2020年のお正月スペシャルでは、芸能人の知識、味覚、音感、観察力が試される6つのチェックが用意されました。
特徴的だったのは、単純に高級品と安価な品物を見分けるだけではなかったことです。プロとアマチュアの実力差や、目に見えない音色の違いなど、経験があっても判断に迷う問題が並びました。
ABCテレビの公式番組アーカイブに掲載された出題内容を中心に、順番に振り返ります。
第1問:ワイン|100万円のシャトー・ラトゥール最初のチェックは、毎年恒例のワインの飲み比べです。
登場したのは、フランス・ボルドーの五大シャトーの一つとして知られる「シャトー・ラトゥール」の1959年ヴィンテージ。
比較対象は1本5,000円のテーブルワインでした。
| 比較項目 | 内容 |
|---|---|
| 正解 | シャトー・ラトゥール1959年 |
| 正解ワインの価格目安 | 100万円以上 |
| 不正解 | 5,000円のテーブルワイン |
GACKTはこの難問を正解。和田アキ子、比嘉愛未、吉岡里帆らも正解しました。
一方、乃木坂46のメンバーや志村けんらは不正解となり、序盤からチーム間で明暗が分かれました。
第2問:吹奏楽|プロと実力派高校生の演奏を聴き分ける2問目は音感を試す吹奏楽のチェック。
比較されたのは、プロの楽団「ハーツ・ウインズ」と、東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部です。
高校生側も全日本吹奏楽コンクールで実績を持つ実力校。単純にプロと高校生という肩書だけで判断できる問題ではありませんでした。
ここで大きな波乱を起こしたのが鬼龍院翔です。
音楽活動をしている鬼龍院が、この吹奏楽の問題で不正解。パートナーのGACKTを苦しめる展開になりました。
チーム名は「全問正解」だっただけに、早くも名前と現実が食い違う結果となります。
第3問:社交ダンス|世界的プロとアマチュアの違い3問目は社交ダンス。
登場したのは次の3段階のダンサーです。
- 世界的なプロダンサー
- トップレベルのアマチュア
- 趣味で楽しむアマチュア
正解は世界的なプロダンサー。
この問題には通常とは異なるペナルティーが設定されていました。
| 選択したダンサー | 結果 |
|---|---|
| 世界的なプロ | 正解 |
| トップレベルのアマチュア | 1ランクダウン |
| 趣味のアマチュア | 2ランクダウン |
単なる技術の上手・下手だけではなく、姿勢、動きの滑らかさ、身体の使い方などを見極める必要があります。
GACKTと鬼龍院のチームは、このチェックをクリアしました。
第4問:味覚|最高級うなぎを見抜けるか4問目は味覚チェック。
日刊スポーツの放送内容報道によると、名店の最高級うなぎとスーパーで販売される中国産うなぎを食べ比べる問題でした。
目隠しをした状態では、産地や価格、見た目といった情報が使えません。
問われるのは、身の食感、脂の質、風味、焼き上がりなどを含めた味覚です。
GACKTと鬼龍院のチームは正解。一方、吉岡里帆と千葉雄大のチーム、志村けんとタカアンドトシのチームは不正解となりました。
第5問:四重奏|総額38億円の世界的名器5問目は音感の勝負です。
世界的な名器を使った四重奏と、初心者向けの楽器による四重奏を聴き比べます。
ABCテレビの公式アーカイブによると、正解側の楽器には以下の名器が用意されていました。
- ストラディバリウス・ファルモス
- グァルネリ・デリ・ジェス クラスナー
- ジェセフ・グァルネリ
- マッテオ・ゴフリラー トランプラー
正解側の楽器の総額:約38億円/比較対象:約130万円
世界的な名器と初心者用楽器では価格に大きな差がありますが、値段を知らずに音だけで判断するのは簡単ではありません。
GACKTは正解し、個人連勝記録を伸ばす要因の一つになりました。
第6問:牛肉|松阪牛・ウルグアイ産牛肉・豚肉の三択最後の問題は牛肉の味覚チェックです。
今回は通常の高級肉と安価な肉の比較に加えて、絶対に選んではいけない食材が用意されていました。
| 選択肢 | 食材 | 内容 |
|---|---|---|
| A | ウルグアイ産牛肉 | 100g約300円 |
| B | カナダ産豚肉 | 絶対ありえへん食材 |
