2019年7月10日、週刊文春は、当時『東大王』のレギュラー出演者だった水上颯氏と、元交際相手の女性との間に起きた妊娠・中絶をめぐる問題を報じました。
報道の中心となったのは、A子さんとされる20代女性の証言です。
女性側が証言した交際と妊娠の経緯週刊文春の報道によると、女性は2016年5月ごろに水上氏と知り合い、交際を始めたと説明していました。
女性側の主張を時系列で整理すると、次のようになります。
- 2016年5月ごろ:友人を通じて知り合い、交際が始まったと女性側は説明。
- 2019年3月下旬:避妊をめぐる問題があったと女性側が証言。
- 2019年4月:生理の遅れや妊娠の可能性について、水上氏に伝えたと主張。
- 2019年5月:女性側は一人で中絶手術を受けたと説明。
- 2019年6月15日:水上氏から電話があり、手術について伝えたと証言。
- 2019年7月10日:週刊文春が一連の問題を報道。
女性側は、妊娠の可能性を伝えた後、水上氏の態度が変わったと主張しました。また、妊娠への不安を抱えながら十分な話し合いができず、最終的に一人で手術を受ける決断をしたと説明しています。
ここで押さえておきたいのは、これらが女性側の証言に基づく報道内容だという点です。
女性側が語った妊娠・中絶の経緯と、水上氏側が認めた事実の範囲は同じではありません。
また、女性の実名や顔写真を探す動きも一部のネット記事で見られましたが、一般人である元交際相手のプライバシーを尊重する必要があります。
【双方の説明を検証】水上颯本人とワタナベエンターテインメントの公式回答

今回の報道で特に注目されたのは、女性側の証言に対する水上氏本人の説明と、所属事務所だったワタナベエンターテインメントの回答です。
単純に「報道を認めた」「全面否定した」という二択では整理できません。
水上颯本人は交際を認めていた週刊文春の取材班は、水上氏本人に電話で直接質問しています。
女性との交際について尋ねられた際、水上氏は次のように答えたと報じられています。
「はい、それについては間違いないです」
つまり、女性と交際していたこと自体は認めています。
一方、女性が主張した2019年4月27日の妊娠に関する相談については、本人の説明は異なっていました。
水上氏は、生理が来たかどうかについて自分から尋ねた際、女性から「聞かないでほしい」と言われたため、生理は来たものと思っていたと説明しています。
その後、取材班から詳しい状況を尋ねられると、所属事務所を通して回答したいという意向を示しました。
この説明から分かるのは、交際の事実を認めながらも、妊娠の可能性をいつ、どのように知らされたのかについて、女性側と本人側の認識が異なっていたということです。
ワタナベエンターテインメントの回答内容その後、所属事務所のワタナベエンターテインメントを通じて、文書による回答が示されました。
回答の重要な部分は、交際期間と別れ方についての説明です。
「水上は、2018年初頭から2019年4月までの期間、A子さんと交際をしていました」
加えて、事務所側は2019年4月末に本人同士で真摯に話し合い、別れることになったと説明しました。
また、週刊文春からの質問状には事実無根の記述が含まれており、十分な取材を尽くさないまま記事を作成・掲載しようとしているとして、遺憾の意を表明しています。
つまり、事務所側の回答は、単に交際を否定するものではありません。
交際期間を限定したうえで、別れ方についても女性側とは異なる説明をしたものです。
女性側は事務所の説明に反論事務所側の回答を受け、週刊文春は女性側にも改めて取材しています。
女性は、交際期間について3年以上だったと改めて主張しました。
また、別れ方についても、事務所側の説明とは異なる内容を語っています。
女性側によれば、最後の別れは2019年6月15日の電話で告げられたものであり、4月末に真摯な話し合いをして別れたという説明には納得できないというものでした。
ここに、今回の報道を理解するうえでの大きな対立点があります。
- 女性側:3年以上交際しており、最後の別れは6月15日の電話だった。
- 水上氏側:2018年初頭から2019年4月まで交際し、4月末に話し合って別れた。
双方の説明は、交際期間だけでなく、関係が終わった時期や経緯についても一致していません。
【時系列・関係者一覧】水上颯の中絶報道で確認できる事実と相違点
ここまでの情報を整理すると、今回の問題は複数の論点に分けられます。
