東京マラソン2026は、2026年3月1日(日)、東京都庁前をスタートし、東京駅前・行幸通りにフィニッシュする42.195kmのコースで開催された。男子はエチオピアのタデセ・タケレが2時間03分37秒で大会2連覇。女子はケニアのブリジット・コスゲイが2時間14分29秒の大会新記録で優勝した。車いすマラソンでは男子のマルセル・フグ、女子のカテリーヌ・デブルナーが頂点に立った。
日本人選手では、大迫傑が男子総合12位・2時間05分59秒でトップ。鈴木健吾は13位・2時間06分09秒で続いた。女子は細田あいが総合10位・2時間23分39秒で日本人最上位となった。大会公式発表では3月13日に速報値だった記録が正式認定され、現在は確定結果を確認できる。この記事では男女・車いすの順位、日本人選手の成績、完走者数、完走率、歴代大会記録、2027年の開催日まで整理する。
【東京マラソン2026速報】男子・女子の優勝者と上位結果一覧

東京マラソン2026は、男子・女子ともに世界トップクラスの選手が実力を発揮した大会となった。大会公式の確定リザルトと東京マラソン財団のエリートレース報告を基に、主要な結果を振り返る。
男子:タデセ・タケレが2時間03分37秒で大会連覇男子マラソンを制したのは、エチオピアのタデセ・タケレ。記録は2時間03分37秒だった。2025年大会に続く優勝で、東京マラソン2連覇を達成した。
2位はケニアのジョフリー・トロイティチで、タケレと同じ2時間03分37秒。3位にはアレクサンダー・ムティソが2時間03分38秒で入った。優勝者と2位は同タイムであり、最終的な順位はフィニッシュ時の着差によって決まった。
レース序盤は向かい風の影響もあり、海外の有力選手たちは慎重な展開を選択。一般参加の橋本龍一が先頭を走る時間帯もあったが、26km過ぎに海外勢の集団が追いついた。
37km以降はタケレ、トロイティチ、ムティソ、ダニエル・マテイコの4人に先頭集団が絞られた。残り500mでマテイコが脱落し、最後は3人による勝負へ。タケレが残り200mでスパートを仕掛け、連覇を決めた。
東京マラソン財団のレース報告によると、タケレは終盤まで勝負を見極め、最後のスパートで勝ち切った。男子は記録だけでなく、世界トップ選手同士の駆け引きが際立つレースだった。
女子:ブリジット・コスゲイが2時間14分29秒の大会新女子の優勝者はケニアのブリジット・コスゲイ。記録は2時間14分29秒で、従来の大会記録を大幅に更新した。
従来の女子大会記録は、2024年にストゥメ・アセファ・ケベデが記録した2時間15分55秒。コスゲイはこれを1分26秒上回り、東京マラソンの女子新記録を樹立した。
レースは序盤から速いペースで進み、コスゲイと大会3連覇を狙うケベデらが先頭集団を形成。30kmを過ぎてからコスゲイがケベデを引き離し、単独でフィニッシュへ向かった。
2位はエチオピアのベルトゥカン・ウェルデで2時間16分36秒、3位はハウィ・フェイサで2時間17分39秒。4位にはストゥメ・アセファ・ケベデが入った。
コスゲイはかつて女子マラソンの世界記録を保持していた実力者でもある。今回の2時間14分29秒は世界歴代でも非常に高い水準の記録であり、東京マラソンの女子レースの歴史を塗り替える結果となった。
なお、公式大会記録では選手名は「ブリジット・コスゲイ」と表記されている。
【日本人選手の上位ランキング】大迫傑・鈴木健吾の順位とタイム
2026年大会で日本人ランナーの注目を集めたのが、大迫傑と鈴木健吾による終盤の直接対決だ。新旧日本記録保持者が日本人トップの座を争い、最後まで目の離せない展開となった。
男子日本人上位ランキング男子の日本人トップは大迫傑。総合12位、2時間05分59秒でフィニッシュした。続く鈴木健吾は総合13位、2時間06分09秒。両者の差はわずか10秒だった。
以下は大会公式の男子エリート確定記録を基に整理した日本人上位6選手の順位一覧である。
| 日本人順位 | 総合順位 | 選手名 | 記録 | 所属 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 12位 | 大迫傑 | 2時間05分59秒 | LI-NING |
| 2位 | 13位 | 鈴木健吾 | 2時間06分09秒 | 横浜市陸協 |
| 3位 | 15位 | 市山翼 | 2時間06分58秒 | サンベルクス |
| 4位 | 17位 | 近藤亮太 | 2時間07分06秒 | 三菱重工 |
| 5位 | 20位 | 工藤慎作 | 2時間07分34秒 | 早稲田大学 |
