2026年11月1日時点で、オリックスの契約更改は集計対象57人中0人が更改済み、57人が未更改となっている。プロ野球のシーズン終了直後にあたるため、現段階では2027年の新しい年俸が決まった選手はいない。
この人数は、野球データサイト「DEPTH//CHART」が11月1日までの報道を反映してまとめたものだ。球団が公式に発表した更改人数ではなく、報道ベースの集計として捉える必要がある。現時点で増額・減額ともに0人というのも、交渉結果がまだ公表されていないことを意味する。
10月26日に来季の支配下契約を結ばないと通告された5選手契約更改の動向を見るうえで、先に押さえておきたいのが球団の人員整理だ。
オリックス球団は2026年10月26日、以下の5選手に対して来季の支配下選手契約を結ばないと通告した。
- 東晃平投手
- 曽谷龍平投手
- 藤川敦也投手
- 横山楓投手
- 川瀬堅斗投手
これは球団公式発表によるもので、通常の契約更改で提示される年俸の増減とは異なる手続きだ。選手の今後の進路や育成契約への移行など、それぞれの状況を分けて確認する必要がある。
2026年オフの契約更改速報- 11月1日:更改0人/57人。増額・減額ともに0人。
- 10月26日:球団が5選手に来季の支配下契約を結ばないと通告。
- 11月以降:主力選手を含む個別交渉と更改発表が注目される時期。
2026年オフは、2027年のチーム編成を左右する契約交渉に加え、複数年契約の満了を迎える選手の動向も見逃せない。
【2026年版】オリックスの年俸ランキング!主力選手の金額を比較

2027年の年俸を考える前に、比較の基準となる2026年シーズンの推定年俸を整理しておこう。
2025年オフの契約更改報道を基にした2026年の日本人選手の年俸ランキングでは、西川龍馬と森友哉がともに4億円で球団トップ。宮城大弥が2億2000万円で続く。
オリックスの2026年推定年俸上位10人- 1位:西川龍馬 4億円
- 1位:森友哉 4億円
- 3位:宮城大弥 2億2000万円
- 4位:若月健矢 1億8000万円
- 5位:九里亜蓮 1億6000万円
- 6位:田嶋大樹 1億1000万円
- 7位:中川圭太 1億円
- 8位:紅林弘太郎 9500万円
- 9位:頓宮裕真 8500万円
- 10位:山岡泰輔 8000万円
金額は日刊スポーツなどの報道を基にした推定値で、外国人選手と育成選手を除いたランキングだ。球団やNPBが公表した確定的な全選手の給与一覧ではない。
注目4選手の年俸・契約状況・2026年成績| 選手 | 2026年推定年俸 | 前年からの増減 | 2026年成績 | 契約上の注目点 |
|---|---|---|---|---|
| 西川龍馬 | 4億円 | +1億円 | 143試合、打率.271、13本塁打 | 4年契約の3年目 |
| 森友哉 | 4億円 | 現状維持 | 66試合、打率.243、7本塁打 | 4年契約の最終年 |
| 宮城大弥 | 2億2000万円 | +2000万円 | 3試合、1勝1敗、防御率4.05 | 2027年の評価が焦点 |
| 杉本裕太郎 | 7700万円 | +1000万円 | 24試合、打率.164、0本塁打 | 2027年の再評価が焦点 |
この比較で注意したいのは、表の年俸が2026年シーズンに適用された推定額であり、2027年の契約金額ではないことだ。特に複数年契約の選手は、単年契約の選手とは交渉の前提が異なる。
【2027年の年俸予想】宮城大弥・西川龍馬・森友哉・杉本裕太郎の焦点
2026年オフの契約更改で大きな関心を集めるのは、球団を代表する主力選手たちの次年度契約だ。2026年の成績と現在の契約状況を照らし合わせると、それぞれ異なる評価ポイントが見えてくる。
宮城大弥:2026年は登板数が少なく、実績と今季成績の評価が焦点宮城大弥はオリックスの先発投手陣を支える左腕で、2026年シーズンの基準年俸は2億2000万円。2025年オフには前年の2億円から2000万円増で契約を更改している。
2025年は23試合に登板して7勝3敗、防御率2.39、150回1/3を投げて165奪三振を記録した。先発として安定した実績を残し、6年連続の年俸アップも話題になった。
一方、2026年は一軍登板が3試合、1勝1敗、防御率4.05にとどまった。前年までの実績と今季の稼働状況をどう評価するかが、次の交渉で注目される。
ただし、3試合という登板数だけで査定全体を判断するのは早計だ。過去の先発実績、今後の起用見込み、チーム内での役割なども含めて評価される可能性がある。
西川龍馬:4億円の大型契約と2026年のフル出場がポイント西川龍馬は2026年の推定年俸4億円で、球団の日本人選手トップに位置する外野手だ。
2025年オフには3億円から1億円増の4億円で契約を更改。4年契約の2年目を終えた段階での増額だった。2025年は96試合出場で打率.310、5本塁打、40打点を記録している。
2026年は143試合に出場し、打率.271、155安打、13本塁打、54打点。出場機会を確保しながら打線の中心を担った。
2027年に向けては、安定した出場実績と打撃面での貢献が評価材料となる。もっとも、4年契約の途中であり、通常の単年契約選手と同じ条件で単純比較することはできない。
