2026年の女子バレー日本代表は、フェルハト・アクバシュ監督のもと、37人の登録メンバーで新シーズンに臨みました。日本バレーボール協会(JVA)が4月15日に発表したメンバーには、主将の石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子ら実績のある選手に加え、代表初選出となる14人が名を連ねています。
注目したいのは、37人全員が同じ大会に出場するわけではないことです。ネーションズリーグ2026では28人が大会ページに掲載され、9月の第20回アジア競技大会では12人が選出されました。登録メンバーと実際の大会出場メンバーを区別することが、2026年の女子日本代表を理解するポイントです。
【2026年最新】女子バレー日本代表メンバー37人の全体像

2026年度の女子日本代表登録メンバーは、4月15日にJVAから正式発表されました。選出したのは、引き続きチームを率いるフェルハト・アクバシュ監督です。
今回の特徴は、経験豊富な選手と若い世代を組み合わせた選考です。2024年パリオリンピックを経験した石川真佑らを軸に、大学生や高校生も含めた37人が登録されました。
ポジション別の内訳は次のとおりです。
- アウトサイドヒッター(OH):14人
- ミドルブロッカー(MB):10人
- セッター(S):8人
- リベロ(L):5人
主将はアウトサイドヒッターの石川真佑。攻撃の中心を担う選手だけでなく、セッターやミドルブロッカーにも複数の新戦力が加わっています。
なお、37人はシーズンを通じた登録メンバーであり、各大会の最終エントリーとは異なります。JVAの発表でも、この登録選手から随時選抜された選手が合宿や大会に参加する仕組みが説明されています。
出典:日本バレーボール協会「2026年度バレーボール女子日本代表チーム 登録メンバー決定」。
【完全一覧】女子バレー日本代表37人のポジション・身長・年齢・所属チーム
以下は、JVAの2026年度女子日本代表登録ページに掲載されている37人をポジション別に整理した一覧です。
年齢は2026年11月3日時点の満年齢、生年月日から算出しています。所属チームと身長はJVAの選手プロフィールを基準としています。
OH=アウトサイドヒッター/MB=ミドルブロッカー/S=セッター/L=リベロ
選手名の表記について:JVAの年度登録ページでは「大友美空」、ネーションズリーグやアジア競技大会の選手ページでは「秋本美空」と掲載されています。生年月日、身長、所属チームが一致する同一選手です。大会別の名簿を確認するときは、各大会の登録表記にも注意してください。
また、一覧から分かるように、身長は158cmから185cmまで幅があります。最も高い選手は荒木彩花や大友美空らの185cm、最も低い選手は小島満菜美と西崎愛菜の158cmです。
出典:日本バレーボール協会・2026年度女子日本代表選手プロフィール、JOC選手情報。
【初選出14人】2026年の新メンバーは誰?注目の若手と経験者
2026年度の選考で大きな話題となったのが、代表初選出14人の存在です。
初選出という言葉は、シニアの日本代表への初選出を意味します。年代別代表や学生大会などで経験を積んできた選手も含まれており、全員が競技経験の浅い新人というわけではありません。
4月15日の発表で初選出とされた14人は、次のとおりです。
セッター(4人)
- 栄絵里香
- 花岡千聡
- 二宮みずき
- 小林天音
アウトサイドヒッター(6人)
- 鴫原ひなた
- 川添美優
- 大森咲愛
- 佐藤彩夏
- 忠願寺莉桜
- 大雲舞子
ミドルブロッカー(4人)
- 井上未唯奈
- 馬場柚希
- 甲萌香
- 山下裕子
今回の初選出組には、高校生4人が含まれています。忠願寺莉桜、大雲舞子、山下裕子、小林天音です。大学生の大森咲愛や馬場柚希、東京女子体育大学の佐藤彩夏など、学生カテゴリーから代表候補へと進んだ選手も目立ちます。
35歳の栄絵里香と高校生選手が同じ代表候補に特に象徴的なのが、セッターの栄絵里香です。35歳でシニア日本代表に初選出され、若い選手とは異なる経験値を持ち込む存在となりました。
一方、小林天音や大雲舞子は高校生年代の選手です。代表活動を通じて国際レベルの練習やチーム戦術を経験できることは、今後の成長にもつながります。
ベテランの経験と若手の成長機会を同時に確保する構成は、2028年ロサンゼルスオリンピックを見据えた選手層の形成という観点からも注目されます。
初選出14人の内訳と氏名は、日本バレーボール協会の発表を報じた日刊スポーツの2026年4月15日付記事でも確認できます。
【大会別メンバーを比較】ネーションズリーグ2026とアジア競技大会はどう違う?