特に重要なのは、女性側の証言、水上氏本人の説明、所属事務所の文書回答を混同しないことです。
| 時期・項目 | 出来事・主張 | 情報の位置づけ |
|---|---|---|
| 2016年5月ごろ | 女性側が交際開始と説明 | 女性側の証言 |
| 2018年初頭 | 交際開始時期として提示 | 水上氏側の説明 |
| 2019年3月下旬 | 避妊をめぐる問題があったと女性側が証言 | 女性側の証言 |
| 2019年4月 | 妊娠の可能性について相談したと女性側が主張 | 双方の認識が相違 |
| 2019年4月末 | 話し合いによる別れ | 所属事務所側の説明 |
| 2019年5月 | 中絶手術を受けたと女性側が説明 | 女性側の証言 |
| 2019年6月15日 | 電話で最後の別れを告げられたと女性側が主張 | 女性側の証言 |
| 2019年7月10日 | 週刊文春が女性トラブルを報道 | 公開された報道 |
| 2020年3月 | 『東大王』を卒業 | TBSの番組情報 |
| 2026年11月 | 東京大学の公式プロフィールに助教として掲載 | 大学の公式情報 |
読者が最も知りたいのは、結局、中絶トラブルは事実だったのかという点でしょう。
公開された情報から整理できることは、次のとおりです。
確認できること
- 水上氏が女性との交際を認めたこと。
- 水上氏側が交際期間を2018年初頭から2019年4月までと説明したこと。
- 女性側が3年以上の交際だったと反論したこと。
- 妊娠・中絶をめぐる女性側の証言が週刊文春で報じられたこと。
双方の説明が一致していないこと
- 妊娠の可能性を伝えた時期や伝え方。
- 水上氏が当時どこまで状況を認識していたのか。
- 交際が終わった時期と別れ方。
特に、中絶手術については女性側の証言が報道の中心であり、本人側の説明と事務所回答だけで、その経緯のすべてが確定したわけではありません。
したがって、「水上颯が中絶を強要した」と確定的に表現することも、「報道はすべて虚偽だった」と断定することも、公開情報からはできません。
この区別こそが、2019年の報道を読み直す際の要点です。
【東大王を降板した理由】水上颯はなぜ2020年3月に卒業した?
中絶報道と並んで検索されるのが、水上氏の『東大王』降板の経緯です。
2019年7月に女性トラブルが報道された後、水上氏は番組から姿を消したのでしょうか。
実際の経緯を確認すると、卒業は医学部卒業と医師としての進路に関連していました。
2019年10月に卒業を発表水上氏は2019年10月2日放送の『東大王SP』で、2020年3月いっぱいをもって東大王チームを卒業することを発表しました。
当時、水上氏は東京大学医学部の6年生でした。
医学部を卒業し、研修医として医療の道に進むことから、番組出演も終えるという説明がなされています。
2020年3月18日が最後の出演TBSの番組情報によると、水上氏は『東大王』の放送開始当初から活躍し、チームの大将を2年半務めていました。
2020年3月11日と18日には、水上氏の卒業を記念した2週連続の特別企画が放送されています。
最終回となった3月18日の放送では、伊沢拓司氏との対決も実現しました。
水上氏は後輩たちにチームを託し、東大王チームの新たな体制へとバトンを渡しました。
中絶報道が降板理由だったのか?ここは誤解されやすい部分です。
2019年7月に女性トラブルが報道され、その後の10月に卒業が発表されたため、報道と番組卒業を結び付ける見方もあります。
しかし、TBSが公表した卒業の説明は、医学部卒業と研修医としての進路です。
報道を理由に降板させたという公式発表は確認できません。
また、2019年の報道以前から医学部卒業という節目が近づいていたことも踏まえる必要があります。
したがって、水上颯氏の『東大王』卒業は、公式には医師としての進路を理由とするものとして整理するのが適切です。
【2026年最新】水上颯の現在は?東京大学医学部附属病院の助教
2026年現在の水上颯氏について、最も重要な資料が東京大学の公式教員プロフィールです。
同大学の公式ページには、水上颯(MIZUKAMI So)という氏名が掲載され、職名と所属も明記されています。
東京大学の公式プロフィールに掲載された職名と所属
東京大学公式教員プロフィール水上 颯
MIZUKAMI So
職名
助教
所属
東京大学病院
所属部門
精神神経科診療部門・精神神経科