| 6位 | 26位 | 藤村共広 | 2時間08分49秒 | スズキ |
| 女子日本人1位 | 10位 | 細田あい | 2時間23分39秒 | エディオン |
| 女子日本人2位 | 14位 | 吉川侑美 | 2時間27分21秒 | キヤノン |
| 女子日本人3位 | 17位 | 森智香子 | 2時間29分22秒 | 積水化学 |
| 女子日本人4位 | 18位 | 加賀屋智里 | 2時間29分30秒 | 東京メトロ |
大迫傑は2025年12月のバレンシアマラソンで2時間04分55秒の日本記録を樹立していた。東京マラソン2026では、その自己ベストに迫る走りが期待されていた。
レース中盤、日本人選手の集団では鈴木健吾が積極的な走りを見せた。32km過ぎには橋本龍一をかわして日本人トップに立ち、大迫らを一時引き離す展開となった。
しかし、34km過ぎに大迫らの集団が鈴木に追いつく。36kmを過ぎると大迫が仕掛け、最終的には日本人トップ争いが大迫と鈴木の一騎打ちに絞られた。
40km地点では両者とも1時間59分29秒。40.2km付近では鈴木が一時前に出たものの、41km地点で大迫が再逆転。そのまま10秒差をつけてゴールした。
日本陸上競技連盟のレース分析では、大迫はレース後、今回の挑戦について、3カ月という短い期間でどこまで仕上げられるかを試す機会だったと説明している。日本記録を更新した直後の大会で、日本人トップを確保した点も注目された。
鈴木健吾は13位、プロ転向後の新たなスタート鈴木健吾は2時間06分09秒で総合13位。2021年のびわ湖毎日マラソンで2時間04分56秒の日本記録を樹立した実績を持ち、長く日本男子マラソン界を代表する選手として活躍してきた。
2025年10月からプロランナーとして活動を開始し、今回の東京マラソンは新たな環境で臨む重要なレースとなった。日本記録保持者だった大迫との直接対決は、記録だけでは測れない競技者としての現在地を示すものだった。
また、初マラソンの工藤慎作は2時間07分34秒で総合20位、日本人5位。学生歴代4位となる好記録を残した。藤村共広も自己ベストの2時間08分49秒で日本人6位に入り、若手から実業団選手まで日本勢の層の厚さを示した。
女子日本人トップは細田あい、現役最後のレースを飾る女子では細田あいが2時間23分39秒で総合10位。日本人トップの成績を残した。
細田にとって東京マラソン2026は現役最後のレースだった。前年の東京マラソンで記録した2時間27分43秒を大幅に更新し、競技生活の締めくくりにふさわしい走りを披露した。
日本陸上競技連盟の大会レポートでは、細田が日本人最上位でフィニッシュしたことに加え、最後のレースを目標以上の結果で終えられた喜びも紹介されている。
【車いすマラソン結果速報】男女優勝者と日本人選手の順位
東京マラソン2026では、車いすマラソンもハイレベルな争いとなった。男子25人、女子10人の計35選手が出走し、世界トップクラスの選手が東京のコースを駆け抜けた。
車いす男子:マルセル・フグが1時間21分09秒で優勝男子の優勝者はスイスのマルセル・フグ。記録は1時間21分09秒で、3大会ぶり4度目の東京マラソン優勝を果たした。
序盤は中国の羅興伝と先頭を交代しながら進む展開だった。車いすマラソンでは、風の抵抗を抑えるために先頭を交代するローテーションが重要な戦術となる。
15km過ぎに羅が遅れると、フグは単独走に切り替えた。最終的には2位の羅興伝に約7分差をつけて優勝。羅は1時間28分08秒で2位、日本の渡辺勝は1時間33分10秒で3位に入った。
日本人選手では、渡辺のほか、西田宗城が6位、岸澤宏樹が7位、洞ノ上浩太が8位と健闘した。
車いす女子:カテリーヌ・デブルナーが2連覇女子はスイスのカテリーヌ・デブルナーが1時間37分15秒で優勝。2025年大会に続く2連覇を達成した。
デブルナーは10km手前で後続集団を引き離し、その後は独走。前年に記録した大会記録1時間36分56秒の更新には届かなかったが、安定したレース運びでトップを守った。
2位は英国のイーデン・レインボークーパーで1時間41分13秒。3位は中国の周召倩だった。
日本人では土田和歌子が総合6位で日本勢トップ。仲嶺翼も総合7位に入り、両選手は同じ1時間41分20秒でフィニッシュした。わずかな着差が順位を分ける接戦となった。
車いすレースの結果は、一般のマラソンとは別の種目として確認する必要がある。公式リザルトでも車いす男子・女子のカテゴリーが独立しており、一般マラソンの順位と混同しないことが大切だ。
【完走者数・完走率】速報値と確定記録は何が違う?
