2026年11月現在、元第73代横綱・照ノ富士は、伊勢ヶ濱親方として伊勢ヶ濱部屋を率いている。現役時代には幕内優勝10回を記録し、大関から序二段まで転落した後、再び横綱に上り詰めた異例の経歴を持つ。2025年1月の引退、同年6月の伊勢ヶ濱部屋継承を経て、現在は後進の育成に取り組んでいる。
一方、2026年には弟子の伯乃富士に対する暴力問題が発覚。日本相撲協会は4月9日、伊勢ヶ濱親方に2階級降格と3カ月間の報酬10%減額を決定した。ただし、師匠の立場は継続している。引退理由から断髪式、暴力問題の経緯、処分後の部屋の運営、そして2026年秋の最新動向までを時系列で整理する。
【照ノ富士の現在】2026年は伊勢ヶ濱親方として部屋を率いる

照ノ富士は2025年1月に現役を引退し、現在は年寄「伊勢ヶ濱」を襲名した伊勢ヶ濱春雄親方として活動している。
現役時代の四股名で知られる照ノ富士は、引退後に年寄「照ノ富士」を襲名した。しかし、2025年6月に師匠の交代と部屋の継承が決まり、年寄名跡も伊勢ヶ濱へ変更された。
2025年6月9日に伊勢ヶ濱部屋を継承日本相撲協会は2025年6月9日付で、年寄名跡と相撲部屋の継承を正式に承認した。
それまで伊勢ヶ濱部屋を率いていたのは、第63代横綱・旭富士の伊勢ヶ濱親方だった。定年を迎えるにあたり、後継者として元横綱照ノ富士が部屋を引き継ぐことになったのである。
先代は年寄「宮城野」を襲名し、照ノ富士は年寄「伊勢ヶ濱」を襲名。現役時代の師匠から、今度は部屋そのものを受け継ぐ立場になった。
この継承は単なる名跡変更ではない。熱海富士、尊富士、翠富士、錦富士など、実力者を多数抱える部屋の運営と、若手力士の育成を担う大きな転換点だった。
2026年11月現在の主な活動伊勢ヶ濱部屋の公式所属者一覧では、伊勢ヶ濱春雄親方が師匠として掲載されている。弟子の稽古指導や部屋の運営に携わり、相撲の普及活動にも取り組んでいる。
2026年10月24日には、横浜市の新横浜公園相撲場で部屋の力士たちと出張稽古を実施。自身が2025年2月に寄贈した土俵で、小中学生や高校相撲部員に胸を出した。部屋が運営する相撲クラブには約30人が所属していると報じられている。
また、2026年10月26日に発表された九州場所の新番付では、伊勢ヶ濱部屋の関取が10人に到達した。1996年初場所の二子山部屋以来、約30年ぶりとなる規模である。
2026年の暴力問題によって指導体制への厳しい視線が注がれる一方、部屋の競技面での成長も続いている。現在の伊勢ヶ濱親方は、横綱としての実績だけでなく、師匠としての責任を問われる段階にある。
【第73代横綱の軌跡】幕内優勝10回と序二段からの復活劇
照ノ富士の相撲人生を語るうえで欠かせないのが、序二段まで落ちた元大関が横綱に昇進したという異例の復活劇だ。
日本相撲協会の公式プロフィールによると、照ノ富士春雄は1991年11月29日生まれ、モンゴル・ウランバートル出身。身長192センチ、体重176キロの体格を生かした右四つと寄りを得意とした。
2015年、23歳で大関に昇進2010年に来日した照ノ富士は、鳥取城北高校を経て大相撲の世界に入った。初土俵は2011年5月の技量審査場所。間垣部屋に入門し、その後、2013年3月に間垣部屋が閉鎖されたことに伴って伊勢ヶ濱部屋へ移籍した。
順調に番付を上げ、2014年3月に新入幕。2015年5月場所では関脇として12勝3敗を記録し、初の幕内優勝を達成した。同年7月には大関へ昇進。23歳で相撲界の最高位に近い地位まで駆け上がった。
両膝の故障と病気で序二段まで転落しかし、大関昇進後は両膝の故障が深刻化し、休場と負け越しが続いた。糖尿病などの健康問題も重なり、かつての力強い相撲を取ることが難しくなっていった。
2017年11月には関脇へ陥落。2018年7月場所には幕下まで転落し、膝の治療に専念するため休場が続いた。