37人の登録メンバーと大会別の出場選手を混同しやすい点には注意が必要です。2026年はネーションズリーグとアジア競技大会で、選考人数も顔ぶれも異なりました。
ネーションズリーグ2026の女子日本代表2026年のネーションズリーグでは、JVAの大会ページに28人が掲載されました。37人の年度登録メンバー全員が出場したわけではありません。
主な選手には、主将の石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子、関菜々巳、山田二千華らが含まれています。
また、週ごとに出場選手やリザーブの扱いが異なる仕組みになっており、28人全員がすべての試合に出場したわけではありません。
大会結果は日本が最終7位。7月22日の準々決勝ではブラジルに1対3で敗れ、決勝ラウンドで敗退しました。
出典:日本バレーボール協会「バレーボールネーションズリーグ2026」大会ページ。
アジア競技大会2026の女子日本代表は12人第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)の女子バレーボール日本代表は、12人で編成されました。
選出された選手は以下のとおりです。
アウトサイドヒッター(6人)
- 和田由紀子
- 佐藤淑乃
- 鴫原ひなた
- 廣田あい
- 北窓絢音
- 秋本美空
ミドルブロッカー(3人)
- 山田二千華
- 山口真季
- 井上未唯奈
セッター(2人)
- 関菜々巳
- 塩出仁美
リベロ(1人)
- 西崎愛菜
注目すべき変更点は、年度登録メンバーで主将を務めた石川真佑がアジア競技大会の12人には入らず、関菜々巳が大会のキャプテンを務めたことです。
また、リベロも福留慧美ではなく西崎愛菜が選ばれました。大会の編成に応じて、同じポジションの選手でも起用される顔ぶれが変わっています。
大会は9月22日に決勝を迎え、日本は中国に0対3で敗れて準優勝。銀メダルを獲得しました。準決勝では韓国を3対0で破って決勝に進出しています。
出典:日本バレーボール協会「第20回アジア競技大会 日本代表メンバー・試合結果」。
37人・28人・12人の違いを理解する2026年の女子日本代表を整理すると、数字の意味は次のようになります。
- 37人: 年度を通じた代表登録メンバー
- 28人: ネーションズリーグの大会ページに掲載された選手
- 12人: アジア競技大会の正式な出場メンバー
もう一つ注意したいのが、8月に中国・天津で開催された女子アジア選手権と、9月の愛知・名古屋アジア競技大会は別の大会だという点です。女子アジア選手権では14人が選出されており、アジア競技大会の12人とは異なる編成でした。
「アジア大会の日本代表」と検索した際には、アジア選手権の情報が混在していないかを確認すると、メンバーの取り違えを防げます。
【注目選手を解説】石川真佑・佐藤淑乃・和田由紀子の役割
2026年度の女子日本代表を追ううえで、まず押さえておきたいのが石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子の3人です。
石川真佑:チームをまとめる主将26歳・174cm・アウトサイドヒッター
所属:エジザジュバシュ(トルコ)
石川真佑は2026年度の女子日本代表主将です。2024年パリオリンピックを経験した選手として、国際大会での対応力やチームをまとめる役割が期待されます。
ネーションズリーグでは主将を務めましたが、アジア競技大会ではメンバーから外れました。この違いは、年度登録の主将と大会ごとのキャプテンが必ずしも一致しないことを示しています。
佐藤淑乃:攻撃の中心を担うアウトサイドヒッター24歳・178cm・アウトサイドヒッター
所属:ヴェロ・バレー・ミラノ(イタリア)
佐藤淑乃は、2025年のネーションズリーグや世界選手権でも日本の上位進出に貢献した選手です。2026年も代表に選ばれ、ネーションズリーグとアジア競技大会の両方でメンバー入りしました。
178cmの身長を生かした攻撃に加え、国際舞台での経験を積み重ねている点も注目材料です。
