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【歴代出演者一覧】小雪・菅野美穂・井川遥・蒼井優の4代目までを時系列で紹介

椿 花鈴 椿 花鈴 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
目次

角ハイボールのCMを振り返るうえで、まず押さえたいのが女性店主の交代です。

サントリーの角瓶CMでは、単に有名な女優を起用するのではなく、バーの店主という共通の役柄を通じて、時代ごとに異なる女性像を表現してきました。

初代店主・小雪(2007年ごろ~2011年)

初代店主を務めたのは女優の小雪さんです。

2007年ごろから角瓶のCMに起用され、落ち着いた雰囲気のバーで客を迎える女性店主を演じました。

当時のウイスキーには、中高年男性が飲むお酒というイメージが根強く残っていました。サントリーは、若い世代にもウイスキーを身近に感じてもらうため、ソーダで割るハイボールという飲み方を積極的に提案していました。

小雪さんの起用は、このイメージ転換を象徴するものでした。

サントリーの採用サイトに掲載されたブランド担当者のインタビューでも、小雪さんを女性店主に起用したCMが、ハイボールの認知拡大を後押しした経緯が紹介されています。

2008年に角ハイボールの復活プロジェクトが本格化し、2009年には角ハイボール缶も発売されました。CMと飲食店での普及活動が連動した時期です。

2代目店主・菅野美穂(2011年~2014年初頭)

2011年、小雪さんから店主役を引き継いだのが菅野美穂さんです。

菅野さんのシリーズでは、飲食店で楽しむハイボールだけでなく、家庭で食事と一緒に飲むハイボールという提案が強まりました。

特に印象的なのが、亡くなった父親の店を娘が引き継ぐというCMの設定です。

菅野さん演じる店主を、常連客たちが温かく見守る物語が描かれました。

小雪さんの時代が洗練された大人のバーのイメージだったのに対し、菅野さんの時代は親しみやすさや人間関係の温かさが前面に出ています。

この交代は、角ハイボールを外食時だけでなく、日常の食卓にも浸透させようとしたブランド戦略と重なっています。

3代目店主・井川遥(2014年2月~2025年7月)

歴代シリーズの中でも、長期間にわたって店主を務めたのが井川遥さんです。

2014年2月から2025年7月まで、約11年間にわたって3代目店主を担当。

井川さんの登場によって、CMの舞台となるバーは、より人物描写に重点を置いたドラマ性のある空間へと発展しました。

代表的なのが、バー「BAR Lantern」を舞台としたシリーズです。

井川さん演じる店主を中心に、さまざまな客が訪れ、それぞれの仕事や人間関係が少しずつ見えてくる構成になっていました。

常連客として登場した俳優には、次のような顔ぶれがいます。

- 加瀬亮さん
- 田中圭さん
- ピエール瀧さん
- その他、作品ごとに登場するゲスト俳優

2014年のCM制作関係者へのインタビューでは、加瀬さんはイラストレーター、田中さんは金融関係の会社に勤めるサラリーマンという人物設定があったことも明かされています。

こうした細かな人物設定が、短いCMに奥行きを与えていました。

2014年にはCMの世界観を再現した「角ハイボール CMのあのお店」というイベントも開催されています。広告の舞台そのものが、実際に訪れてみたい場所として展開されたことも、このシリーズの特徴です。

4代目店主・蒼井優(2025年7月~)

