稀惺かずと(きしょう・かずと)は、宝塚歌劇団・星組に所属する男役スターです。2019年に105期生として入団し、2023年の『1789-バスティーユの恋人たち-』、2025年の『阿修羅城の瞳』で新人公演主演を2度経験。さらに2026年6月には、宝塚バウホール公演『銀二貫-梅が枝の花かんざし-』で初主演を果たしました。
2026年11月現在は、星組公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』にジェイク役で出演。2024年の『RRR』出演経験を経て、同じ作品の別役を本公演で担うことになった点も興味深いところです。公式プロフィールに掲載された身長や愛称、入団からの経歴、新人公演での実績、今後の出演予定まで、宝塚歌劇の公式資料と報道をもとに整理します。
【稀惺かずとのプロフィール】読み方・身長・愛称・星組での立ち位置

稀惺かずとは、宝塚歌劇団の星組に所属する男役スターです。芸名の読み方は「きしょうかずと」。公式プロフィールでは英字表記を「Kazuto Kisho」としています。
名前の漢字が珍しいことから、初めて名前を見た人にとっては読み方が分かりにくい可能性があります。「稀惺」と書いて「きしょう」と読むのが正しい表記です。
公式プロフィール一覧| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 芸名 | 稀惺かずと |
| 読み方 | きしょう・かずと |
| 英字表記 | Kazuto Kisho |
| 所属 | 宝塚歌劇団・星組 |
| 役柄 | 男役 |
| 入団年 | 2019年 |
| 期 | 105期 |
| 誕生日 | 5月22日 |
| 出身地 | 東京都千代田区 |
| 身長 | 169cm |
| 初舞台 | 2019年4月『オーシャンズ11』 |
| 愛称 | つん、めぐみ、めぐ |
出典は宝塚歌劇公式ホームページのスタープロフィールです。誕生日は5月22日と公表されていますが、プロフィールには生年の記載がありません。そのため、誕生日だけから年齢を判断することはできません。
愛称は「つん」「めぐみ」「めぐ」公式に掲載されている愛称は「つん」「めぐみ」「めぐ」の3種類です。
ファンの間では「つん」という呼び方も知られています。愛称を調べる際には、ファンが使う呼び名と、劇団公式プロフィールに記載された呼び名を区別しておくと分かりやすいでしょう。
身長169cmの男役スター稀惺かずとの身長は169cmです。男役として舞台に立つ際には、衣装や姿勢、動き、視線の使い方なども舞台上の印象を形づくります。
2026年の『銀二貫』では、時代物の世界観に合わせた所作や人物表現も見どころになりました。デイリースポーツの公演初日報道でも、芝居や歌に加えて、舞台上での自然な動きや所作の美しさが取り上げられています。
【2019年入団からの経歴】宝塚105期生として歩んだキャリア
稀惺かずとは2019年に宝塚歌劇団へ入団した105期生です。
宝塚歌劇団公式の105期生特集によると、105期生は2017年4月に宝塚音楽学校へ入学した40名。約2年間の学校生活で、バレエ、日本舞踊、ダンスなど舞台に必要な基礎を学び、2019年3月に卒業しました。
同年4月19日、宙組公演『オーシャンズ11』の初日で105期生が初舞台を踏み、口上とラインダンスを披露。稀惺かずともこの舞台から宝塚歌劇団でのキャリアをスタートさせました。
初舞台後は星組で経験を重ねる初舞台後は星組に配属され、さまざまなジャンルの作品に出演。新人公演での役付きも経験しながら、舞台人としての幅を広げていきます。
2020年の『眩耀の谷~舞い降りた新星~』ではプラト役、2021年の『柳生忍法帖』では多聞坊役を新人公演で担当。2022年には『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-』のカストル役や、『モンテ・クリスト伯』のアルベール役などを務めました。
その後、2023年の『1789』で新人公演初主演を経験。2024年の『RRR』、2025年の『阿修羅城の瞳』、そして2026年の『銀二貫』へと、主要な役を担う機会が増えていきました。
稀惺かずとの主な経歴・出演作品年表| 時期 | 作品 | 主な役・実績 |
|---|---|---|
| 2019年4月 | 『オーシャンズ11』 | 105期生として初舞台 |
| 2019年 | 『GOD OF STARS-食聖-』 | 新人公演でカメラマン役 |