和田由紀子:海外クラブでも経験を積む攻撃の担い手24歳・175cm・アウトサイドヒッター
所属:UYBAバレー・ブスト・アルシーツィオ(イタリア)
和田由紀子も、2026年の主要大会で継続して代表に選ばれた選手です。佐藤淑乃と同じく海外クラブでプレーしながら、日本代表の攻撃を支えています。
この3人に加え、山田二千華や宮部藍梨などのミドルブロッカー、関菜々巳らのセッター陣をどう組み合わせるかが、アクバシュ監督のチーム編成を考えるうえでのポイントです。
【プロの結論】2026年女子日本代表の選考から見える3つのポイント
2026年度の登録メンバーと大会別の選考を比較すると、女子日本代表の編成には3つの特徴が見えてきます。
1つ目は、ポジションごとの競争が広がっていること。アウトサイドヒッター14人、ミドルブロッカー10人という構成からも分かるように、複数の選手を比較しながら大会に適した布陣を組める体制です。
2つ目は、若手を早い段階から代表活動に組み込んでいること。高校生や大学生を含む14人の初選出は、目の前の大会だけでなく、次のオリンピックサイクルを見据えた選手層の形成という意味を持ちます。
3つ目は、主力選手であっても大会ごとに選考が変わること。石川真佑が年度登録とVNLでは主将を務めながら、アジア競技大会には出場しなかった事実は、その象徴です。
したがって、女子日本代表の現在を正確に把握するには、次の3点を分けて確認することが大切です。
- 年度登録メンバーに名前があるか
- その大会の正式メンバーに選ばれているか
- 試合ごとの出場選手・リザーブに入っているか
この3段階を区別すれば、「代表に選ばれたのに試合に出ていない」「前回の主力が今回の大会にいない」といった疑問も整理しやすくなります。
【日本バレー女子メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の女子バレー日本代表メンバーは全部で何人ですか?
A1:2026年度の登録メンバーは37人です。アウトサイドヒッター14人、ミドルブロッカー10人、セッター8人、リベロ5人で構成されています。
Q2:2026年の女子日本代表で初選出された選手は誰ですか?
A2:初選出は14人です。栄絵里香、花岡千聡、二宮みずき、小林天音、鴫原ひなた、川添美優、大森咲愛、佐藤彩夏、忠願寺莉桜、大雲舞子、井上未唯奈、馬場柚希、甲萌香、山下裕子が該当します。
Q3:2026年の女子日本代表の監督とキャプテンは誰ですか?
A3:監督はフェルハト・アクバシュ、年度登録メンバーの主将は石川真佑です。ただし、アジア競技大会では関菜々巳がキャプテンを務めました。
Q4:女子日本代表の大会別メンバーは37人と同じですか?
A4:同じではありません。ネーションズリーグの大会ページには28人が掲載され、アジア競技大会には12人が選出されました。大会ごとに選手を絞り込む方式です。
Q5:2026年の女子日本代表で最も身長が高い選手は誰ですか?
A5:登録プロフィールでは185cmの選手が最も高く、荒木彩花と大友美空が該当します。一方、最も低い選手は158cmの小島満菜美と西崎愛菜です。
2026年の女子バレー日本代表は、フェルハト・アクバシュ監督のもと、初選出14人を含む37人でスタートしました。
石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子らの主力に加え、栄絵里香や忠願寺莉桜、大雲舞子、小林天音といった新しい顔ぶれが加わり、幅広い世代の選手が代表活動に参加しています。
大会結果では、ネーションズリーグ2026が7位、アジア競技大会2026が準優勝という成績でした。特にアジア競技大会では12人に絞られ、年度登録の主将だった石川真佑が選外となるなど、大会ごとの選考の違いも明確になりました。
2026年の女子日本代表をチェックするときは、37人の年度登録メンバーだけでなく、各大会の正式エントリーや実際の出場選手にも注目してください。選手層の広がりと若手の成長、そして主力の起用方法を追うことで、日本女子バレーの現在地がより鮮明に見えてきます。