2025年、井川遥さんの後任として新たに店主役に起用されたのが蒼井優さんです。

サントリーは2025年7月16日付のニュースリリースで新CMを発表し、7月21日から全国で順次放映を開始しました。

蒼井さんは丘の上にある小さなバーの店主役を担当しています。

これまでの店主と同様、客を迎える立場ですが、新シリーズでは初めて店を訪れる人との出会いや、何気ない会話から生まれる幸せが物語の中心です。

新しいバーを訪れる客として染谷将太さん、常連客として小林聡美さんと野田洋次郎さんが出演しています。

歴代店主を並べると、次のようになります。



初代・小雪
2007年ごろ~2011年
ハイボールを若い世代に広げた初代店主。


2代目・菅野美穂
2011年~2014年初頭
家庭で楽しむハイボールと温かい人間模様。


3代目・井川遥
2014年2月~2025年7月
約11年間続いたBAR Lanternの店主。


4代目・蒼井優
2025年7月~2026年現在
新しいバーの店主としてシリーズを継承。


【歴代CMの年表】出演者・共演者・作品の関係を一覧で比較

角ハイボールcm歴代

ここでは、女性店主だけでなく、共演者やCMの方向性も含めて整理します。

時期 出演者・主な設定 CMの特徴 2007年ごろ 小雪 初代店主。大人のバーの世界観。 2009年 小雪、おぎやはぎなど 角ハイボールの普及と「あの店」シリーズの展開。 2011年 菅野美穂 2代目店主。父親の店を引き継ぐ物語。 2014年2月 井川遥 3代目店主。BAR Lanternを舞台にした人間ドラマ。 2014~2024年 井川遥、加瀬亮、田中圭ほか 常連客の人物像や関係性を描写。 2025年7月 蒼井優、染谷将太、小林聡美、野田洋次郎 約10年ぶりに「あの店」を刷新。4代目店主が登場。 2026年4月 蒼井優ほか同じ4人 「歌う人」篇を公開。 2026年7月 蒼井優ほか同じ4人 「花火」篇を公開。

出典:サントリー公式ニュースリリース、ブランド担当者インタビュー、CM制作関係者インタビュー。年表の初期出演時期は、各資料で示されるCM開始時期とブランドプロジェクトの開始時期を区別して整理しています。

この年表から見えてくるのは、店主の交代が単なるキャスティング変更ではないということです。

小雪さんの時代には新しい飲み方の提案、菅野さんの時代には家庭への浸透、井川さんの時代には物語性の強化、蒼井さんの時代には新しい出会いや日常の幸せというように、ブランドが伝える価値も変化しています。

【2025年の大刷新】蒼井優・染谷将太・小林聡美・野田洋次郎が描く新しい「あの店」

2025年のCM刷新で大きく変わったのは、店主だけではありません。

これまでのバーの世界観を引き継ぎながら、登場人物同士の距離感や会話の雰囲気も新しくなりました。

新CM「はじまり」篇のストーリー

2025年7月21日から全国で順次放映された「はじまり」篇では、染谷将太さんが丘の上にある小さなバーを初めて訪れます。

染谷さんが演じる客は、店主の蒼井さんに「角ハイください」と注文。

店を訪れた理由を話すと、蒼井さん演じる店主が自然体で応じます。

このやり取りを見守るのが、小林聡美さんと野田洋次郎さんです。

CMでは、店主と初めて訪れた客、そして常連客という関係性を通じて、何気ない寄り道が心地よい時間につながる様子が描かれています。

4人の役柄とCMでの役割

蒼井優:新しいバーの店主

井川遥さんから店主を引き継いだ4代目。客を迎え入れる穏やかな存在として、シリーズの中心を担います。

染谷将太:初めて店を訪れる客

新しい店に足を踏み入れる人物。視聴者がバーの世界に入っていくための視点を担っています。

小林聡美:バーの常連客

独特の存在感でバーの空気をつくる人物。新しいシリーズに落ち着きと親しみやすさを加えています。

野田洋次郎:常連客・CMソングの歌い手

RADWIMPSのボーカル・野田洋次郎さんは、常連客として出演するだけでなく、「ウイスキーが、お好きでしょ」をギターで弾き語りします。

サントリーの2025年7月16日付公式発表では、この4人の出演と楽曲の歌唱が明記されています。

「約10年ぶりの刷新」は何が変わったのか

2025年7月22日に公開された新CM発表会のレポートでは、今回の刷新が約10年ぶりであること、蒼井さんが2009年に始まった「あの店」を舞台とするシリーズの4代目店主であることが紹介されています。

2014年から2025年まで井川さんが担当したことを考えると、今回の交代はシリーズにとって大きな節目です。

一方で、店主と客がハイボールを囲むという基本構造は維持されています。

つまり、過去のCMを否定して全面的に作り直したのではなく、長く親しまれた世界観に新しい人物を迎え入れた刷新です。

【2026年最新CM】「歌う人」篇と「花火」篇に登場するのは誰?

