2人の関係を理解するうえで重要なのは、単なる音楽仲間ではなく、お互いの音楽を認め合うところから交流が始まった点だ。
星野源がビクターエンタテインメントの公式コンテンツで明かしたところによると、山口との出会いは2010年頃。山口が星野のソロ楽曲や、星野が所属していたSAKEROCKの楽曲を推薦していたことから、星野も山口の存在を知るようになったという。
その後、音楽フェスのバックヤードで顔を合わせ、連絡先を交換。2011年3月11日の東日本大震災から数日後、星野が山口に電話をかけたことが、2人の共同企画につながった。
「何かやりませんか」
「やりましょうよ」
星野が振り返った、この短いやり取りが「サケノサカナ」の出発点だった。まだ親しい友人という段階ではなかった2人が、音楽を通じて新しい企画を立ち上げたのである。
同学年でレーベルメイトという共通点山口一郎と星野源には、年齢的にも音楽業界での立場にも共通点がある。
山口は1980年9月8日生まれ、星野は1981年1月28日生まれ。生まれた西暦は異なるものの、日本の学年区分では同じ1980年度生まれに当たる。2026年3月のANN関連報道でも、2人は同学年として紹介されている。
また、2人ともビクターエンタテインメントの音楽事業と関係が深い。星野はスピードスターレコーズから作品を発表し、サカナクションもビクターのアーティストとして活動している。厳密にはレーベル内の所属ブランドに違いがあるものの、同じレコード会社のアーティストという接点がある。
2026年3月のスポーツニッポンの報道でも、同学年・同じレコード会社所属という関係が紹介された。
【サケノサカナとは?】2011年から2013年まで続いたUstream共演の全貌

「サケノサカナ」は、山口一郎と星野源が出演したUstreamの不定期配信番組だ。
企画の背景には、2011年3月11日に発生した東日本大震災がある。被災地の人々だけでなく、ニュースなどを通じて不安な日々を過ごす人たちにも、少しでも心が和らぐ時間を届けたいという思いから始まった。
当時は現在のようにYouTubeやSNSのライブ配信が一般化する前。Ustreamを利用した生配信は、アーティストがテレビやラジオとは異なる形でファンと交流できる手段として注目されていた。
サケノサカナで見られた2人の交流配信では、2人の音楽談義や弾き語り、ゲームなどが展開された。ロッキング・オンの2011年4月の報道では、第2回配信でお互いの楽曲を弾き語りする予定も紹介されている。
2011年12月にはタワーレコード渋谷店で公開生配信を実施。加えて、同じビクター系レーベルで活動するTHE BAWDIESのROYも話題に上ることがあり、3人でJ-WAVEの番組「RADIPEDIA」に出演する企画にもつながった。
つまり、サケノサカナは単に2人が出演するネット番組ではなく、当時の音楽仲間やリスナーとの接点を広げる場でもあった。
2013年の配信と2014年のリニューアル2012年7月24日の配信後、約9カ月の間隔を空け、2013年5月2日に再び番組が放送された。ロッキング・オンの2013年5月1日付記事では、パイロット放送を含めて8回目と紹介されている。
その後、2014年6月には「夜のテレビジョン」という新しい番組名で約1年ぶりに復活。6月6日に過去のサケノサカナのダイジェストを配信し、翌7日に新番組を生放送するという展開だった。
この経緯からも、2013年の配信終了を2人の不仲や決裂と結びつけるのは適切ではない。実際に2014年には、2人そろって新しい番組に出演している。
2人の関係を年代別に整理すると、音楽を通じた出会い、共同企画、交流の間隔が空いた時期、そして2026年のANN交代という流れが見えてくる。
この年表から読み取れるのは、2人の関係が一度の共演で終わったわけではないことだ。2011年から2014年にかけて、番組という形で複数回接点を持っていた。
また、2019年頃の連絡を最後にやり取りが減ったという星野の説明と、2026年のANN交代は、別々の出来事として捉える必要がある。
【山口一郎と星野源は不仲?】疎遠になった理由と噂の真相
2人の関係について検索されることが多いのが、「不仲になったのではないか」「何かトラブルがあったのではないか」という疑問だ。
その背景には、かつてUstreamで頻繁に共演していた2人が、長い間一緒に番組に出演していなかったことや、山口が2026年のANN就任会見で「最近は疎遠」と話したことがある。