森友哉:4年契約の満了後、2027年の契約がどうなるか森友哉は2023年に西武からFA移籍し、オリックスと4年契約を締結した捕手だ。移籍1年目の活躍を受けて年俸は4億円となり、2025年オフも4億円の現状維持で更改している。
2026年シーズンは66試合出場、打率.243、7本塁打、24打点。出場試合数は限られたものの、捕手としての能力に加え、打線での存在感も評価の対象となる。
森の最大の注目点は契約期間だ。2026年は4年契約の最終年にあたり、2027年に向けては新たな契約条件が焦点となる。4億円という金額がそのまま自動的に継続されるわけではない。
捕手は投手陣との連携や守備面の貢献も大きいポジションだ。打率や本塁打だけでなく、出場機会、捕手としての役割、チーム内での起用方針を合わせて見る必要がある。
杉本裕太郎:2026年の出場機会と打撃成績が評価の分岐点杉本裕太郎は2026年1月28日に契約更改を行い、6700万円から1000万円増の7700万円でサインした。
前年の2025年は119試合に出場し、打率.259、16本塁打、53打点。チームトップの本塁打数を記録し、4年ぶりに規定打席にも到達した。
しかし2026年は24試合出場、打率.164、0本塁打、5打点という成績だった。前年の実績と今季の数字に大きな差があるため、2027年の契約交渉では出場機会や打撃成績が焦点になる。
杉本は過去に本塁打王を獲得した実績も持つ。単純な今季成績だけでなく、過去の実績をどこまで評価するかも見どころだ。
2026年のチーム成績も年俸査定の背景になるオリックスは2026年のパ・リーグ公式戦を65勝76敗2分、4位で終えた。個人成績だけでなく、チーム全体の得点力や投手成績も、次年度の戦力構想を考えるうえで重要な背景となる。
ただし、チームが4位だったから全選手が減額されるという仕組みではない。個人の出場実績や役割、成績、契約条件によって査定は異なる。
【査定の仕組み】オリックスの年俸アップ・ダウンは何で決まる?
契約更改で最も気になるのが、球団が選手の働きをどのように金額へ反映させるかという点だ。
オリックスの選手別の査定配点や評価シートの詳細は一般公開されていない。そのため、特定の成績を残せば必ず何千万円増えるという共通の計算式は示されていない。
野手の査定で注目される指標- 出場試合数:年間を通じて一軍でどれだけ戦力になったか。
- 打率・安打数:打撃の安定性と継続性。
- 本塁打・打点:得点への直接的な貢献。
- OPS:出塁率と長打率を組み合わせた打撃評価。
- 守備・走塁:ポジションごとの役割や試合への貢献。
たとえば西川龍馬の2026年は143試合出場という稼働面が強みになる。一方、杉本裕太郎の場合は前年の16本塁打と今季の0本塁打という成績の違いが、評価を考えるうえで重要になる。
投手の査定で注目される指標- 登板数・先発数:チームの投手運用にどれだけ貢献したか。
- 勝利数・敗戦数:先発投手としての結果。
- 防御率:失点を抑える能力。
- 投球回:長いイニングを任せられる安定性。
- 奪三振・与四球:投球内容を評価する材料。
- 救援成績:ホールドやセーブなど役割に応じた実績。
宮城大弥のように過去の実績が豊富な選手は、当年の登板数だけでは評価を説明しきれない。投球内容や継続的な戦力としての価値も含めた判断が必要になる。
報道の推定年俸と球団の公表額は同じではないプロ野球の年俸ランキングを読むときに注意したいのが、金額の公表方法だ。
契約更改の報道では、選手が契約を終えた後に金額が紹介されることが多い。しかし、記事に記載される「推定」という表現は、実際の契約書の金額をそのまま公表したものとは限らない。
特に以下の3点は混同しやすい。
- 基本年俸:契約上の基本となる年俸。
- 出来高:登板数、出場数、タイトルなど条件達成に応じて支払われる報酬。
- 複数年契約の総額:複数年にわたる契約条件であり、単年度の年俸とは別の数字。
報道機関によって推定額の扱いが異なる場合もあるため、年俸ランキングの数字を実際の手取り額や契約総額と同一視するのは避けたい。
オリックスの歴代年俸一覧から分かるアップ・ダウンの傾向過去の契約更改を見ると、オリックスでは大幅な増額だけでなく、実績や年齢、出場機会の変化に伴う減額も起きている。
2026年の年俸に反映された2025年オフの契約更改では、西川龍馬が1億円増の4億円となった一方、平野佳寿は1億6500万円から5500万円へ1億1000万円の減額となった。
日刊スポーツの集計によると、当時の来季支配下選手では30人が増額、6人が現状維持、17人が減額。球団内でも選手によって評価が大きく分かれていた。
また、過去には2022年の増井浩俊が2億円から7000万円へ減額された例もある。こうした歴代の年俸推移を見ると、知名度や過去のタイトルだけで高額年俸が維持されるわけではないことが分かる。
【契約更改日程・減額制限・現役ドラフト】2026年オフに知っておきたい制度
オリックスの契約更改日程はいつから始まる?プロ野球の契約更改は、シーズン終了後の秋から冬にかけて行われる。選手ごとに交渉日が設定され、契約を終えた選手から球団や報道機関を通じて情報が公表される。
