材にしていますが、ドラマの仕組みを実際に実現できる技術として受け取るべきではありません。
この設定の面白さは、技術そのものよりも、記憶を操作できる人物が他人の人生や幸福まで決めてよいのかという倫理的な問題にあります。
【最終回ネタバレ】二宮祐介が選んだ結末と由梨への愛
『マイ・フィクション』は、2026年8月23日に第8話の最終回を迎えました。
物語の終盤では、伊川正樹として暮らしていた二宮祐介が何を目的に記憶を書き換えたのか、そして由梨と津村の間に何があったのかが明らかになります。
7年前、由梨と津村の間に何があったのか最終回で明らかになるのは、由梨と津村が7年前に婚約関係にあったという事実です。
ある日、津村が入浴している間に、由梨はベランダに隠れていた室谷隆敏に襲われます。由梨は必死に抵抗し、瓶で室谷の頭を殴りました。その後、津村が現場を発見し、駆けつけた二宮に由梨を託します。
目を覚ました由梨は、自分が室谷を殴ったことを二宮に告白します。津村が自首したと知った由梨は、激しく取り乱しました。
この出来事が、二宮による記憶改ざんにつながっていきます。
二宮が由梨の記憶を書き換えた理由二宮は、小学生の頃から由梨に好意を抱いていました。由梨がつらい思いをしている姿を見て、記憶や脳について勉強するようになったことも明かされます。
二宮は由梨を苦しみから解放したいと考え、彼女の記憶から津村との過去を消し、自分が夫であるという記憶を上書きしていました。
ところが、それは由梨自身が選んだ人生ではありません。二宮は由梨の苦しみを取り除くつもりで、彼女の人生そのものを自分の望む形に作り替えていたのです。
由梨は、二宮と過ごした時間が幸せだったことを認めながらも、悲しい記憶だけを都合よく消すことは望んでいないと伝えます。
二宮への愛情と、記憶を改ざんされたことへの怒り。その両方を抱えた由梨の姿が、最終回の感情的な山場になりました。
最後に二宮が選んだこと二宮は由梨に薬を注射し、彼女を抱きしめます。その後、由梨、津村、賢人が家族のように過ごす姿が描かれます。
二宮は、彼らの記憶から自分の存在を消すように書き換えました。
その結果、由梨たちは二宮とすれ違っても、彼を知っている人物として反応しません。
ただし、最後の場面では賢人が振り返り、二宮と一緒によく歌っていた歌を口ずさみます。二宮はその歌に反応して立ち止まり、3人の姿を見つめた後、その場を去っていきます。
この描写は、記憶を消したとしても、一緒に過ごした時間の痕跡まで完全に消えるのかという余韻を残します。
最終回の結末について、クランクイン!は2026年8月24日の放送後記事で、二宮の選択と、賢人が歌を口ずさむラストシーンを紹介しています。
(出典:ABCテレビ公式最終話ストーリー、クランクイン!2026年8月24日付最終回記事)
最終回後に残された続編への可能性もう一つ注目したいのが、Persona Shift programをめぐる組織の問題です。
最終回では、香坂が今後のプログラム候補者の選定に関わる意向を示し、新たな被験者を監視するような描写も残されました。
そのため、物語上は計画のすべてが解決したわけではありません。二宮と由梨たちの物語には区切りがついた一方で、記憶改ざん技術をめぐる組織の問題は続いているように描かれています。
ただし、こうした演出は続編の可能性を感じさせるものであって、続編制作が公式決定したことを意味するものではありません。
(出典:Smart FLASH、2026年8月24日配信記事)
【2026年最新】マイ・フィクションの放送・配信と関連商品
原作小説や漫画がない『マイ・フィクション』をもう一度楽しむなら、放送された全8話と公式関連コンテンツを確認するのが確実です。
ABCテレビ・テレビ朝日系の全国ネット枠で、2026年7月5日から毎週日曜22時15分に放送され、8月23日に最終回を迎えました。
放送当時は、TVerで見逃し配信が案内され、U-NEXTやPrime Videoでも配信が告知されていました。
加えて、ABCテレビの公式通販情報では、Blu-ray BOXの発売日が2027年2月10日と案内されています。
収録内容は本編全8話のほか、メイキング、制作発表会見、特別編集版の鑑賞会、スピンオフドラマなどが予定されています。
このBlu-ray BOXは、原作小説の代わりとなるものではなく、ドラマ本編と制作関連映像を楽しむための商品です。
(出典:ABCテレビ番組公式情報、ABC公式通販商品情報)
【FAQ】マイ・フィクションの原作に関するよくある質問
Q1:マイ・フィクションに原作小説はありますか?
A1:原作小説はありません。MMJの公式制作実績では、オリジナルサスペンス・ラブストーリーとして紹介されています。
Q2:マイ・フィクションの原作漫画はありますか?
A2:原作漫画もありません。漫画を実写化した作品ではなく、山岡潤平が脚本を担当したオリジナルドラマです。
Q3:マイ・フィクションの脚本家は誰ですか?
A3:脚本家の山岡潤平です。『特捜9』シリーズや『家政夫のミタゾノ』など、さまざまなジャンルの作品を手掛けています。
Q4:伊川正樹と二宮祐介は同一人物ですか?
A4:同一人物です。物語の中盤でDNA鑑定によって関係が判明し、記憶改ざんの秘密につながっていきます。
Q5:Persona Shift programとは何ですか?
A5:ドラマ内に登場する、犯罪者の記憶を書き換えて別人として社会復帰させる極秘計画です。ニューロヴァイス社と警察が関係しています。
Q6:マイ・フィクションの最終回は何話ですか?
A6:第8話です。2026年8月23日に放送され、二宮が由梨たちの記憶から自分を消すという結末が描かれました。
Q7:マイ・フィクションの続編は決定していますか?
A7:2026年11月3日時点で、続編制作の公式決定は確認できません。最終回にはPersona Shift programの今後を感じさせる描写が残されています。
『マイ・フィクション』は、原作漫画や原作小説を持たない、山岡潤平脚本によるオリジナルサスペンス・ラブストーリーです。
玉森裕太が演じる伊川正樹/二宮祐介を中心に、森川葵、宮澤エマ、野村周平らが、記憶によって変わってしまった人生と人間関係を描きました。
特に注目すべきなのは、Persona Shift programという設定を通じて、記憶を操作することと他人を幸せにすることは同じではない、という問題を描いた点です。
二宮の行動は愛情から始まったものでした。しかし、相手の意思を無視して過去を書き換えることは、愛情という言葉だけでは正当化できません。
最終回で二宮が選んだ孤独と、賢人が口ずさんだ歌の余韻は、作品全体のテーマを象徴する場面でした。
2026年11月現在、原作小説や漫画を探すよりも、全8話のドラマ本編を振り返り、序盤に散りばめられた伏線を確認することが、この作品を深く楽しむ方法です。
原作のないオリジナル作品だからこそ、最後まで何が真実なのか分からない。その予測不能さこそが、『マイ・フィクション』最大の魅力です。