2026年8月30日(日)、札幌市で開催された「北海道マラソン2026」。第38回大会となった今回は、男子で湯浅仁(トヨタ自動車)が2時間10分46秒を記録して初優勝。女子では新谷仁美(積水化学)が2時間24分14秒の大会新記録を樹立し、こちらも初優勝を飾った。男女ともに、2027年開催予定のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を獲得している。
大会全体でも記録的な結果が相次いだ。エントリーは21,474人、出走者は19,965人、完走者は過去最多の18,591人。完走率は93.1%に達した。この記事では、北海道マラソン2026の男子・女子総合順位、完走者数、歴代大会記録、MGC出場権の獲得者、RUNNETでの記録検索、WEB記録証の確定版の取得方法まで詳しく整理する。
【北海道マラソン2026の結果速報】男子は湯浅仁、女子は新谷仁美が優勝

北海道マラソン2026は、8月30日に札幌市内で開催された。第1ウエーブは午前8時30分、第2ウエーブは午前8時45分にスタート。札幌の市街地を舞台に、国内の実力派ランナーが42.195kmを競った。
男子の優勝者はトヨタ自動車の湯浅仁。記録は2時間10分46秒だった。2位の丹所健とはわずか9秒差、3位の荒生実慧とも13秒差という接戦を制した。
女子では積水化学の新谷仁美が2時間24分14秒で優勝。従来の北海道マラソン女子大会記録を更新する圧巻の走りとなった。2位の不破聖衣来に1分50秒差をつけ、17年ぶりの女子大会記録更新を実現した。
男女ともに初優勝という結果に加え、上位選手がMGC出場権を獲得した点も今大会の大きな特徴だ。
【男子・女子総合順位】北海道マラソン2026の上位10人を一覧で紹介
北海道マラソンの公式成績一覧に掲載された男女それぞれの上位10人は次のとおり。所属とフィニッシュタイムを合わせて確認できる。
男子総合順位トップ10男子は湯浅仁が2時間10分46秒で優勝。上位3人が2時間10分台に入り、非常にハイレベルなレースとなった。学生ランナーでは創価大学の山口翔輝が4位に入り、存在感を示した。
| 順位 | 選手名 | 所属 | 記録 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 湯浅仁 | トヨタ自動車 | 2:10:46 |
| 2位 | 丹所健 | Honda | 2:10:55 |
| 3位 | 荒生実慧 | NDソフト | 2:10:59 |
| 4位 | 山口翔輝 | 創価大学 | 2:11:47 |
| 5位 | 横手健 | 富士通 | 2:11:57 |
| 6位 | 大六野秀畝 | 旭化成 | 2:12:03 |
| 7位 | 福本真大 | クラフティア | 2:12:46 |
| 8位 | 久保田徹 | Honda | 2:13:03 |
| 9位 | 吉田響 | サンベルクス | 2:13:16 |
| 10位 | 西研人 | 大阪ガス | 2:13:22 |
特に注目したいのは、優勝した湯浅と2位の丹所のタイム差が9秒だったこと。3位の荒生も2時間10分59秒と、トップとの差を13秒に抑えた。
また、創価大学の山口翔輝は2時間11分47秒で4位。大学生ランナーとして上位に食い込んだ結果は、今後のマラソン界を考えるうえでも注目される。
女子総合順位トップ10女子は新谷仁美が大会新記録で優勝。不破聖衣来が2位、竹山楓菜が3位に入り、上位3人が全員MGC出場権を手にした。
| 順位 | 選手名 | 所属 | 記録 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 新谷仁美 | 積水化学 | 2:24:14 |
| 2位 | 不破聖衣来 | 三井住友海上 | 2:26:04 |
| 3位 | 竹山楓菜 | TOTO | 2:28:08 |
| 4位 | 吉薗栞 | 天満屋 | 2:28:43 |
| 5位 | 中野円花 | 岩谷産業 | 2:29:38 |
| 6位 | 北川星瑠 | ユニバーサルエンターテインメント | 2:30:37 |
| 7位 | 萩谷楓 | 佐久陸協 | 2:31:20 |
| 8位 | 村山愛美沙 | 東北福祉大学 | 2:32:51 |