そして2019年3月場所、照ノ富士は西序二段48枚目まで番付を落とした。大関経験者が序二段から再出発するという、極めて厳しい状況だった。
TBS NEWS DIGの引退会見報道によると、本人が最も思い出に残る一番として挙げたのも、序二段に落ちてから再び土俵に立った最初の相撲だった。
5場所で十両復帰、2020年7月には幕内優勝本人にとって序二段での再出発は、単なる番付の一段階ではなかった。大関としての過去をいったん手放し、もう一度力士として歩き始める象徴的な一番だった。
照ノ富士は治療と稽古を重ね、2019年3月場所から土俵に復帰。その後、5場所で十両復帰を果たした。
2020年7月場所では、再入幕したばかりの東前頭17枚目で13勝2敗を記録。幕内2度目の優勝を飾った。
さらに2021年3月場所、5月場所と結果を残し、大関へ復帰。同年9月場所には第73代横綱への昇進を果たした。
序二段から大関復帰を果たすだけでも異例だが、その先に横綱昇進まで実現したことが照ノ富士の相撲人生を特別なものにしている。
幕内優勝10回を達成した横綱照ノ富士の幕内優勝回数は合計10回。2021年9月の新横綱優勝、同年11月の15戦全勝優勝など、横綱としても圧倒的な力を見せた。
2024年7月場所では10回目の優勝を達成。現役最後の時期まで、幕内の頂点を争う実力を示していた。
日本相撲協会の公式記録に残る主な数字は次のとおり。
- 幕内優勝:10回
- 十両優勝:2回
- 幕下優勝:1回
- 殊勲賞:3回
- 敢闘賞:3回
- 技能賞:3回
- 生涯戦歴:523勝275敗231休
- 横綱在位:2021年9月~2025年1月
注目したいのは、優勝回数だけではない。番付の最上位にいた力士が下位まで転落し、そこから再び最高位へ到達したという過程そのものが、照ノ富士の最大の実績といえる。
【引退理由を検証】2025年1月に横綱が土俵を去った背景
照ノ富士が引退を決断した直接的な理由は、長年苦しんできた膝の故障と腰の痛み、そして体力的な限界だった。
2025年1月場所は、2場所連続全休明けの復帰場所だった。初日に若隆景、4日目に翔猿に敗れて2勝2敗となり、5日目から休場。右膝と腰の痛みが重なり、横綱として本来の相撲を取ることが難しくなっていた。
本人が語った引退の決断2025年1月17日、照ノ富士は両国国技館で引退会見を開いた。会見では、思うような相撲が取れなくなり、中途半端な気持ちと体で土俵に立つべきではないと判断したことを説明した。
師匠だった当時の伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)も、膝と腰のけがに加え、体力的にも限界を迎えたことを引退の理由として説明している。
つまり、単純に勝てなくなったから引退したわけではない。横綱として求められる相撲を十分に実現できない状態で、無理に現役を続けることを選ばなかったのである。
横綱としての責任を果たした14年間照ノ富士は会見で、14年間の相撲人生を振り返った。横綱昇進後も両膝のサポーターを着用しながら土俵に立ち続け、休場を挟みながら優勝を重ねてきた。
横綱には、単に勝ち星を積み重ねるだけではなく、番付最上位にふさわしい相撲を見せ続けることが求められる。照ノ富士の場合、故障を抱えながら横綱の責任を果たすこと自体が、現役後半の大きな課題だった。
引退後に後進の指導へ進むことを表明したのも、相撲界との関わりを終わらせるのではなく、役割を変えて競技に貢献する道を選んだからだ。
【照ノ富士の経歴年表】引退から部屋継承・断髪式まで
照ノ富士の歩みを、現役時代から2026年の親方としての活動まで時系列で整理した。
| 時期 | 出来事 | 主な実績・意味 |
|---|---|---|
| 2011年5月 | 初土俵 | 間垣部屋から角界入り |
| 2013年 | 伊勢ヶ濱部屋へ移籍 | 間垣部屋の閉鎖に伴う移籍 |
