ホーム スポーツ 日本U-20対北朝鮮U-20、2026年の2試合を徹底比較!勝敗を分けた要因を解説

日本U-20対北朝鮮U-20、2026年の2試合を徹底比較!勝敗を分けた要因を解説

奏で 蒼衣 奏で 蒼衣 • 更新: • 公開: • 読了約 15 分
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2026年、日本U-20女子代表と北朝鮮U-20女子代表は、アジアと世界の舞台で2度対戦した。結果は1勝1敗。4月18日のAFC U20女子アジアカップ決勝では、日本が佐野桃花のゴールで1-0と勝利。一方、9月17日のFIFA U-20女子ワールドカップ・ラウンド16では、北朝鮮が古田麻子のオウンゴールとチェ・ヨナの追加点によって2-0で勝利した。

注目すべきなのは、両試合のスコアだけではない。アジア杯決勝では北朝鮮がボールを支配しながら日本の守備を崩せず、W杯では後半に攻勢を強めて短時間で2得点を奪った。試合結果、得点者、スタメン、戦術、過去の対戦成績を整理すると、アジアを代表する両チームの実力と、それぞれの勝敗を分けたポイントが見えてくる。

【2026年最新】日本U-20対北朝鮮U-20の試合結果は1勝1敗!

日本u-20対北朝鮮u-20

2026年の両チームの対戦結果を整理すると、日本がアジアカップ決勝を制し、北朝鮮がワールドカップの決勝トーナメントで雪辱を果たした構図になる。

重要なのは、両試合が別々の大会で行われた公式戦であり、ホーム&アウェー方式の2試合ではないという点だ。それぞれ異なる大会状況と試合展開の中で、両チームが勝利を手にした。

  • 2026年4月18日:AFC U20女子アジアカップ決勝・北朝鮮0-1日本
  • 2026年9月17日:FIFA U-20女子ワールドカップ・ラウンド16・北朝鮮2-0日本

4月の決勝では日本がアジア王者となり、通算7度目の優勝を達成した。対する北朝鮮は9月の世界大会で日本を破り、準々決勝進出を決めている。

つまり、2026年の対戦だけを見れば両チームの力は拮抗している。日本には北朝鮮を相手にタイトルを獲得した実績があり、北朝鮮には世界大会の一発勝負で日本を退けた実績がある。

【アジアカップ決勝】日本対北朝鮮は1-0!佐野桃花の56分弾で日本が優勝

2026年4月18日、タイのパトゥムターニーにあるタマサート・スタジアムで、AFC U20女子アジアカップの決勝が行われた。

対戦カードは日本対北朝鮮。前回大会の王者である北朝鮮と、アジアのタイトル奪還を狙う日本による注目の一戦だった。

決勝の得点者は佐野桃花!均衡を破った56分

試合は前半を0-0で折り返し、後半16分に相当する56分、佐野桃花が決勝ゴールを決めた。

この1点が最後まで試合を動かし、日本が1-0で勝利。井尻明監督率いるU-20日本女子代表は、AFC U20女子アジアカップで通算7度目となる優勝を達成した。

AFCの公式試合記録でも、唯一の得点者は佐野桃花と記録されている。試合を決めたのは、北朝鮮の攻撃をしのいだ日本が限られたチャンスを得点に結び付けたことだった。

北朝鮮が61%を支配しても日本の守備を崩せなかった

この決勝で特に注目したいのが、試合内容と最終スコアの関係だ。

AFCの試合後レポートによると、北朝鮮のボール支配率は61%。シュート数は17本で、そのうち5本が枠内に飛んでいた。

それでも北朝鮮は得点できなかった。日本の守備陣が相手の攻撃を粘り強く食い止め、リードを守り切ったためだ。

この数字から読み取れるのは、ボールを長く保持することと、試合に勝つことは必ずしも一致しないという事実である。北朝鮮は攻撃の機会を多く作ったものの、最後の局面で日本の守備を突破できなかった。

日本にとっては、攻撃の華やかさよりも守備の組織力と決定機を逃さない効率性が際立った試合だった。

また、この大会で日本の福島望愛は5ゴール3アシストを記録し、大会最優秀選手に選出された。一方、北朝鮮の朴玉伊(Pak Ok-I)は7ゴールで得点王に輝いている。両チームに優れた攻撃力を持つ選手がそろっていたことも、この決勝の緊張感につながった。

【W杯ラウンド16】北朝鮮対日本は2-0!古田麻子のオウンゴールとチェ・ヨナの追加点

アジアカップ決勝から約5か月後、両チームは再び対戦した。

舞台はポーランド開催のFIFA U-20女子ワールドカップ2026。2026年9月17日、ウッチのスタジアムでラウンド16の試合が行われた。

結果は北朝鮮2-0日本。4月のアジアカップ決勝とは反対に、北朝鮮が勝利を収めた。

前半は0-0、後半65分に試合が動く

前半は両チームとも得点できず、0-0で終了した。

FIFAの試合レポートによると、北朝鮮は後半に入ってから攻撃の圧力を強めた。そして65分、チェ・チョングムのクロスがポストに当たり、跳ね返ったボールが日本の古田麻子に当たってゴールに入った。