2026年に入ってからも、蒼井優さんを店主とするシリーズは続いています。

サントリーの公式CM紹介ページには、2026年の作品として次のタイトルが掲載されています。

2026年1月9日「幸せの角ハイボールの作り方」篇

60秒の動画として公開された作品です。

角ハイボールのおいしさを楽しむための作り方をテーマにしたコンテンツで、商品そのものの魅力にも目を向けた内容です。

2026年4月24日「歌う人」篇

2026年4月24日に公開された「歌う人」篇では、蒼井優さん、染谷将太さん、小林聡美さん、野田洋次郎さんの4人が引き続き出演しています。

CMソングは「ウイスキーが、お好きでしょ」。

歌唱を担当するのは野田洋次郎さんです。

RADWIMPSの公式サイトでも、2025年の「はじまり」篇に続いて野田さんが「歌う人」篇に出演したことが発表されています。

2026年7月4日「花火」篇

2026年7月4日には「花火」篇が公開されました。

サントリー公式YouTubeの作品情報では、出演者として次の4人が掲載されています。

- 蒼井優
- 染谷将太
- 野田洋次郎
- 小林聡美

楽曲も引き続き「ウイスキーが、お好きでしょ」で、歌唱は野田さんです。

ここで注目したいのは、2026年になっても新しい店主への交代が発表されていないことです。

2025年に始まった蒼井さんのシリーズが継続し、作品ごとにテーマを変えながらバーの世界観を広げています。

つまり、2026年の最新CMを探している人は、出演者を改めて探すよりも「歌う人」篇と「花火」篇という作品名で確認すると分かりやすいでしょう。

【CMソング歴代歌手】「ウイスキーが、お好きでしょ」は誰が歌っている?

角ハイボールのCMを語るうえで欠かせないのが、CMソング「ウイスキーが、お好きでしょ」です。

この曲は角瓶のために最初から作られた楽曲ではありません。

もともとは1990年から1991年にかけて放映された「サントリークレスト12年」のCMソングとして制作されたものです。

オリジナル歌手は石川さゆり

最初に歌ったのは石川さゆりさんです。

当時はSAYURI名義で歌唱し、1991年にシングルとして発売されました。

作詞は田口俊さん、作曲は杉真理さんです。

演歌の代表的な歌手として知られる石川さんが、ジャジーで大人びた雰囲気の楽曲を歌ったことも特徴でした。

その後、2007年から角瓶のCMで楽曲が再び使用され、角ハイボールの普及とともに広く知られるようになりました。

角瓶CMを彩った歴代の歌唱アーティスト

角瓶のCMでは、同じ楽曲を複数のアーティストが異なるアレンジで歌い継いできました。

代表的な歌唱者を年代順に並べると、次のようになります。

- 1990~1991年:石川さゆり(SAYURI名義)
- 2009年:ゴスペラーズ
- 2010年:竹内まりや
- 2011年:ハナレグミ
- 2014年:田島貴男
- 2015年:畠山美由紀、一青窈
- 2016年:浜崎貴司
- 2017年:EXILE ATSUSHI
- 2018年:藤巻亮太、二階堂和美
- 2019年:クラムボン
- 2020年:クラムボン(角ハイボール缶のCMでも使用)
- 2021年:折坂悠太
- 2022年:GLIM SPANKY
- 2025年:野田洋次郎
- 2026年:「歌う人」篇、「花火」篇でも野田洋次郎が歌唱