| 2015年5月 | 幕内初優勝 | 12勝3敗で初の賜杯 |
| 2015年7月 | 大関昇進 | 23歳で大関に到達 |
| 2019年3月 | 序二段で再出発 | 西序二段48枚目から復帰 |
| 2020年7月 | 再入幕優勝 | 13勝2敗で幕内2度目の優勝 |
| 2021年9月 | 第73代横綱昇進 | 横綱として再び頂点へ |
| 2024年7月 | 幕内優勝10回目 | 横綱として10度目の優勝 |
| 2025年1月17日 | 現役引退 | 年寄「照ノ富士」を襲名 |
| 2025年6月9日 | 伊勢ヶ濱部屋を継承 | 年寄「伊勢ヶ濱」を襲名 |
| 2026年1月31日 | 引退相撲・断髪式 | 両国国技館で最後の土俵入り |
| 2026年4月9日 | 暴力問題の処分 | 2階級降格・報酬10%減額 |
| 2026年10月26日 | 部屋の関取10人に到達 | 約30年ぶりの大規模な陣容 |
現役引退後の大きな節目となったのが、2026年1月31日に両国国技館で開催された「照ノ富士引退・伊勢ヶ濱襲名披露大相撲」だ。
午前11時から始まった興行では、照ノ富士の最後の土俵入りが披露された。その後、約330人がはさみを入れる断髪式が行われ、現役時代の師匠である宮城野親方(元横綱・旭富士)が止めばさみを入れた。
最後の土俵入りでは、露払いに大の里、太刀持ちに豊昇龍を従え、不知火型を披露。両膝にサポーターを着けながら四股を踏む姿に、国技館から大きな拍手が送られた。
断髪式は、現役時代の照ノ富士に別れを告げるだけの行事ではない。伊勢ヶ濱親方として新しい責任を担うことを、ファンや関係者に示す節目にもなった。
【2026年の暴力問題】伯乃富士への行為と2階級降格・減俸処分の全容
2026年に照ノ富士改め伊勢ヶ濱親方を巡って最も大きな問題となったのが、弟子の伯乃富士に対する暴力行為だ。
この問題では、伯乃富士による女性への不適切行為と、それを注意する過程で伊勢ヶ濱親方が暴力を振るった行為を分けて考える必要がある。日本相撲協会の2026年4月9日付公表資料には、発生状況から調査結果、処分内容までが記載されている。
発端は2026年2月21日の酒席日本相撲協会の公表資料によると、問題が起きたのは2026年2月21日午前3時ごろから開かれた会員制ラウンジでの会合だった。
伊勢ヶ濱親方、伯乃富士、同部屋の力士、後援者らが同席していた。その場で、伯乃富士が後援者の知人女性に対して、太ももを触るなどの不適切行為を行った。
伯乃富士は泥酔状態だったとされる。後援者からの怒鳴り声を聞いた伊勢ヶ濱親方は、伯乃富士に謝罪をさせるため、いったん店外に出ていた本人を店内に戻させた。
その後、伊勢ヶ濱親方はソファに座った伯乃富士を注意。協会の調査資料によると、拳で左頬付近を1回殴り、続いて平手で顔面を1回叩いた。合計2回の暴力行為だった。
2月23日に自ら申告、24日に協会が事情聴取伊勢ヶ濱親方は2月23日、日本相撲協会の勝ノ浦コンプライアンス部長に電話で自ら暴力行為を報告した。
翌24日には伯乃富士ら関係者とともに協会へ出向き、事情聴取を受けた。協会はコンプライアンス委員会による調査を開始した。
3月の春場所では、伊勢ヶ濱親方は親方としての場所中の職務を休む措置となった。一方、部屋での弟子への指導は続けていた。
4月9日に決定した2階級降格と報酬10%減額日本相撲協会は2026年4月9日の臨時理事会で、伊勢ヶ濱親方への処分を決定した。
処分内容は、委員待遇年寄から年寄への2階級降格と、3カ月間の報酬10%減額である。
協会のコンプライアンス委員会は、親方が弟子に暴力を振るったこと自体を重大な規程違反と判断した。その一方で、次の事情を処分の判断材料として挙げている。
- 暴力行為に常習性が認められず、単発的な事案だったこと。
- 日常的な指導監督に特段の問題は見受けられなかったこと。