記録上の得点は古田麻子のオウンゴール。北朝鮮が1-0と先制した。

ここで押さえておきたいのは、古田麻子が意図的に自陣のゴールへシュートしたわけではないということだ。北朝鮮のクロスとポストへの跳ね返りが絡んだプレーであり、ゴール前の守備局面で起きたオウンゴールだった。

わずか4分後、チェ・ヨナが2点目を決める

先制点から4分後の69分、北朝鮮はさらに日本を突き放した。

チェ・ヨナ(Choe Yon-A)が右足でゴールを決め、スコアを2-0とした。

短時間で2点を奪われた日本は反撃を試みたものの、最後までゴールを奪えなかった。

FIFAが選ぶプレーヤー・オブ・ザ・マッチには、北朝鮮のチョン・イルチョン(Jon Il-chong)が選出された。チームとしての勝利だけでなく、攻撃陣の働きも評価された試合だった。

最終的に北朝鮮が準々決勝へ進出。日本はベスト16で大会を終えた。

【スタメン比較】日本U-20・北朝鮮U-20の先発メンバーと注目選手

2試合の先発メンバーを比較すると、同じ相手に対して日本がどのような選手構成で臨んだのかが分かる。

以下はJFAの公式試合記録を中心に整理した先発メンバーである。北朝鮮側のW杯先発は公開されている試合データの記載に基づく。

項目 2026年4月・アジアカップ決勝 2026年9月・W杯ラウンド16
結果 北朝鮮0-1日本 北朝鮮2-0日本
日本GK 岩崎有波 岩崎有波
日本DF 青木夕菜、朝生珠実、佐藤百音 青木夕菜、朝生珠実、鈴木温子、佐野杏花
日本MF 松永未夢、板村真央、本田悠良、福島望愛、佐野桃花 本田悠良、古田麻子、福島望愛、眞城美春、中村心乃葉
日本FW 古田麻子、田子夏海 田子夏海
北朝鮮のW杯先発 本表の参照したAFC試合記事では一覧の記載なし Pak Ju-Gyong、Ri Ye-Gyong、Ri Kuk-Hyang、Jong Pok-Yong、Choe Chong-Gum、Choe Rim-Jong、So Ryu-Gyong、Ro Un-Hyang、Jon Il-Chong、Ri Su-Jong、Kang Ryu-Mi
日本の監督 井尻明 井尻明
決定的な出来事 56分・佐野桃花の得点 65分・古田麻子のオウンゴール、69分・チェ・ヨナの得点
佐野桃花と佐野杏花は別の選手

選手名を確認するときに注意したいのが、佐野という名字を持つ2人の選手だ。

アジアカップ決勝で決勝ゴールを決めたのは、MFの佐野桃花。一方、W杯ラウンド16の日本の先発メンバーに記載されているDFは佐野杏花である。

両者は別の選手であり、得点者と先発メンバーの情報を混同しないことが大切だ。

古田麻子は両試合に関係した注目選手

古田麻子も興味深い存在だ。4月のアジアカップ決勝ではFWとして先発し、9月のW杯ラウンド16ではMFとして先発メンバーに名を連ねた。

4月には日本の攻撃陣の一角として北朝鮮と対戦し、9月には北朝鮮のクロスからオウンゴールを記録することになった。同じ相手との再戦で、異なる試合状況を経験した選手の一人である。

なお、先発メンバーは試合ごとに異なる。アジアカップ決勝のメンバー構成をそのままW杯の先発と考えるのは正確ではない。

【戦術・過去の対戦成績】日本と北朝鮮の実力差、勝敗を分けた本当の理由

過去の対戦では北朝鮮が優勢

両チームのライバル関係は2026年に始まったものではない。

特に2024年は、日本U-20女子代表にとって北朝鮮との対戦が難しいものとなった。

  • 2024年3月・U-20女子アジアカップのグループステージ:日本0-1北朝鮮。
  • 2024年3月・U-20女子アジアカップ決勝:日本1-2北朝鮮。ジョン・リョンジョンが2得点を記録。
  • 2024年9月・FIFA U-20女子ワールドカップ決勝:北朝鮮1-0日本。チェ・イルソンが15分に決勝ゴール。
  • 2026年4月・U-20女子アジアカップ決勝:日本1-0北朝鮮。佐野桃花が決勝点。
  • 2026年9月・FIFA U-20女子ワールドカップ:北朝鮮2-0日本。

FIFAは2026年9月16日の特集記事で、当時の直近5試合における北朝鮮の成績を4勝、日本の成績を1勝と整理していた。その唯一の日本の勝利が、2026年4月のアジアカップ決勝だった。