| 2020年 | 『眩耀の谷~舞い降りた新星~』 | 新人公演でプラト役 |
| 2021年 | 『柳生忍法帖』 | 新人公演で多聞坊役 |
| 2022年 | 『めぐり会いは再び next generation』 | カストル役 |
| 2023年 | 『1789-バスティーユの恋人たち-』 | 新人公演初主演・ロナン役 |
| 2023年 | 『My Last Joke-虚構に生きる-』 | ナサニエル・P・ウィリス役 |
| 2024年 | 『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』 | ラッチュ役、新人公演ではジェイク役 |
| 2024年 | 『夜明けの光芒』 | ハーバート・ポケット役 |
| 2025年 | 『にぎたつの海に月出づ』 | 田村皇子役 |
| 2025年 | 『阿修羅城の瞳』 | 新人公演2回目の主演・病葉出門役 |
| 2025年 | 『アレクサンダー』 | ヘファイスティオン役 |
| 2026年 | 『恋する天動説』 | バート役 |
| 2026年6月 | 『銀二貫』 | 松吉役・バウホール初主演 |
| 2026年8月~12月 | 『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』 | ジェイク役 |
この年表から分かるのは、稀惺かずとのキャリアが新人公演での経験を積み重ねる段階から、バウホール主演や本公演での重要な配役を担う段階へ移っていることです。
特に2023年の『1789』と2025年の『阿修羅城の瞳』は、後述する新人公演主演という点で大きな転換点になりました。
【新人公演主演は2回】『1789』と『阿修羅城の瞳』で見せた成長
稀惺かずとの経歴を語るうえで欠かせないのが、新人公演主演を2回務めた実績です。
新人公演とは、宝塚歌劇の各公演で若手団員を中心に行われる公演です。本公演とは異なる配役で若手が主要な役を演じるため、次世代のスター候補が舞台経験を積む重要な機会となっています。
2023年『1789』でロナン役に抜てき最初の新人公演主演は、2023年の星組公演『1789-バスティーユの恋人たち-』です。
本公演で礼真琴が演じた主人公ロナン・マズリエを、稀惺かずとが新人公演で担当しました。本公演ではロワゼル役も務めています。
『1789』はフランス革命前夜を舞台に、自由や平等を求める若者たちの姿を描いたミュージカルです。歌唱力、感情表現、ドラマを動かす存在感などが求められる作品で、主人公を担うことは若手男役にとって大きな挑戦です。
宝塚歌劇の公式配役資料でも、稀惺かずとが新人公演のロナン役に配役されたことが確認できます。
2025年『阿修羅城の瞳』で2回目の主演2回目の新人公演主演は、2025年5月の星組公演『阿修羅城の瞳』です。
本公演で礼真琴が演じた病葉出門(わくらば・いずも)を、稀惺かずとが新人公演で担当しました。本公演では安倍大黒役を務めています。
本作は劇団新感線の作品を宝塚歌劇として上演した舞台です。鬼と人間の世界が交錯する物語で、主人公には迫力ある芝居や身体表現、複雑な感情を伝える演技が大切です。
日刊スポーツは2025年5月15日の新人公演について、稀惺かずとが2023年の『1789』以来、2回目の主演を務めたと報道。同じ新人公演では、同期の詩ちづるがヒロインの闇のつばき役を担当しました。
デイリースポーツも、歌声やセリフ回し、舞台上での存在感を取り上げています。礼真琴の退団公演という節目の作品で主演を担ったことも、注目を集めた理由の一つでした。
2作品の主演経験が示すもの『1789』と『阿修羅城の瞳』は、作品のジャンルも主人公の性格も異なります。
前者では革命の時代に生きる青年ロナン、後者では鬼と対峙する剣士・病葉出門を演じました。歴史劇的な人間ドラマから、アクション性や幻想性を持つ作品まで、異なる世界観の中心人物を経験したことになります。
新人公演主演が2回あるという事実だけで、将来のトップスター就任が決まるわけではありません。しかし、若手時代に大きな役を任され、異なるタイプの主人公に挑戦してきた経歴は、現在の舞台での活躍を理解するうえで重要な材料です。
【2026年の大きな転機】『銀二貫』でバウホール初主演
2026年の稀惺かずとにとって、最も大きな節目となったのが、星組公演『銀二貫-梅が枝の花かんざし-』です。