| C | 松阪牛 | 最高級サーロイン |
正解はCの松阪牛。
Aのウルグアイ産牛肉を選ぶと通常の不正解ですが、Bの豚肉を選ぶと、その瞬間に「映す価値なし」となって画面から消える特別ルールが適用されます。
鬼龍院翔はAを選び、不正解。GACKTのチームは最終的に三流芸能人となりました。
この問題では和田アキ子と志村けんがBを選び、両チームが一瞬で画面から消えるという衝撃的な結末を迎えました。
【出演者一覧と最終結果】7チームの顔ぶれとランクを一覧表で比較

2020年のお正月スペシャルには、7チームが参加しました。
司会は浜田雅功と伊東四朗。進行はABCテレビアナウンサーのヒロド歩美が担当しています。
出演者の顔ぶれをチーム別に整理すると、次のとおりです。
2020年の出演者・チーム・最終ランク出典:ABCテレビの出演者情報、放送内容を記録した結果一覧。
乃木坂46の白石麻衣・秋元真夏ら4人も参戦乃木坂46からは、白石麻衣、秋元真夏、堀未央奈、齋藤飛鳥の4人が参加しました。
4人という人数構成は、ほかの2人組チームとは異なる特徴です。
最終的には二流芸能人で終了。トップの一流芸能人には届きませんでした。
特に最後の牛肉チェックは、メンバー間の選択が分かれたことでも注目されました。白石麻衣と秋元真夏のペアを含む乃木坂46チームも、最後まで油断できない展開となったのです。
浜田雅功・伊東四朗の司会進行も見どころ番組を盛り上げたのは、浜田雅功と伊東四朗のコンビです。
浜田は回答者の迷いや失敗を逃さず、スタジオの緊張感を笑いに変える役割を担いました。
一方、伊東四朗は番組を支えるもう一人の司会者として参加。
出演者の真剣な表情と、司会者のリアクションが組み合わさることで、単なる正解・不正解の発表以上のエンターテインメントが生まれていました。
【GACKTと鬼龍院翔】個人62連勝なのにチームが三流になった理由
2020年の格付けチェックを語るうえで欠かせないのが、GACKTと鬼龍院翔のコンビです。
GACKTは出演時点で個人58連勝中。番組でも屈指の正解率を誇る存在でした。
そこに組み合わされたのが、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔。
チーム名は「チーム全問正解」。名前だけを見れば圧倒的な優勝候補ですが、実際には鬼龍院のミスがチームを苦しめることになります。
GACKTは何問正解して62連勝になった?日刊スポーツの報道によると、GACKTは次の4ジャンルで正解しました。
1. ワイン
2. 社交ダンス
3. 味覚
4. 四重奏
これらの正解によって、個人連勝記録は62連勝に到達しました。
重要なのは、個人記録とチームの最終ランクは同じものではないという点です。
GACKT個人が正解を積み重ねても、チームメイトの判断によってチーム全体のランクは下がります。
そのため、個人62連勝を達成しながら、チームが三流芸能人で終わるという、一見矛盾した結果が成立しました。
鬼龍院翔の吹奏楽の不正解が波乱の始まり特に印象的だったのが、2問目の吹奏楽です。
音楽活動を行う鬼龍院翔が、プロの楽団と高校生の楽団を聴き分ける問題で不正解。
この結果はGACKTにとっても予想外だったようで、番組内では鬼龍院の判断に対する厳しい反応が見られました。
音楽に携わる人物だからこそ、間違えてほしくないという期待があったのでしょう。
この場面は、GACKTの連勝記録だけを追いかけていた視聴者にとっても意外性のある展開でした。
牛肉の問題では鬼龍院が再び不正解最後の牛肉チェックでも、鬼龍院は正解の松阪牛ではなく、ウルグアイ産牛肉を選択しました。
本人は過去のGACKTの牛肉に関するコメントを参考に判断したと、放送を振り返る記事で紹介されています。
しかし、結果は不正解。
このとき、GACKTが鬼龍院に向けた言葉が大きな話題になりました。
まぁ、人生いろいろあるわな…
厳しい結果を受け止めながらも、鬼龍院を一方的に責め続けるのではなく、最後には笑いを交えたやり取りへと変わっていきました。
鬼龍院翔のスライディング土下座も話題に鬼龍院翔のもう一つの名場面が、スライディング土下座です。
間違えてはいけないというプレッシャーの中で、チームメイトのGACKTに申し訳ないという気持ちが表情や行動に表れました。