出典:東京大学公式教員プロフィール。2026年11月確認。
出典確認:
この情報から、水上氏が東京大学病院の精神神経科診療部門に所属する助教として公式プロフィールに掲載されていることが分かります。
なお、職名は「助教」です。「助教授」とは異なる職名なので、検索時には混同しないように注意が必要です。
水上颯は精神科医になった?2023年12月20日付の週刊女性PRIMEの記事では、水上氏が都内の病院で精神科医として勤務していることが紹介されました。
同記事では、医師国家試験に合格したことや、精神科を志望した理由についても取り上げています。
また、勤務先の広報誌に掲載されたコメントとして、発達障害に関する診療経験を積んでいることも紹介されていました。
2026年の東京大学公式プロフィールにある精神神経科という所属とも整合する情報です。
ただし、公式プロフィールが示すのは所属と職名であり、個別の診療内容や勤務スケジュール、担当患者などを公表するものではありません。
芸能活動から医療の道へ水上氏は『東大王』卒業後、テレビへの継続的な出演を中心とした活動から距離を置き、医師としてのキャリアを歩んできました。
2023年には、後輩の鶴崎修功氏が番組を卒業する際、約3年ぶりに『東大王』へ一夜限りで復帰したことも報じられています。
かつてクイズ番組で知識と判断力を競っていた人物が、医学の専門領域で仕事を続けているという点は、現在の水上氏を理解するうえで重要な変化です。
一方、2019年の女性トラブルについて、現在の職名や大学への所属が、その報道内容を肯定したり否定したりするわけではありません。
仕事上の経歴と過去の私生活に関する報道は、別々の問題として捉える必要があります。
【河野玄斗との比較】なぜ東大生の中絶報道が相次いだ?
2019年の水上氏の報道を理解する際、比較対象として挙げられるのが、同年6月に報じられた河野玄斗氏の妊娠・中絶問題です。
河野氏は日本テレビ系『頭脳王』で2連覇した東京大学医学部の学生として知られていました。
水上氏と同じく、知的なイメージを持つ東大生タレントだったことから、両者の報道は当時、並べて取り上げられました。
河野玄斗の報道は2019年6月13日ライブドアニュースが配信した2019年6月13日の記事では、河野氏と女性タレントとの間に妊娠・中絶をめぐる問題が起きたと報じられています。
河野氏は妊娠・中絶に至る経緯を認めたうえで、深く反省している旨を述べたと紹介されています。
その約1か月後の7月10日に、水上氏の女性トラブルが報じられました。
2人の報道における違い| 比較項目 | 水上颯 | 河野玄斗 |
|---|---|---|
| 報道時期 | 2019年7月10日 | 2019年6月13日 |
| 主な活動 | TBS『東大王』 | 日本テレビ系『頭脳王』 |
| 報道内容 | 元交際相手との妊娠・中絶問題 | 女性タレントとの妊娠・中絶問題 |
| 本人側の説明 | 交際は認めたが、妊娠の認識などで女性側と相違 | 妊娠・中絶の経緯を認め、反省の意を示したと報道 |
| 所属・関係者の対応 | 所属事務所を通じて文書回答 | 本人が経緯を認める説明をしたと報道 |
両者に共通するのは、東京大学医学部の学生としてメディアに出演し、知的なイメージで注目を集めていた時期に、女性との妊娠・中絶問題が報道されたことです。
しかし、本人側の説明は異なります。
河野氏については、報道上、妊娠・中絶の経緯を認めて反省を示したとされています。
一方、水上氏は交際を認めながらも、妊娠の可能性をいつ知らされたか、交際がいつ終わったかについて女性側と認識が食い違っていました。
このため、2人の問題を同じ内容だったと扱うことはできません。
なぜ東大生タレントの私生活が注目されたのか背景には、当時のクイズ番組における東大生タレントの存在感があります。
『東大王』や『頭脳王』では、学歴や専門知識だけでなく、回答の速さ、冷静な判断力、個性なども視聴者の関心を集めていました。
その結果、出演者は単なる学生ではなく、テレビを通じて広く知られる存在になっていました。
こうした知的なイメージと、私生活に関する報道とのギャップが、ニュースとして大きく取り上げられた一因と考えられます。
ただし、出演番組や学歴が同じという理由だけで、個々の問題の事実関係まで同一視するべきではありません。
【よくある質問】東大王の中絶報道に関するFAQ
Q1:東大王の水上颯は本当に中絶トラブルを起こしたのですか?