| 9位 | 筒井咲帆 | ユニバーサルエンターテインメント | 2:32:54 |
| 10位 | 永友優雅 | メモリード | 2:33:13 |
女子2位の不破は2時間26分04秒、3位の竹山は2時間28分08秒。新谷が先頭を守る一方、後続も高水準のタイムでフィニッシュした。
なお、上記は男女の総合上位10人をまとめたもの。完走者全員の順位や個人記録を確認したい場合は、RUNNETの大会結果検索を利用するとよい。
【完走者18,591人・完走率93.1%】過去最多を記録した大会の実態
北海道マラソン2026では、トップ選手の好記録だけでなく、市民ランナーを含む大会全体の数字も大きく伸びた。
大会公式の歴史・記録資料によると、今回の参加状況は次のとおり。
- エントリー数:21,474人
- 出走者数:19,965人
- 完走者数:18,591人
- 完走率:93.1%
エントリー数、出走者数、完走者数はいずれも過去最多。特に18,591人という完走者数は、北海道マラソンの歴史に残る数字となった。
男女別・オープンの完走者数公式の完走タイム別人数分布表では、完走者18,591人の内訳も公開されている。
- 男子:14,950人
- 女子:2,998人
- オープン:643人
この3部門を合計すると18,591人となる。男女別順位だけでなく、性別や年齢による順位付けを希望しない参加者を対象とするオープンの部も大会全体の完走者数に含まれている。
前年から完走率が5.6ポイント上昇した理由2025年大会の完走者は16,827人、完走率は87.5%だった。2026年は完走者が1,764人増え、完走率も5.6ポイント上昇した。
気象条件も前年から変化している。2026年のレース中の最高気温は21.2℃で、2025年の25.7℃より4.5℃低かった。レース中は比較的涼しい環境となり、走りやすさにつながった。
加えて、大会側は前年から強化していた暑熱対策を継続。2026年には氷の配布ポイントや水かぶりポイントを新設した。
公式の大会振り返りでも、こうした取り組みが完走率向上につながったと説明されている。気温だけでなく、給水・冷却環境や大会運営の改善が、18,591人という過去最多の完走者を支えた背景にある。
なお、93.1%という数字はエントリー者数ではなく、実際にスタートした19,965人を分母にした完走率だ。エントリー人数と完走率を混同しないことが、正確な大会データの読み方となる。
【MGC出場権を獲得した選手は男女6人】2027年の代表選考につながる結果
北海道マラソン2026は、MGCシリーズ2026-27の対象大会として開催された。MGCは、オリンピックのマラソン日本代表選考につながる重要な競技会だ。
今大会では日本陸上競技連盟が定めた夏季大会の出場条件として、男子は2時間12分以内、女子は2時間32分以内というタイム設定が適用された。
その結果、男女それぞれの上位3人、合計6人がMGC出場権を獲得した。
男子のMGC出場権獲得者- 湯浅仁:2時間10分46秒(1位)
- 丹所健:2時間10分55秒(2位)
- 荒生実慧:2時間10分59秒(3位)
- 新谷仁美:2時間24分14秒(1位)
- 不破聖衣来:2時間26分04秒(2位)
- 竹山楓菜:2時間28分08秒(3位)
注目すべきなのは、男子では3位の荒生までが2時間11分を切り、女子では3位の竹山までが2時間30分を切ったこと。両部門とも上位争いの水準が高かったことが、数字からも分かる。
次の大舞台は2027年10月3日の名古屋大会公式の記録資料では、次のMGCは2027年10月3日に愛知県名古屋市で開催予定とされている。
北海道で出場権を獲得した6人にとって、今回の結果は単なる優勝・入賞にとどまらない。次の代表選考レースに向けた重要な通過点となった。
北海道マラソンは夏季開催という特殊な条件を持つ。暑さへの対応やレース運びが問われる大会で結果を残した選手たちが、次のMGCでどのような走りを見せるのかも注目される。
【WEB記録証の確定版はいつから?】RUNNETで完走者一覧・年代別順位を確認する方法
自分や家族、友人の北海道マラソン2026の記録を調べたい場合は、大会公式サイトの大会結果とRUNNETの記録検索が便利だ。
特に注意したいのが、フィニッシュ直後に表示される速報版と、後日公開される確定版の違いである。