オリコンも、鬼龍院のスライディング土下座を2020年のお正月スペシャルの印象的な出来事として取り上げています。
GACKTが62連勝を維持したことと、鬼龍院がミスを重ねたこと。
この対照的な構図こそ、2020年の放送が記憶に残る大きな理由です。
【映す価値なしの衝撃】和田アキ子と志村けんが最後に消えた理由
2020年の放送で、GACKTと鬼龍院以外にも大きな注目を集めたのが、和田アキ子と古舘伊知郎の「チーム名司会者」、そして志村けんとタカアンドトシの「チーム芸人」です。
この2チームは、最終問題まで残っていたにもかかわらず、最後の牛肉チェックで画面から消える結果になりました。
和田アキ子・古舘伊知郎は最後まで一流を守っていたチーム名司会者は、最終問題に入る前まで一流芸能人としてのランクを維持していました。
しかし、和田アキ子が選んだのは、絶対に選んではいけない食材であるカナダ産の豚肉。
通常の間違いとは異なり、この選択には即時消滅のペナルティーがありました。
その結果、古舘伊知郎とともに映す価値なしに転落。
最後の最後で一流芸能人の座を失う、まさに大波乱の結末でした。
志村けん・タカアンドトシも同じ結末にチーム芸人も同様に、牛肉の問題で豚肉を選択。
志村けんとタカアンドトシのチームも映す価値なしとなりました。
ベテラン芸人であっても、最後の問題で間違えれば容赦なく消える。
番組の厳しいルールが、これ以上ない形で表れた瞬間でした。
「映す価値なし」は単なる最下位ではないこの番組の面白さは、ランクが下がるたびに出演者の扱いまで変わっていくところです。
一流芸能人から普通、二流、三流、そっくりさんと段階的に降格し、最後は映す価値なし。
最後の段階では、テレビ画面から出演者そのものが消えてしまいます。
2020年は7チームのうち2チームが、この最終段階に到達しました。
一流の芸能人として出演したはずの和田アキ子や志村けんが消える展開は、番組のルールが生む象徴的な名場面となりました。
【歴代結果と比較】2019年・2020年・2021年で何が変わった?
2020年の格付けチェックをより深く理解するには、前後の放送回と比較すると分かりやすくなります。
特に注目したいのは、GACKTの連勝記録と番組の視聴率です。
GACKTの連勝記録の推移| 放送年 | 個人連勝記録 | パートナー |
|---|---|---|
| 2019年 | 58連勝 | YOSHIKI |
| 2020年 | 62連勝 | 鬼龍院翔 |
| 2021年 | 65連勝 | 倉田大誠ではなく、GACKTの個人記録として更新 |
2019年はYOSHIKIと組んで出演し、チームとして一流芸能人を維持。
2020年は鬼龍院翔と組み、GACKT自身は62連勝を達成したものの、チームは三流芸能人に降格しました。
翌2021年には65連勝を達成しています。
お正月スペシャルの視聴率比較2019年から2021年までの視聴率は次のように推移しました。
- 2019年:19.7%
- 2020年:21.2%
- 2021年:22.8%
2020年は当時の番組過去最高となる21.2%を記録しました。
翌2021年には22.8%となり、2020年の記録をさらに上回っています。
この数字からも、2020年のお正月スペシャルがシリーズの盛り上がりを支えた重要な放送回だったことが分かります。
2020年が特に印象的だった理由2019年はGACKTとYOSHIKIという、音楽界を代表する2人の組み合わせが注目を集めました。
それに対して2020年は、GACKTと鬼龍院翔という組み合わせ。
個人連勝記録を持つGACKTが、パートナーの判断によってチームとして苦境に立たされるという構図が生まれました。
また、和田アキ子と志村けんという大物出演者まで最後に画面から消える展開もありました。
一流の芸能人が正解し続ける姿だけではなく、誰もが間違える可能性を持っているという番組の原点が、強く表れた回だったのです。
【プロの結論】格付けランクダウンの仕組みと2020年の本当の見どころ
2020年の結果を正しく理解するためには、格付けチェック独自のランク制度を知っておく必要があります。
この番組は、単純なクイズの正解数を競うものではありません。