女性側が妊娠・中絶の経緯を週刊文春に証言し、2019年7月10日に報道されました。水上氏は女性との交際を認めましたが、妊娠の認識や交際期間については双方の説明が異なります。公開情報だけで報道された経緯のすべてが確定したとはいえません。
Q2:水上颯の元交際相手は誰ですか?
週刊文春ではA子さんとして報じられた20代女性です。一般人であり、本人の実名や詳しい個人情報を特定できる公的な情報は確認できません。
Q3:水上颯と元交際相手の交際期間は何年ですか?
女性側は3年以上と主張しました。一方、水上氏側は2018年初頭から2019年4月までと説明しています。交際開始時期について双方の認識に違いがあります。
Q4:ワタナベエンターテインメントは中絶報道を認めたのですか?
事務所は交際の事実と交際期間、別れ方について説明しましたが、質問状に事実無根の記述があるとして反論しました。女性側が証言した妊娠・中絶の経緯を全面的に認めたという回答ではありません。
Q5:水上颯はなぜ東大王を卒業したのですか?
2020年3月に東京大学医学部を卒業し、研修医として医師の道に進むためです。TBSの番組情報でも、医学部卒業に伴う卒業として紹介されています。
Q6:水上颯は2026年現在、何をしていますか?
東京大学の公式教員プロフィールでは、助教として掲載されています。所属は東京大学病院の精神神経科診療部門・精神神経科です。
Q7:水上颯は現在、ワタナベエンターテインメントに所属していますか?
2019年の報道当時は、ワタナベエンターテインメントを通じて回答が出されました。一方、2026年の東京大学公式プロフィールには大学での所属と職名が掲載されています。現在の芸能事務所との契約状況については、公式な最新情報を確認できません。
水上颯氏をめぐる中絶報道は、2019年7月10日に週刊文春が取り上げた、元交際相手の女性による妊娠・中絶に関する証言が発端でした。
女性側は3年以上の交際と中絶に至る経緯を説明し、水上氏側は交際自体を認めながらも、交際期間や別れ方、妊娠の認識について異なる説明をしています。ワタナベエンターテインメントも文書で回答しており、双方の主張には現在まで整理すべき相違点があります。
また、『東大王』の卒業については、2020年3月の医学部卒業と研修医への進路が公式に説明されており、中絶報道による降板だったとする根拠は確認できません。
2026年現在の水上氏については、東京大学の公式教員プロフィールに、東京大学病院の精神神経科診療部門・精神神経科に所属する助教として掲載されていることが、最も明確な近況情報です。
今回の問題を理解するうえで大切なのは、女性側の証言、本人の説明、事務所の公式回答、大学の現在のプロフィールをそれぞれ区別することです。過去の報道だけで現在の人物像や医療従事者としての活動を決めつけず、公開された情報に基づいて判断することが大切です。