- 協会に対して自ら報告し、事実を隠蔽しなかったこと。
- 事実関係を認め、反省していたこと。
これらを踏まえ、降格と報酬減額を併科する処分が妥当とされた。
伊勢ヶ濱親方は処分決定後、謝罪コメントを発表し、次のように述べた。
「いかなる理由があっても暴力は決して許されるものではなく、自身の行動を深く反省しております。」
指導する立場にある師匠が、どのような事情があっても弟子に暴力を振るってはならないという原則を、今回の問題は改めて突きつけた。
伯乃富士にも理事長から厳重注意一方、伯乃富士についても、女性への不適切行為がコンプライアンス規程などに違反すると認定された。
ただし、協会は過去に懲戒処分歴がなかったことや反省していることなどを考慮し、八角理事長による厳重注意とした。
ここで注意したいのは、伯乃富士の行為が伊勢ヶ濱親方の暴力を正当化するものではないという点だ。協会も両者の問題を別々に認定し、それぞれに対応する措置を決めている。
なぜ部屋閉鎖ではなく師匠継続となったのか今回の処分で特に議論を呼んだのが、2階級降格と減俸にとどまり、伊勢ヶ濱親方が師匠を続けることになった点だ。
比較対象として挙げられるのが、2020年に弟子への暴力や暴言が問題となり、部屋閉鎖となった中川親方の事例や、2024年に北青鵬の暴力問題で宮城野部屋が閉鎖された事例である。
2026年4月9日の理事会後、協会側は過去の事例との違いとして、暴力の常習性、自発的な報告の有無、問題を長期間見過ごしていたかどうかなどを説明した。
今回の伊勢ヶ濱親方については、協会への自主申告や単発的な行為であったことなどが考慮され、師匠の交代や部屋閉鎖には至らなかった。
ただし、無条件で従来どおりの運営が認められたわけではない。伊勢ヶ濱部屋は当面、日本相撲協会と伊勢ヶ濱一門の指導・監督下に置かれることになった。
加えて、師匠と部屋付き親方4人が協力する5人体制で、稽古場だけでなく生活面も含めて弟子を指導・監督する方針が示された。
【処分後の伊勢ヶ濱親方】2026年秋の部屋運営と今後の課題
2026年11月現在、伊勢ヶ濱親方は引き続き部屋の師匠を務めている。2026年4月の処分によって師匠の立場を失ったわけではなく、部屋付き親方との集団指導体制の下で運営を続けている。
2026年10月、部屋の関取が10人に到達2026年10月26日、日本相撲協会は九州場所の新番付を発表した。伊勢ヶ濱部屋からは旭富士が新十両に昇進し、部屋の関取が10人に到達した。
関取10人の内訳は次のとおり。
- 関脇:熱海富士
- 小結:義ノ富士
- 幕内:伯乃富士、尊富士、錦富士、寿之富士、嵐富士
- 十両:翠富士、炎鵬、旭富士
同一部屋から関取10人が誕生するのは、1996年初場所の二子山部屋以来、約30年ぶりと報じられた。
伊勢ヶ濱親方は同日の嵐富士の新入幕会見にも同席。師匠として弟子の昇進を支える姿が報じられている。
相撲の普及と次世代育成にも取り組む伊勢ヶ濱親方の引退後の活動は、部屋の力士を育てることだけに限られない。
2026年10月24日には横浜市で出張稽古を実施。自ら寄贈した土俵を活用し、地域の子どもたちや高校生に相撲を指導した。
部屋の相撲クラブを通じた子どもたちへの普及活動は、現役時代に培った経験を次世代へ伝える取り組みでもある。
加えて、伊勢ヶ濱部屋の公式発信では、2026年10月にも新入幕力士の報告などが掲載されている。部屋の活動は継続しており、伊勢ヶ濱親方が指導者として表舞台に立つ機会も続いている。
今後の評価を左右するのは部屋の管理体制2026年の問題を経て、伊勢ヶ濱親方に求められているのは、優秀な力士を育てることだけではない。
相撲部屋は、師匠と弟子が日常生活を共にする特殊な組織でもある。稽古場での技術指導と、生活面での管理・監督が密接に結び付いているため、指導者の行動は部屋全体の信頼に直結する。