※作品や商品展開によって歌唱者が異なるため、上記は確認できる代表的な起用例です。

この変遷については、音楽ナタリーとぴあが掲載したCM制作関係者へのインタビューでも詳しく紹介されています。

なぜ同じ曲なのに毎回印象が変わるのか

このCMの音楽的な面白さは、楽曲を固定したまま歌い手を変えているところです。

ゴスペラーズのコーラスは華やかさがあり、竹内まりやさんの歌唱は柔らかく洗練された印象を与えます。

ハナレグミや田島貴男さんなどの個性的な歌唱も、それぞれ異なる表情を生み出してきました。

2021年には折坂悠太さん、2022年にはGLIM SPANKYが起用されています。

2025年からは野田洋次郎さんがギターの弾き語りで歌唱し、楽曲に新しい解釈を加えました。

CM制作を担当した赤松隆一郎さんは、ぴあのインタビューで、歌い出しの最初の数秒が重要であり、歌い手の声を生かすために細かな調整を行っていることを説明しています。

単に人気歌手を起用するのではなく、CMのストーリーや登場人物の雰囲気に合う声を選んでいるわけです。

【プロの結論】角ハイボールCMの歴代出演者が長く愛される3つの理由

歴代CMを比較すると、長く支持されてきた理由は、出演者の知名度だけでは説明できません。

1. 店主を交代しても世界観を残している

小雪さんから菅野美穂さん、井川遥さん、蒼井優さんへと店主は変わりました。

しかし、バーという舞台、客を迎える店主、グラスを傾けながら交わす会話という基本構造は引き継がれています。

視聴者は新しい女優の登場を楽しみながらも、どこか懐かしい世界に戻ってきたような感覚を持てます。

広告におけるブランド資産の継承という点で、非常に特徴的な手法です。

2. 商品を直接売り込むより、飲む時間を描いている

角ハイボールのCMでは、商品のスペックや価格を強調するよりも、誰と飲むのか、どんな時間を過ごすのかが描かれています。

仕事終わりの一杯、初めて訪れた店での出会い、常連客との何気ない会話。

こうした生活の場面に商品を自然に登場させることで、視聴者は自分自身の時間とCMを重ね合わせやすくなります。

2025年の蒼井さんのシリーズで「寄り道」というテーマが使われたことも、この方向性を引き継いでいます。

3. CMソングを固定せず、歌い手を変えることで鮮度を保っている

同じ曲を異なるアーティストが歌う仕組みは、ブランドの統一感と新鮮さを両立させています。

曲が変わらないため、ブランドの記憶は維持されます。一方、歌声やアレンジが変わるため、新しいCMを見るたびに違う印象が生まれます。

これは、単に過去のヒット曲を使い続けるという発想ではありません。

楽曲そのものをブランドの記憶として育てながら、時代に合わせて表現を更新する戦略です。

よくある誤解と正しい情報
よくある疑問・誤解 正しい情報
井川遥さんが初代店主だった? 初代は小雪さん。井川さんは3代目です。
蒼井優さんは2026年からの出演? 2025年7月に4代目店主として起用されています。
野田洋次郎さんが作曲した曲? 原曲の作詞は田口俊さん、作曲は杉真理さん。野田さんは2025年から歌唱を担当しています。
「ウイスキーが、お好きでしょ」は角瓶専用の新曲? 1990年のクレスト12年CMで使用された楽曲です。
2025年に角瓶の商品自体が全面刷新された? ここでいう約10年ぶりの刷新は、主に「あの店」を舞台にしたCMシリーズの変更です。
2026年に新しい店主が登場した? 2026年の「歌う人」篇と「花火」篇でも蒼井優さんが出演しています。

特に注意したいのは、CMの刷新と商品のリニューアルを混同しないことです。

2025年の大きなニュースは、角瓶の「あの店」シリーズにおける店主交代とCMの刷新でした。

【よくある質問】角ハイボールCMの歴代出演者に関するFAQ

Q1:角ハイボールの歴代CM女優は誰ですか?

A1:バーの女性店主を演じた歴代女優は、小雪さん、菅野美穂さん、井川遥さん、蒼井優さんの4人です。小雪さんが初代、菅野さんが2代目、井川さんが3代目、蒼井さんが4代目となります。

Q2:角瓶の2026年最新CMに出演しているのは誰ですか?

A2:2026年の「歌う人」篇と「花火」篇には、蒼井優さん、染谷将太さん、小林聡美さん、野田洋次郎さんが出演しています。

Q3:野田洋次郎が歌う「ウイスキーが、お好きでしょ」は新曲ですか?

A3:新曲ではありません。1990年にサントリークレスト12年のCMソングとして制作された楽曲で、オリジナル歌唱は石川さゆりさんです。野田洋次郎さんは2025年の角瓶CMから新たな歌唱を担当しています。

Q4:菅野美穂の角ハイボールCMはいつ放映されていましたか?

A4:2011年に小雪さんから店主役を引き継ぎ、2014年2月に井川遥さんが3代目として登場するまで担当しました。

Q5:井川遥の角瓶CMは何年続きましたか?

A5:2014年2月から2025年7月まで、約11年間です。歴代店主の中でも特に長い出演期間となりました。

Q6:蒼井優と染谷将太は角瓶CMで夫婦役ですか?

A6:サントリーの公式発表で紹介されているのは、蒼井さんがバーの店主、染谷さんが初めて訪れる客という役柄です。夫婦役という設定ではありません。

角ハイボールの歴代CMを振り返ると、小雪さんが築いた初代の世界観から、菅野美穂さんの親しみやすい店主像、井川遥さんが約11年間にわたって演じたBAR Lantern、そして蒼井優さんが引き継いだ新しいバーへと、時代に合わせて変化してきたことが分かります。

2025年7月の刷新では染谷将太さん、小林聡美さん、野田洋次郎さんが加わり、新しい人間模様がスタートしました。2026年も「歌う人」篇や「花火」篇が公開され、蒼井さんを中心とする4人の世界観が続いています。

そして、もう一つの主役が「ウイスキーが、お好きでしょ」です。石川さゆりさんのオリジナルから、ゴスペラーズ、竹内まりやさん、ハナレグミ、折坂悠太さんなど、多彩なアーティストによって歌い継がれてきました。

角ハイボールCMの魅力は、出演者が変わっても、あのバーに流れる時間と音楽が受け継がれていることにあります。次に新作が登場するとき、どんなゲストが訪れ、どんな歌声がバーを包むのか。歴代CMを知ってから見ると、何気ない15秒や30秒にも、これまでのシリーズの歴史が感じられるはずです。

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コンテンツディレクター 椿 花鈴
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