2026年6月12日、宝塚バウホールで初日を迎え、稀惺かずとは松吉役で主演を務めました。公演期間は6月12日から27日まで。新人公演での2度の主演経験を経て、バウホール公演の主演という新たな段階に進んだ作品です。
演じたのは商人として成長する松吉『銀二貫』は髙田郁の人気時代小説を原作とする浪華人情物語です。
物語の舞台は、商人の街として栄えた大坂天満。仇討ちで父親を失った武士の子が、寒天問屋「井川屋」の主人に銀二貫で命を救われ、松吉という名で商人として生きていくことになります。
厳しい修行やさまざまな困難を経験しながら、周囲の人々に支えられて成長していく松吉の姿が物語の中心です。得意先の料理屋の娘・真帆との淡い恋も描かれます。
稀惺かずとが演じたのは、主人公の松吉(彦坂鶴之輔)。ヒロインの真帆は乙華菜乃が務めました。
2015年の月城かなと主演版から11年ぶりの再演実は『銀二貫』は、2026年が初演ではありません。2015年に雪組の宝塚バウホール公演として上演され、その際は後に月組トップスターとなる月城かなとが主演を務めました。
今回の星組版は、その約11年後の再演です。同じ松吉という役を、異なる時代のスターが演じることになりました。
過去の上演実績がある作品で主演を任されたことは、役そのものの魅力だけでなく、前回公演との違いを比較する楽しみも生み出します。
初日報道で評価された芝居・歌・所作2026年6月12日付の日刊スポーツは、初日を迎えた稀惺かずとの様子を報道。歌、ダンス、芝居の3つの面で実力を発揮してきたスターとして紹介しました。
デイリースポーツの公演初日記事では、松吉の成長を描く芝居に加え、自然な男役らしい動きや美しい所作、歌唱面での魅力にも言及しています。
和物作品では、洋物のミュージカルとは異なる身体の使い方や人物表現が大切です。商人として成長する松吉を演じるには、若さや純粋さだけでなく、周囲との関係性によって変化していく人物像を表現する必要があります。
新人公演で経験した大きな役とは異なり、バウホール公演では作品全体を背負う主演者として舞台を牽引する立場になります。『銀二貫』は稀惺かずとのキャリアにおいて、主演者としての新たな一歩を示した作品です。
【2026年最新】『RRR』ジェイク役と2027年の『大奥』
2026年11月3日現在、稀惺かずとは星組公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』に出演しています。
宝塚大劇場公演は8月29日から10月11日まで行われ、東京宝塚劇場公演は10月31日に開幕。12月13日まで上演される予定です。
2026年版『RRR』ではジェイク役『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』は、S・S・ラージャマウリ監督の映画『RRR』を原作とする星組公演です。脚本・演出は谷貴矢が担当しています。
稀惺かずとの配役はジェイク。宝塚歌劇公式のキャスト一覧でも、本公演の配役として掲載されています。
注目したいのは、稀惺かずとと『RRR』の関係が今回初めてではないことです。
2024年の星組公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』では、ラッチュ役を本公演で担当し、新人公演ではジェイク役を務めていました。
つまり、2024年には新人公演で演じたジェイクを、2026年の新たな『RRR』公演では本公演の配役として演じています。同じ作品の出演経験を持ちながら、異なる役柄や立場を経験している点は、舞台経験の積み重ねを知るうえで興味深いポイントです。
東京公演の日程と新人公演にも注目2026年11月3日時点での東京宝塚劇場公演は、10月31日から12月13日までの予定です。また、東京公演の新人公演は11月19日18時30分開演と公式発表されています。
本公演でジェイクを演じる稀惺かずとの出演とともに、星組の若手メンバーがどのように作品を受け継ぐのかも見どころになります。
2027年には星組公演『大奥』への出演予定宝塚歌劇公式プロフィールには、2027年の星組公演『大奥』も今後の出演予定として掲載されています。
原作は、よしながふみの漫画『大奥』。脚本・演出は栗田優香が担当します。
公演日程は以下のとおりです。
- 東京国際フォーラム ホールC:2027年2月7日~2月19日
- 梅田芸術劇場メインホール:2027年2月27日~3月7日
2026年の『銀二貫』で主演経験を積み、『RRR』では本公演の配役を担い、さらに2027年の『大奥』へと出演が続きます。今後の役柄や舞台での活躍にも関心が集まります。