チームとしての判断がランクに反映され、問題によっては通常より厳しいペナルティーが設定されています。
格付けランクダウンの基本ルール格付けランクの6段階
一流芸能人
最高ランク。正解を重ねて維持を目指す。
普通芸能人
一流から1段階ダウン。
二流芸能人
さらに1段階ダウン。
三流芸能人
一流とは大きく差がついた状態。
そっくりさん
芸能人としての格付けがさらに低下。
映す価値なし
画面から出演者が消える。
ABCテレビの番組概要に記載された基本ランク制度を整理。
2020年の放送では、通常の不正解以外にも、特別なペナルティーが設定されていました。
| チェック | 特別ルール |
|---|---|
| 社交ダンス | トップアマチュアは1ランク、趣味のアマチュアは2ランクダウン |
| 牛肉 | カナダ産豚肉を選ぶと即座に映す価値なし |
| 最終問題 | 普通芸能人が正解すると一流芸能人に戻れる特別ルール |
つまり、同じ不正解でも、問題によって失うランクが違います。
特に牛肉の問題は、それまで積み上げてきた結果を一瞬で失う可能性がありました。
2020年の結果から分かる3つのポイント1. 個人の能力とチームの結果は別物
GACKTの62連勝は個人の記録です。
一方、三流芸能人という結果はチームとしての最終ランク。
この2つを混同すると、2020年の結果を正しく理解できません。
2. 高級品を知っているだけでは正解できない
ワイン、楽器、料理、ダンスなど、求められる能力は問題ごとに異なります。
専門知識がある分野でも、実際に見極める力がなければ正解できないという点が番組の魅力です。
3. 最後まで一流を維持できるとは限らない
和田アキ子と志村けんのチームは、最後の牛肉チェックで消滅しました。
それまでの実績や芸能界でのキャリアは、最後の判断を免除してくれません。
この厳しさが、視聴者に緊張感を与えています。
【格付けチェック2020】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:格付けチェック2020はいつ放送されましたか?
2020年1月1日(水)午後5時から9時まで、ABCテレビ・テレビ朝日系で放送されました。
Q2:2020年のGACKTの個人連勝記録は何連勝ですか?
62連勝です。鬼龍院翔とチームを組み、チームは三流芸能人に降格しましたが、GACKT個人の連勝記録は維持されました。
Q3:格付けチェック2020で映す価値なしになったのは誰ですか?
チーム名司会者の和田アキ子・古舘伊知郎と、チーム芸人の志村けん・タカアンドトシです。最後の牛肉チェックで豚肉を選択したことが原因でした。
Q4:乃木坂46の出演メンバーは誰ですか?
白石麻衣、秋元真夏、堀未央奈、齋藤飛鳥の4人です。最終ランクは二流芸能人でした。
Q5:格付けチェック2020のワインは何でしたか?
正解はフランス・ボルドー産のシャトー・ラトゥール1959年ヴィンテージで、価格は1本100万円以上と紹介されました。比較対象は5,000円のテーブルワインです。
Q6:GACKTと鬼龍院翔のチームはなぜ三流芸能人になったのですか?
吹奏楽や牛肉などのチェックでチームとして不正解になったためです。GACKT自身は個人記録を更新していましたが、チームのランクは別に判定されました。
2020年1月1日の『芸能人格付けチェック!お正月スペシャル』は、GACKTの個人62連勝という記録と、チーム全問正解の三流芸能人への降格という、対照的な結果が生まれた放送回でした。
ワイン、吹奏楽、社交ダンス、味覚、四重奏、牛肉という6つの問題は、それぞれ異なる能力を試す構成。鬼龍院翔の不正解、スライディング土下座、和田アキ子と志村けんの画面消滅など、印象的な場面が続きました。
最終的には、二流芸能人が4チーム、三流芸能人が1チーム、映す価値なしが2チーム。一流芸能人と普通芸能人、そっくりさんは該当なしという結果になりました。
2026年に改めて振り返っても、2020年のお正月スペシャルは、GACKTの圧倒的な個人記録だけでは語り尽くせない回です。チーム戦ならではの難しさと、最後の一問で運命が変わる格付けチェックの醍醐味が凝縮されています。
歴代の放送を比較するときも、個人連勝記録とチーム最終ランクを分けて見ることが、番組の結果を正確に理解するポイントです。