WEB記録証の確定版は2026年9月8日に公開大会公式サイトは2026年9月8日付で、WEB記録証の「確定版」を公開したと発表した。
確定版では、速報版には掲載されていなかった種目順位や年代別順位を確認できる。
速報版はフィニッシュ後から各地点の通過タイムや区間タイムを確認できる仕組みだったが、北海道マラソンではウエーブスタートを採用しているため、スタート方式によって順位が変動する。こうした事情から、速報版では順位表示を行っていなかった。
確定版では順位情報が反映されるため、最終的な結果を確認したいランナーは、こちらを利用するのが適切だ。
WEB記録証を確認・ダウンロードする手順- 北海道マラソン2026の公式サイトを開く。
- 大会情報・新着情報から「WEB記録証『確定版』を公開!」という2026年9月8日付のお知らせを確認する。
- お知らせ内のWEB記録証ダウンロード案内からRUNNETの記録ページへ進む。
- 大会結果・選手検索で自分のアスリートビブス番号または氏名を使って記録を確認する。
- 対象となるWEB完走証を選び、確定した記録や順位を確認・ダウンロードする。
大会公式FAQでも、アスリートビブス番号または氏名で大会結果を検索できると案内されている。競技中の途中経過を確認する場合と、確定した完走記録を確認する場合では、参照する情報の種類が異なる点を押さえておきたい。
年代別順位はどの区分で集計される?北海道マラソン2026では、男子・女子それぞれに年代別の順位区分が設けられている。
- 24歳以下
- 25~29歳
- 30~34歳
- 35~39歳
- 40~44歳
- 45~49歳
- 50~54歳
- 55~59歳
- 60~64歳
- 65~69歳
- 70~74歳
- 75歳以上
各年代の上位3人には、後日表彰状が送られる。総合順位だけでなく、自分の年代で何位だったのかを知りたい人は、WEB記録証の確定版を確認しよう。
北海道マラソンのRUNNET記録検索で分かることRUNNETの大会結果ページでは、男女の総合順位だけでなく、選手ごとの詳細記録も確認できる。
- 総合順位・種目別順位
- ネットタイム
- グロスタイム
- 5kmごとの通過タイム
- 中間地点やフィニッシュの記録
- 年代別順位
- WEB完走証
完走者一覧を調べたい場合は、RUNNETのリーダーボードや選手検索を利用するとよい。大会公式サイトの成績一覧は男女の上位10人を確認するのに便利だが、個人の記録を詳しく調べる場合はRUNNETの検索機能が役立つ。
【ネットタイムとグロスタイムの違い】順位が変わる理由と歴代大会記録を解説
北海道マラソンの記録を見る際に、もう一つ理解しておきたいのがネットタイムとグロスタイムの違いだ。同じ選手でも、表示されるタイムが数秒異なることがある。
ネットタイムとグロスタイムは何が違う?グロスタイムは、号砲からフィニッシュまでの時間。ネットタイムは、選手がスタートラインを通過してからフィニッシュするまでの時間を指す。
北海道マラソン2026では、第1ウエーブが8時30分、第2ウエーブが8時45分にスタートした。スタート位置やスタートラインを通過するタイミングによって、両方の記録に差が生じる。
実際にRUNNETの記録では、優勝した湯浅仁のネットタイムは2時間10分45秒、グロスタイムは2時間10分46秒と表示されている。
このように、わずか1秒の差であっても記録の種類によって表示が異なる。結果を比較する際は、どちらのタイムを見ているのか確認する必要がある。
総合順位と年代別順位で採用されるタイムが違う北海道マラソン2026の大会概要では、順位の算出方法について明確な区別がある。
- 総合順位:グロスタイムを採用。
- 年代別順位:ネットタイムを採用。
つまり、総合順位では号砲からの時間が基準になる一方、年代別順位では各選手がスタートラインを通過してからの時間が基準になる。
この違いを知らずに記録を比較すると、「自分のネットタイムは相手より速いのに総合順位では下だった」という疑問につながることがある。ウエーブスタートを採用する大会では、特に意識しておきたいポイントだ。
北海道マラソンの歴代優勝者・大会記録と2026年の位置付け2026年の結果を歴代記録と比較すると、男女で異なる記録的な意味が見えてくる。