東京マラソン2026の参加規模を把握するうえで重要なのが、出走者数と完走者数、そして完走率だ。大会当日の速報発表と3月13日の確定発表を区別して確認したい。
2026年大会の公式確定データ東京マラソン財団が2026年3月13日に公表した確定統計によると、マラソンの出走者は38,472人、完走者は37,268人だった。完走率は96.9%となっている。
- マラソン出走者:38,472人
- マラソン完走者:37,268人
- マラソン完走率:96.9%
- 10.7km出走者:301人
- 10.7km完走者:299人
- 10.7km完走率:99.3%
- 大会全体の出走者:38,773人
- 大会全体の完走者:37,567人
マラソンの男女別完走率は、男子97.0%、女子96.5%、ノンバイナリー97.5%。車いす男子は92.0%、車いす女子は100.0%だった。
ここで注意したいのは、38,773人という数字がフルマラソンだけの出走者数ではないことだ。フルマラソン38,472人と10.7km種目301人を合わせた大会全体の数字である。
速報値から確定記録への更新時期大会当日の2026年3月1日、主催者は大会終了時点の参加状況や各種情報を速報値として発表した。その後、3月13日に公式リザルトの記録が正式認定され、出走者数・完走者数・完走率などの確定資料も公開された。
速報値と確定記録の違いは、単純にタイムが速くなったり遅くなったりすることではない。大会当日の速報は、計測や集計が進行する段階の情報であり、確定記録は大会規則に基づく確認と正式認定を経た結果である。
したがって、選手の最終順位や完走証に使う記録を調べる場合は、速報サイトの保存画面や当日のニュース記事だけで判断せず、大会公式の確定リザルトを優先するのが適切だ。
なお、2026年大会では3月13日に公式記録が認定されたことが大会主催者から明確に発表されている。3月1日付の速報記事と、3月13日以降の確定資料では、情報の確定段階が異なる点を押さえておきたい。
【東京マラソン公式リザルト】選手別タイム検索と順位の確認方法
東京マラソン2026の選手別タイムを調べるなら、東京マラソン財団の公式大会結果・ランナー検索を利用するのが確実だ。公式検索画面では、選手名やビブナンバーなどから個別の結果を確認できる。
選手別タイム検索で利用できる項目- 参加種目:マラソンなどの種目別検索
- ビブナンバー:ゼッケン番号による検索
- 氏名:選手名からの検索
- 年代:年齢区分による検索
- 性別:男子・女子・ノンバイナリーの区分
- 国籍:国籍別の検索
- 居住都市:都道府県などの居住地別検索
特定の選手の結果を確認したい場合は、氏名またはビブナンバーを入力する方法が便利だ。検索条件を指定せずに検索すると、東京マラソン2026の全リザルトを表示できる仕様になっている。
速報を確認するときに注意したい3つのポイント1. 順位とタイムをセットで確認する。
同タイムでフィニッシュする選手がいる場合、タイムだけでは順位を正確に判断できない。2026年男子ではタケレとトロイティチがともに2時間03分37秒だったが、公式順位はタケレが1位、トロイティチが2位となっている。
2. 種目を間違えない。
一般マラソン、車いすマラソン、10.7km種目などでは、それぞれ順位表が異なる。車いすマラソンの結果を一般マラソンの総合順位と比較する場合は、競技カテゴリーを明確に区別する必要がある。
3. 速報と確定記録を区別する。
大会当日のニュース速報はレース展開を素早く把握するのに便利だが、正式な順位や完走証の確認には大会公式の確定結果を使いたい。特に自己ベストや大会記録の確認では、正式認定された数字を基準にすることが重要だ。
【歴代大会記録と東京マラソン2027】次回開催日・大会日程
2026年大会では女子の大会記録が更新された一方、男子の大会記録は維持された。男女それぞれの歴代記録を比較すると、今回の結果が持つ意味がより明確になる。
東京マラソンの男女コースレコード- 男子:2時間02分16秒。ベンソン・キプルト(ケニア)が2024年3月3日に樹立。
- 女子:2時間14分29秒。ブリジット・コスゲイ(ケニア)が2026年3月1日に樹立。
男子の2026年優勝タイム2時間03分37秒は非常に高水準だが、2024年のキプルトによる2時間02分16秒には届いていない。東京マラソンの男子歴代最高記録は引き続きキプルトが保持している。
一方、女子はコスゲイが2024年までの大会記録2時間15分55秒を更新。2026年大会は女子の歴史に残る記録更新の大会となった。