今回の集団指導体制は、師匠一人に権限と責任を集中させず、複数の親方が弟子の生活と稽古を確認する仕組みといえる。
部屋の関取が10人になったことは競技面での成果だが、それだけで管理体制の問題が解消したことにはならない。今後は、力士の成績と同時に、暴力の再発防止や相談できる環境の整備が重要な評価基準となる。
【プロの結論】照ノ富士の本当の功績は復活と次世代への継承にある
照ノ富士の相撲人生には、大きく分けて3つの転換点がある。
1つ目は、序二段まで落ちながら再び大関、そして横綱に上り詰めた現役時代。2つ目は、2025年に引退して伊勢ヶ濱部屋を継承したこと。3つ目は、2026年の暴力問題を経て、師匠としての責任を改めて問われる立場になったことだ。
特に序二段からの復活は、単なる精神論だけでは説明できない。膝の治療、相撲の取り口の修正、師匠の指導、周囲の支援など、複数の条件が重なって実現したものだった。
同じように、親方としての成功も個人の相撲実績だけでは決まらない。弟子の成長を支える指導力、部屋全体の組織運営、暴力を防ぐ仕組み、協会との信頼関係が必要になる。
2026年秋の伊勢ヶ濱部屋は関取10人という大きな成果を上げている。しかし、2026年4月の処分によって明らかになった管理上の課題は、引き続き向き合うべき問題である。
照ノ富士が横綱として築いた実績は揺るがない。これから伊勢ヶ濱親方が築くべき実績は、強い力士を育てることと、安心して稽古に打ち込める部屋をつくることの両立にある。
【照ノ富士の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:照ノ富士は2026年現在、何をしている?
A1:年寄「伊勢ヶ濱」を襲名し、伊勢ヶ濱部屋の師匠として後進の指導と部屋の運営を行っている。2026年10月には出張稽古や新入幕力士の会見にも参加している。
Q2:照ノ富士の引退理由は何だった?
A2:長年苦しんできた両膝の故障や腰の痛み、体力的な限界が主な理由。2025年1月場所で復帰したものの、思うような相撲が取れず、1月17日に引退を発表した。
Q3:照ノ富士の引退相撲と断髪式はいつ行われた?
A3:2026年1月31日に両国国技館で開催された。最後の土俵入りを披露した後、約330人がはさみを入れ、元師匠の宮城野親方が止めばさみを入れた。
Q4:伊勢ヶ濱親方の2026年の暴力問題はどうなった?
A4:弟子の伯乃富士に対する暴力行為について、日本相撲協会が2026年4月9日に2階級降格と3カ月間の報酬10%減額を決定した。師匠の立場は継続し、部屋は協会と一門の監督下で5人の親方による集団指導体制となった。
Q5:照ノ富士の幕内優勝は何回?
A5:幕内優勝は合計10回。2015年5月の初優勝から2024年7月の10回目の優勝まで、関脇、大関、横綱として賜杯を獲得した。
照ノ富士は2025年1月に現役を引退し、同年6月に伊勢ヶ濱部屋を継承した。序二段から第73代横綱へ復活し、幕内優勝10回を記録した実績は、大相撲の歴史に残るものだ。
一方、2026年には弟子の伯乃富士への暴力問題で2階級降格と減俸処分を受けた。師匠を続けることは認められたものの、部屋の運営は協会と一門の監督下に置かれ、5人の親方による集団指導体制が導入された。
2026年10月には伊勢ヶ濱部屋の関取が10人に到達し、競技面では大きな成果も生まれている。今後の焦点は、こうした力士の育成実績を維持しながら、暴力のない健全な指導環境を確立できるかどうかだ。
横綱としての復活劇を終えた伊勢ヶ濱親方にとって、次の挑戦は部屋の未来をつくること。その指導者としての歩みが、今後の相撲界における評価を左右することになる。
主な参照資料: 日本相撲協会公式プロフィール・引退承認発表・部屋継承発表、伊勢ヶ濱部屋公式サイト、2026年4月9日付日本相撲協会処分公表資料、TBS NEWS DIG、日刊スポーツ、スポニチ、スポーツ報知。