ただし、2026年3月17日深夜の「星野源のオールナイトニッポン」で、星野本人がこの疑問に答えている。
「特に本当にマジで理由ないんですけど、なんかたまたま疎遠っていうか、連絡全然取ってないですね」
これは日刊スポーツが2026年3月18日に報じた発言だ。星野は、山口との間に何か問題が起きたわけではなく、自然と連絡を取らない状態になったと説明した。
最後に連絡したのは2019年頃だった?加えて、マイナビニュースの2026年3月22日付記事では、星野が最後に連絡した時期について、2019年公開の映画『引っ越し大名!』の撮影中に写真を送った頃だった可能性を語ったと紹介されている。
映画『引っ越し大名!』は星野が主演を務めた作品であり、2019年という時期は2人の活動歴を考えるうえでも一つの目安になる。
ただし、最後の連絡時期についても星野自身が「おそらく」としているため、正確な最終連絡日が確定したわけではない。
不仲説と確認できる事実を比較今回の発言を踏まえると、次のように整理できる。
- 不仲になったという説: 本人から関係悪化や決裂の説明は出ていない。
- 仕事上のトラブル説: 具体的なトラブルの公表はない。
- 連絡が減った理由: 星野は特別な理由がないと説明。
- 最後の連絡: 2019年頃の映画撮影中だった可能性に言及。
- 2026年の関係: 星野は山口にエールを送り、ANNの新しい挑戦を気遣っている。
重要なのは、連絡を取っていないことと、相手を嫌っていることは同じではないという点だ。過去に親しかった友人や仕事仲間でも、生活環境や活動の変化によって連絡の頻度が自然に減ることはある。
星野の説明は、今回の不仲説を考えるうえで最も直接的な情報であり、少なくとも本人が語った理由は「特にない」というものだった。
【2026年最新】星野源のANNを山口一郎が引き継いだ経緯と現在
2026年、山口一郎と星野源の関係が再び大きく取り上げられることになった最大の理由が、ニッポン放送「オールナイトニッポン」の火曜日枠の交代だ。
星野源のANNは2026年3月31日に終了星野源は2016年3月から「星野源のオールナイトニッポン」のレギュラーパーソナリティを担当してきた。
音楽活動や俳優業と並行しながら、約10年間にわたって深夜1時から3時までの放送を担当。ジングル制作やファミリーレストランからの生放送、寝ながらの放送など、独自の企画でも知られていた。
2026年2月17日深夜の放送で、星野は3月31日をもって番組を終了すると発表。最終回は同日深夜に放送され、10年間の歴史に幕を下ろした。
2026年3月9日、山口一郎の後任就任が発表2026年3月9日、ニッポン放送で開催された2026年度の番組ラインナップ発表会見で、山口一郎が火曜日の「オールナイトニッポン」を担当することが発表された。
初回放送は2026年4月7日。放送時間は毎週火曜日の深夜25時から27時、つまり水曜日午前1時から3時に当たる。
山口は会見で、星野の番組をずっと聴いていたことを明かし、後任を務めることへのプレッシャーも口にした。
「同じミュージシャンとしてうまくバトンを受け取れたらいいなと思っております」
また、星野が制作したジングルは、山口の番組でも4月以降引き続き使用されることになった。これは、単なる担当者交代にとどまらず、前任者が作り上げた番組の一部を新しいパーソナリティーが受け継ぐことを示している。
星野源も山口一郎にエールを送った2026年3月17日深夜、星野は自身の最終回を控えたANNで山口の後任就任に言及した。
星野が特に気にしていたのは、深夜ラジオの生放送を長期間続けることによる負担だった。
「『オールナイトニッポン』の1部って、どう言ったらいいんだろうな……健康に悪いです」
自身の経験を踏まえて山口の体調を気遣いながらも、最後には「ぜひ頑張っていただきたい」と応援の言葉を送った。
このやり取りは、不仲説を考えるうえでも重要だ。直接連絡を取っていない期間があったとしても、星野が山口の仕事を気にかけ、新しい挑戦にエールを送っていることは本人の発言から確認できる。
2026年11月現在、2人はどうしている?2026年11月4日現在、山口は「サカナクション山口一郎のオールナイトニッポン」の火曜日パーソナリティーとして活動を続けている。
ニッポン放送の公式番組ページでも、毎週火曜日25時から27時のレギュラー放送が案内されており、2026年10月にもゲストを迎えた放送が行われている。
一方、星野の番組は3月31日に終了している。星野は音楽家・俳優・文筆家として活動しており、2026年も音楽作品や関連活動を展開している。