男子の歴代最高記録は、1998年大会でアンベッセ・トロッサが記録した2時間10分13秒。2026年の湯浅仁の2時間10分46秒は、この記録に33秒及ばなかったものの、歴代2位に相当する好記録となった。
一方、女子では2009年大会の嶋原清子が記録した2時間25分10秒が従来の大会記録だった。2026年の新谷仁美は2時間24分14秒でフィニッシュし、これを56秒更新した。
女子の大会記録更新は17年ぶり。単に優勝しただけではなく、長く残っていた大会記録を書き換えた点に、新谷の走りの価値がある。
歴代優勝者を見ると、男子では川内優輝、中村匠吾、上門大祐など、時代ごとに異なる実力者が優勝している。女子でも千葉真子、前田穂南、鈴木亜由子など、国内女子マラソンを代表する選手が名を連ねてきた。
2020年と2021年は大会が休止され、2022年に再開。2026年は第38回大会として、男女の新たな歴史を刻む大会となった。
【プロの結論】2026年の記録を評価する3つの視点今回の北海道マラソンを評価する際は、単純な優勝タイムだけでなく、次の3点に注目したい。
第一に、男子の記録水準。湯浅仁の2時間10分46秒は歴代2位に相当する。優勝争いを演じた丹所健、荒生実慧も2時間10分台に入り、上位の競争力が非常に高かった。
第二に、女子の大会記録更新。新谷仁美の2時間24分14秒は、過去17年間維持されてきた記録を56秒更新した。歴代優勝者の記録と比較しても、2026年大会を象徴する成果となった。
第三に、市民ランナーを含む大会運営の成果。完走者18,591人、完走率93.1%という数字は、競技力だけでは測れない大会全体の充実を示している。気象条件と暑熱対策の両方が重要な要素となった。
したがって、2026年大会は「トップ選手の記録更新」と「市民ランナーの高い完走率」が同時に実現した大会として評価できる。
【北海道マラソン結果2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:北海道マラソン2026の男子優勝者とタイムは?
A1:トヨタ自動車の湯浅仁が2時間10分46秒で優勝した。2位は丹所健の2時間10分55秒、3位は荒生実慧の2時間10分59秒だった。
Q2:北海道マラソン2026の女子優勝者と大会記録は?
A2:積水化学の新谷仁美が2時間24分14秒で優勝した。従来の大会記録2時間25分10秒を56秒更新する新記録となった。
Q3:北海道マラソン2026の完走者は何人?完走率は?
A3:完走者は18,591人で過去最多。出走者19,965人に対する完走率は93.1%だった。
Q4:WEB記録証の確定版はいつ公開された?
A4:2026年9月8日に公開された。確定版では速報版に掲載されなかった種目順位や年代別順位も確認できる。
Q5:北海道マラソンの完走者一覧はどこで確認できる?
A5:大会公式サイトの大会結果やRUNNETの大会結果検索で確認できる。アスリートビブス番号または氏名を使って検索すると、個人の記録を調べられる。
Q6:ネットタイムとグロスタイムのどちらが総合順位に使われる?
A6:総合順位にはグロスタイムが採用される。年代別順位にはネットタイムが採用されるため、記録を比較する際には注意が必要だ。
Q7:北海道マラソン2026でMGC出場権を獲得したのは誰?
A7:男子は湯浅仁、丹所健、荒生実慧。女子は新谷仁美、不破聖衣来、竹山楓菜の合計6人。次のMGCは2027年10月3日に名古屋で開催予定となっている。
北海道マラソン2026は、8月30日に札幌市で開催され、男子は湯浅仁が2時間10分46秒、女子は新谷仁美が大会新記録となる2時間24分14秒で優勝した。
大会全体では完走者18,591人、完走率93.1%を記録。エントリー数、出走数、完走数のすべてが過去最多となり、競技面と大会運営の両面で大きな成果を残した。
また、男女各上位3人の合計6人がMGC出場権を獲得し、2027年の代表選考レースへとつながる重要な結果となった。
自分の記録を確認したい参加者は、2026年9月8日公開のWEB記録証確定版を利用するのがおすすめだ。総合順位と年代別順位、ネットタイムとグロスタイムの違いを理解しておけば、自分の走りをより正確に振り返ることができる。
男子歴代2位の好記録、17年ぶりの女子大会記録更新、そして18,591人の完走。北海道マラソン2026は、記録にも記憶にも残る第38回大会となった。