さらにさかのぼると、2008年のFIFA U-20女子ワールドカップでも北朝鮮が日本を2-1で破っている。年代別女子サッカーにおいて、両チームの対戦は長年続くアジアの強豪同士のライバル関係なのだ。

日本の強みは守備の組織力と試合運び

2026年4月のアジアカップ決勝で日本が勝利できた大きな理由は、北朝鮮の攻撃を最後まで封じたことにある。

北朝鮮は61%のボール支配率と17本のシュートを記録した。それでも日本は失点を許さず、56分に奪った1点を守り切った。

この試合で日本が示したのは、相手の攻撃力に正面から付き合うだけではなく、守備の連係を維持しながら勝機を待つ試合運びだった。

また、福島望愛のように得点とアシストの両面で貢献できる選手がいたことも、日本の攻撃の選択肢を広げた要素だ。

北朝鮮の強みは攻撃の連続性と決定機を生む圧力

一方、北朝鮮は攻撃を継続する力に優れている。

2026年のW杯グループステージでは、ポルトガルに2-0、コスタリカに4-0、コロンビアに3-0で勝利。3試合すべてで勝利し、無失点で決勝トーナメントに進出した。

FIFAの試合分析によると、日本戦でも前半は均衡した展開だったが、後半に入って攻撃の圧力を強めた。65分の先制点から69分の追加点まで、わずか4分という時間で試合を決定づけている。

特にチェ・ヨナは、試合途中から投入されながら追加点を記録した。途中出場の選手が試合の流れを変えたことは、北朝鮮の選手層と攻撃の選択肢を考えるうえで見逃せない。

4月と9月で勝敗が逆転した理由

2試合の違いを分析する際、最も重要なのはボール支配率だけで両チームの優劣を判断しないことだ。

4月のアジアカップ決勝では、北朝鮮が攻撃の時間を長く確保したものの、日本の守備を攻略できなかった。日本は少ない得点機会をものにし、守備の安定を維持した。

9月のW杯では、北朝鮮が後半に攻勢を強め、クロスから先制点を獲得。その直後にチェ・ヨナが追加点を決めた。日本は失点後に試合を立て直す前に、さらにリードを広げられた。

つまり、4月は日本の守備と決定力が勝敗を左右し、9月は北朝鮮の後半の攻撃力と連続得点が試合を決めた。

両試合の結果だけで、どちらか一方が常に優れていると判断するのは早計だ。試合の流れを自分たちに引き寄せ、決定機を得点に変えられるかどうかが、両チームの対戦では特に重要になる。

【よくある質問】日本U-20対北朝鮮U-20に関するFAQ

Q1:2026年の日本U-20対北朝鮮U-20の試合結果は?
A1:2026年4月18日のU-20女子アジアカップ決勝では日本が1-0で勝利。9月17日のFIFA U-20女子ワールドカップ・ラウンド16では北朝鮮が2-0で勝利した。2026年の公式戦は1勝1敗となっている。

Q2:北朝鮮対日本の2-0の得点者は誰?
A2:65分に日本の古田麻子のオウンゴールで北朝鮮が先制し、69分にチェ・ヨナが追加点を決めた。前半は0-0だった。

Q3:日本対北朝鮮の1-0で決勝ゴールを決めた選手は?
A3:2026年4月18日のU-20女子アジアカップ決勝で、佐野桃花が56分に決勝ゴールを決めた。日本はこの勝利で大会通算7度目の優勝を果たした。

2026年の日本U-20女子代表と北朝鮮U-20女子代表の対戦は、アジアカップ決勝で日本が1-0、W杯ラウンド16で北朝鮮が2-0という結果になった。

佐野桃花の決勝ゴールによる日本の勝利と、古田麻子のオウンゴール、チェ・ヨナの追加点による北朝鮮の勝利は、どちらも両チームの特徴を表す試合だった。

今後の両チームを比較するうえで注目したい要点は次の3つだ。

  • 日本の守備力:北朝鮮のような攻撃力の高い相手に対して、守備の連係と集中力を維持できるか。
  • 北朝鮮の攻撃力:後半の圧力や途中出場選手の活用によって、試合の流れを変える力を維持できるか。
  • 決定力の差:ボール支配率やシュート数だけでなく、重要な局面で得点を奪えるか。

2026年の2試合が示したのは、日本と北朝鮮の間に一方的な実力差があるわけではないということだ。日本には北朝鮮を破ってアジア王者になった実績があり、北朝鮮には世界大会で日本を退け、決勝まで勝ち進んだ実績がある。

2024年から続くライバル関係は、2026年にも新たな展開を迎えた。次の対戦では、どちらが先に試合の主導権を握り、相手の強みを封じ込めるのか。アジア女子サッカーを代表する両チームの競争は、今後も注目される。

主な事実確認資料: 日本サッカー協会(JFA)の公式試合記録、アジアサッカー連盟(AFC)の決勝レポート、FIFAのW杯試合レポートおよび過去の対戦史。

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