オリックスの2026年オフについては、11月1日時点で選手別の確定した交渉日程は確認できない。したがって、宮城大弥や森友哉、西川龍馬らの交渉日を特定の日付で断定することはできない。
参考になるのが前年度のスケジュールだ。2025年オフは11月10日から契約更改が始まり、12月にかけて多くの選手が交渉を終えた。杉本裕太郎は越年し、2026年1月28日に最後の契約更改を行っている。
2026年オフも、選手ごとに交渉日と発表日が順次明らかになると考えられる。最新情報を追う場合は、球団公式の契約更改情報とスポーツ各紙の報道を照合するのが確実だ。
減額制限とは?1億円を境に上限が変わる契約更改でよく話題になるのが、日本プロフェッショナル野球協約第92条に定められた減額制限だ。
次年度の契約を結ぶ際、原則として年俸を減額できる割合には上限が設けられている。
- 年俸1億円超:最大40%までの減額。
- 年俸1億円以下:最大25%までの減額。
ただし、これは絶対に超えられない減額禁止ラインではない。選手本人が同意した場合には、制限を超える減額で契約することも可能だ。
つまり、減額制限を超えた年俸で契約した選手がいたとしても、それだけで協約違反になるわけではない。球団側の提示と選手側の合意が成立しているかどうかがポイントになる。
オリックスの現役ドラフト2026は12月9日開催契約更改と並んで注目されるのが、現役ドラフトだ。2026年は日本野球機構から12月9日開催と発表されている。
現役ドラフトは、出場機会が限られている選手の移籍を促進し、選手に新しい活躍の場を提供する制度だ。2022年12月に初めて開催され、2026年で5回目となる。
2026年は対象外選手の基準も変更された。主な対象外の条件には、外国人選手、複数年契約選手、来季年俸5000万円以上の選手などがある。ただし、年俸5000万円以上1億円未満については1人に限って対象となる特例がある。
また、2026年の制度改定では、トレードなどで獲得した選手の除外基準も変更された。前年10月から2026年7月31日までに移籍してきた選手も、条件によって対象に含められるようになっている。
契約更改と現役ドラフトは別の制度だが、選手の移籍や来季の編成に関わるため、12月の動向はオリックスファンにとって重要なチェックポイントとなる。
【オリックスの契約更改】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のオリックス契約更改は何人終わっていますか?
A1:2026年11月1日時点では、集計対象57人中0人が更改済みです。これは報道ベースの集計であり、球団の公式発表による更改人数とは区別する必要があります。
Q2:オリックスで2026年の年俸が最も高い選手は誰ですか?
A2:日本人選手では西川龍馬と森友哉が推定年俸4億円でトップです。いずれも2026年シーズンの推定年俸であり、2027年の契約額は別途確認する必要があります。
Q3:宮城大弥の2027年推定年俸はいくらですか?
A3:2026年11月1日時点で2027年の確定した推定年俸は公表されていません。2026年シーズンの基準年俸は2億2000万円で、今季は3試合登板、1勝1敗、防御率4.05でした。
Q4:森友哉の4億円は2027年も維持されますか?
A4:2026年は4年契約の最終年です。2027年の契約条件は新たな交渉が焦点となるため、4億円が自動的に継続されるとは限りません。
Q5:オリックスの年俸は公式に発表されていますか?
A5:契約更改の報道で紹介される金額は推定値である場合が多く、NPBが全選手の年俸を一律に公式公表しているわけではありません。出来高や契約条件も含めて確認することが大切です。
Q6:年俸の減額制限を超えて契約することはできますか?
A6:できます。野球協約では年俸1億円超は40%、1億円以下は25%が原則的な減額制限ですが、選手本人が同意すれば制限を超える減額も認められます。
Q7:オリックスの2026年現役ドラフトはいつ開催されますか?
A7:2026年12月9日に開催予定です。契約更改とは別の制度で、出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目的としています。
2026年11月1日時点のオリックスの契約更改は、集計対象57人中0人。2027年の新しい年俸が明らかになるのは、これから本格化する交渉の結果を待つことになる。
注目選手では、西川龍馬の4億円とフル出場、森友哉の4年契約満了、宮城大弥の登板数と過去の実績、杉本裕太郎の出場機会と打撃成績が、それぞれ異なる評価材料となる。
また、2026年シーズンの推定年俸ランキングと2027年の新契約額を混同しないことも大切だ。複数年契約の有無や減額制限、出来高の扱いによって、表面的な数字だけでは分からない契約の実態が見えてくる。
今後は11月以降の個別交渉、12月9日の現役ドラフト、そして年末から年明けにかけての契約発表が注目される。オリックスの2027年シーズンを占ううえでも、契約更改の金額だけでなく、選手の役割や球団の編成方針まで合わせて追うことが重要だ。