ここでいう大会記録は、東京マラソンのコースで記録された最高タイムを意味する。世界記録や日本記録とは別の指標であるため、記録を比較する際は区別しておきたい。
東京マラソン2027の開催日は3月7日(日)次回の東京マラソン2027は、2027年3月7日(日)に開催される。東京マラソン財団が公表した大会要項によって正式に日程が示されている。
- 大会名:東京マラソン2027
- 開催日:2027年3月7日(日)
- 開催回数:第20回記念大会
- マラソン定員:40,000人
- 主催:一般財団法人東京マラソン財団
- コース:東京都庁前~東京駅前・行幸通り
2027年は東京マラソンが20回目を迎える節目の大会となる。大会財団はマラソンの定員を40,000人に増やすことも発表しており、国内外からより多くのランナーを迎える大会として準備が進められている。
また、東京マラソン2027はMGCシリーズ2026-27のG1として実施されるほか、2027年北京世界陸上の日本代表選考競技会、2028年ロサンゼルスオリンピックの日本代表選考競技会にも位置づけられている。
大会当日の競技開始時刻は、マラソンが午前9時10分、車いすマラソンが午前9時05分。ランナー受付は3月4日(木)・5日(金)が10時から20時30分まで、3月6日(土)が10時から17時30分まで予定されている。受付会場は東京ビッグサイト南展示棟だ。
なお、2027年大会の参加申し込みは2026年6月24日から順次開始され、一般エントリー期間は8月28日までと公表されている。11月時点では通常のエントリー期間は終了しているため、今後の追加募集や関連情報については大会財団の最新発表を確認したい。
【東京マラソン速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東京マラソン2026の男子優勝者とタイムは?
A1:エチオピアのタデセ・タケレが2時間03分37秒で優勝した。2025年に続く2連覇で、2位のジョフリー・トロイティチも同じ2時間03分37秒だった。
Q2:東京マラソン2026の女子優勝者は誰?
A2:ケニアのブリジット・コスゲイ。記録は2時間14分29秒で、従来の大会記録2時間15分55秒を更新した。
Q3:大迫傑と鈴木健吾の順位・タイムは?
A3:大迫傑は総合12位で2時間05分59秒、鈴木健吾は総合13位で2時間06分09秒。日本人トップ争いは大迫が10秒差で制した。
Q4:東京マラソン2026の完走者数と完走率は?
A4:フルマラソンの完走者は37,268人、完走率は96.9%。10.7km種目を含む大会全体では37,567人が完走した。
Q5:速報値と確定記録はどう違う?
A5:速報値は大会当日に発表される暫定的な情報で、確定記録は正式な確認と認定を経た結果。2026年大会では3月13日に公式記録が確定した。
Q6:東京マラソン2026の車いす男子・女子の優勝者は?
A6:男子はスイスのマルセル・フグが1時間21分09秒、女子はスイスのカテリーヌ・デブルナーが1時間37分15秒で優勝した。
Q7:東京マラソン2027の開催日はいつ?
A7:2027年3月7日(日)。20回記念大会として開催され、マラソンの定員は40,000人に設定されている。
東京マラソン2026は、男子のタデセ・タケレが2時間03分37秒で連覇、女子のブリジット・コスゲイが2時間14分29秒の大会新記録で優勝する結果となった。
日本人選手では大迫傑が男子12位、鈴木健吾が13位。女子は細田あいが10位で日本人トップとなり、現役最後のレースを好記録で締めくくった。車いすマラソンでもマルセル・フグとカテリーヌ・デブルナーが優勝し、世界トップレベルの競技力を示した。
大会全体では37,567人が完走。フルマラソンの完走率は96.9%だった。3月13日に正式認定された確定記録を基準にすれば、速報記事と公式順位の違いに迷うことなく結果を確認できる。
次の大きな注目は、2027年3月7日に開催される第20回記念大会だ。定員40,000人への拡大に加え、世界陸上やロサンゼルスオリンピックを見据えた日本代表選考にも関係する重要な大会となる。
東京マラソンの結果を調べる際は、優勝者だけでなく、日本人順位、車いすカテゴリー、完走率、歴代大会記録まで確認することで、大会全体の競技的な価値が見えてくる。2026年大会の正式な順位と記録を振り返りながら、2027年大会でどの選手が新たな記録に挑むのかにも注目したい。
主な確認資料: 東京マラソン財団「2026大会結果・確定リザルト」「2026年大会プレスリリース」、日本陸上競技連盟「東京マラソン2026レポート」、東京マラソン財団「2027年大会要項」。