【稀惺かずとの現在地】実績から読み解く注目ポイントとよくある誤解
稀惺かずとのキャリアを整理すると、2026年は一つの節目に当たります。
新人公演主演2回という若手時代の実績に加え、バウホール初主演を実現。その後の『RRR』では、本公演のキャストとしてジェイク役を担当しています。
「新人公演主演」と「バウホール初主演」は別の実績検索時に混同されやすいのが、この2つの違いです。
新人公演主演は、若手を中心とした新人公演で主要な主人公を演じること。一方、バウホール初主演は、宝塚バウホールで上演される独立した公演の主演を初めて務めることを指します。
稀惺かずとは2023年と2025年に新人公演主演を経験していましたが、バウホール公演で初めて主演したのは2026年の『銀二貫』です。この2つは同じ意味ではありません。
トップスター就任が決まっているわけではない新人公演主演やバウホール主演は、宝塚の若手スターのキャリアを考えるうえで注目される実績です。ただし、それらの経験が将来のトップスター就任を自動的に意味するわけではありません。
トップスターの人事は、劇団の正式発表によって確認する必要があります。現時点で注目すべきなのは、稀惺かずとが星組で主演経験と本公演の主要な配役を重ねているという事実です。
2026年の注目点は「主演経験」から「本公演での役の広がり」へ稀惺かずとの歩みを分析するうえで、単純に主演回数だけを見るのは十分ではありません。
『1789』では革命に向き合う青年、『阿修羅城の瞳』では鬼と対峙する剣士、『銀二貫』では商人として成長する青年を演じました。それぞれ求められる演技の方向性が異なります。
さらに『RRR』では、2024年の新人公演で演じたジェイクを2026年の本公演で担当。過去の経験を次の舞台に生かすという意味でも、興味深いキャリアのつながりがあります。
今後の活躍を見極める際には、主演という肩書だけでなく、どのような人物を任されているか、歌・芝居・ダンスを作品ごとにどう発揮しているか、本公演でどのような役割を担っているかにも注目したいところです。
【稀惺かずとのプロフィール】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:稀惺かずとの読み方は?
A1:稀惺かずとは「きしょうかずと」と読みます。宝塚歌劇団・星組に所属する男役スターです。
Q2:稀惺かずとの身長や愛称は?
A2:公式プロフィールによると身長は169cmです。愛称は「つん」「めぐみ」「めぐ」と掲載されています。
Q3:稀惺かずとは何期生?
A3:2019年入団の105期生です。宙組公演『オーシャンズ11』で初舞台を踏み、その後、星組に配属されました。
Q4:新人公演主演は何回経験している?
A4:2回です。2023年の『1789-バスティーユの恋人たち-』でロナン役、2025年の『阿修羅城の瞳』で病葉出門役を務めました。
Q5:バウホール初主演作品は?
A5:2026年6月に上演された『銀二貫-梅が枝の花かんざし-』です。松吉役で主演を務めました。
Q6:2026年の『RRR』では何役?
A6:星組公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』でジェイク役を務めています。東京宝塚劇場公演は2026年10月31日から12月13日までの予定です。
稀惺かずとは、2019年に105期生として入団し、星組で着実に舞台経験を積み重ねてきた男役スターです。
プロフィールは、読み方が「きしょうかずと」、身長169cm、誕生日5月22日、愛称は「つん」「めぐみ」「めぐ」。初舞台は宙組公演『オーシャンズ11』でした。
2023年の『1789』と2025年の『阿修羅城の瞳』では新人公演主演を2回経験。2026年6月には『銀二貫』でバウホール初主演を果たしました。
そして2026年秋の『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』ではジェイク役を担当。2027年には『大奥』への出演も予定されています。
稀惺かずとの魅力を知るなら、単なるプロフィールや主演回数だけでなく、作品ごとに異なる役柄への挑戦と、そのキャリアの変化を追うことが大切です。新人公演で経験を積んだ男役が、バウホール主演を経て本公演でどのような存在感を発揮していくのか。2026年から2027年にかけての星組での活躍は、引き続き注目したいところです。