なお、2026年3月の疎遠発言以降、2人が再び頻繁に連絡を取り合うようになったという確かな発表は確認されていない。したがって、現在の関係については、過去の交流を持つ同業者であり、互いの仕事を尊重しているという範囲で理解するのが妥当だ。
かつてのような共同配信が復活するかどうかは、今後の2人の活動次第となる。
【プロの結論】山口一郎と星野源の関係から見える3つのポイント
今回の一連の出来事から読み取れるのは、2人の関係を単純に「仲が良い」「仲が悪い」という二択で整理することの難しさだ。
音楽活動を通じて知り合い、震災後の共同企画を立ち上げ、配信番組で共演した過去がある。その後は連絡の頻度が減ったものの、2026年には同じラジオ番組の火曜日枠を介して再び注目を集めた。
特に押さえておきたい要点は次の3つだ。
1. 疎遠と不仲は別の問題星野本人は、連絡が減った理由について特別な事情はないと説明している。連絡が途絶えたという事実だけから、対立や決裂を推測することはできない。
2. サケノサカナは2人の原点2011年の震災後に始まったサケノサカナは、2人が音楽を通じて人々に安らぎを届けようとした企画だった。Ustreamという当時の配信文化を象徴する番組であり、現在の2人の関係を語るうえでも重要な共演歴となっている。
3. ANNの交代は音楽家としての新しい接点星野が約10年間続けた火曜日のANNを山口が引き継いだことは、番組の歴史における大きな転換点だ。星野のジングルが継続使用されることも含め、前任者の仕事を尊重した交代となった。
2人が今後再び共演するかは分からない。しかし、過去の友情や共演歴を否定するような出来事があったわけではなく、それぞれが自分のフィールドで活動を続けていることが、現在の関係を理解するための大切な視点だ。
【山口一郎と星野源の関係】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山口一郎と星野源は昔から仲が良かったのですか?
A1:2010年頃に音楽を通じて知り合い、2011年の「サケノサカナ」をきっかけに親交を深めました。星野本人も、番組企画を通じて山口と親しくなったと振り返っています。
Q2:山口一郎と星野源が疎遠になった理由は何ですか?
A2:2026年3月17日深夜のラジオで、星野は「特に本当にマジで理由ない」と説明しました。何らかのトラブルが原因だったという本人発言はありません。
Q3:サケノサカナはいつ放送されていましたか?
A3:2011年3月20日のパイロット配信から始まり、2013年5月2日まで不定期に放送されました。2014年6月には「夜のテレビジョン」としてリニューアルしています。
Q4:山口一郎と星野源は同い年ですか?
A4:山口は1980年生まれ、星野は1981年生まれです。生まれた年は異なりますが、日本の学年区分では同じ学年に当たります。2026年3月のANN交代発表時には、2人とも45歳でした。
Q5:山口一郎は星野源のオールナイトニッポンを引き継いだのですか?
A5:はい。星野の番組は2026年3月31日に終了し、山口が4月7日から火曜日の25時〜27時を担当しています。星野制作のジングルも継続使用されています。
Q6:2026年11月現在、2人は仲直りしていますか?
A6:そもそも本人たちは喧嘩や決裂を公表していません。星野は2026年3月に疎遠の理由は特にないと説明し、山口にエールを送っています。その後、頻繁に連絡を取り合っているという公式発表はありません。
山口一郎と星野源は、2010年頃に音楽を通じて知り合い、2011年から2013年の「サケノサカナ」、2014年の「夜のテレビジョン」などで共演してきた。
同じ学年で、ビクター系レーベルという共通の音楽的背景を持つ2人だが、近年は連絡を取る機会が減少。2026年3月、星野自身がその理由について「特にない」と明らかにした。
そして2026年4月、山口が星野の後任としてANN火曜日を担当する新しい展開が始まった。星野からの気遣いの言葉や、ジングルの継続使用からも、過去の仕事への敬意がうかがえる。
現時点で2人の関係を不仲と判断する根拠はない。むしろ、長年の音楽仲間がそれぞれの道を歩みながら、ラジオという共通の舞台で新しい接点を持ったことに、この関係の面白さがある。
今後、再び2人が同じ番組に出演したり、サケノサカナのような共同企画が実現したりするのか。音楽ファンにとっては、そんな再共演にも期待が集まるところだ。