「ザブングル松尾事件」と検索される背景には、2019年に発覚したお笑いコンビ・ザブングルの闇営業騒動がある。ツッコミ担当だった松尾陽介と相方の加藤歩は、2014年12月に特殊詐欺グループと関係する反社会的勢力の忘年会に参加し、仲介役のカラテカ・入江慎也を通じて金銭を受け取っていたことが所属事務所の調査で明らかになった。
騒動後、2人は謹慎処分を受け、熊本県の介護施設でボランティア活動を実施。2019年9月に芸能活動を再開したものの、2021年3月には21年間続いたコンビを解散した。松尾は事務所を退所し、芸能活動に区切りをつける決断をしている。しかし、2026年2月に公開された本人へのインタビューでは、闇営業騒動が解散に与えた影響や、芸能界に対する考え方が改めて語られた。現在は沖縄を拠点に実業家として活動している。
【事件の全貌】ザブングル松尾事件とは何だったのか?闇営業騒動の背景

「ザブングル松尾事件」は、松尾陽介個人が起こした独立した刑事事件の正式名称ではない。一般に検索されているのは、2019年に大きな社会問題となった芸能界の闇営業騒動に、ザブングルの2人が関与していた問題である。
発端は2014年12月の特殊詐欺グループ関係者の忘年会問題となった会合が開かれたのは、2014年12月。特殊詐欺グループと関係する人物が主催した忘年会だった。
当時、カラテカの入江慎也が芸人たちを仲介し、会合には雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮、レイザーラモンHG、ガリットチュウの福島善成らが参加していた。ザブングルの松尾陽介と加藤歩も、その場に招かれた芸人の一組だった。
この問題が表面化したのは2019年6月。写真週刊誌FRIDAYの報道をきっかけに、過去の忘年会への芸人参加と金銭授受が次々と明らかになった。
当初は吉本興業所属芸人を中心に報道されていたが、他事務所所属だったザブングルにも波及。ワタナベエンターテインメントが所属タレントへの聞き取りを実施し、会合への参加と金銭受領を認める発表を行った。
闇営業とは?ザブングルが問題視された理由闇営業とは、一般的に芸能事務所を通さず、所属タレントが個人的に仕事を請け負うことを指す。事務所を介さない仕事そのものが直ちに犯罪になるわけではない。しかし、所属事務所への報告や確認を欠いた状態で、仕事の依頼主や開催目的を十分に調べずに出演すれば、反社会的勢力との接点を生む危険性がある。
今回、ワタナベエンターテインメントが問題視したのも、まさにこの点だった。
事務所の2019年7月1日付公式発表によると、2人は他事務所の先輩芸人である入江慎也から急な誘いを受け、参加者に知っている先輩芸人がいたことなどから信用し、事務所への報告や確認をしないまま出演を引き受けていた。
本人たちは会合が反社会的勢力の主催だとは認識していなかったと説明している。ただし、知らなかったという説明と、仕事を受ける際の確認責任は別の問題だ。所属事務所も、認識の有無にかかわらず重大なコンプライアンス違反として対応した。
【時系列】2014年の会合参加から2019年の謹慎、2021年の解散まで
ザブングルの闇営業騒動を理解するには、実際に会合が開かれた2014年と、報道によって問題が発覚した2019年を区別する必要がある。発覚まで約4年半の時間が経過していた。
また、謹慎処分、介護ボランティア、活動再開、コンビ解散は、それぞれ異なる段階で起きた出来事だ。
| 時期 | 出来事 | 詳細・確認された事実 |
|---|---|---|
| 2014年12月 | 忘年会に参加 | 特殊詐欺グループと関係する反社会的勢力の会合に松尾・加藤が参加。 |
| 2019年6月7日 | 闇営業問題が報道 | FRIDAYの報道をきっかけに、過去の会合参加が注目される。 |
| 2019年6月24日 | 謹慎処分 | ワタナベエンターテインメントが松尾・加藤の謹慎を発表。 |
| 2019年7月1日 | 金銭受領の詳細公表 | 各自7万5000円の受領、税務修正申告、8月末までの謹慎を発表。 |
| 2019年6~8月 | 介護ボランティア | 熊本県の介護施設などで介護サポートやレクリエーション活動を実施。 |
| 2019年9月1日 | 芸能活動再開 | 約2か月の謹慎期間を終えて活動を再開。 |
| 2019年9月2日 | 復帰後初仕事 | ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」に生出演。 |
| 2021年2月1日 | 解散を発表 | 3月末でのコンビ解散と松尾の芸能活動引退を発表。 |
| 2021年3月31日 | コンビ解散 | 21年間のザブングルとしての活動に終止符。 |
| 2021年4月 | 新事業を開始 | 松尾が株式会社OMATSURIを創業し、代表取締役に就任。 |
| 2025年11月 | 結婚 | 松尾が11月22日に入籍。年末のテレビ番組で公表。 |
| 2026年2月 | 本人インタビュー | 闇営業騒動と解散の関係、現在の事業やセカンドキャリア支援について語る。 |
この年表で重要なのは、騒動が発覚した2019年にコンビが即座に解散したわけではないという点だ。2人は謹慎後に復帰し、その後も約1年半にわたってザブングルとして活動を続けていた。
そして2021年の解散には、松尾本人が後年のインタビューで語った、騒動による精神的・職業的な影響が深く関係していた。
【金銭受領の真相】松尾陽介はいくら受け取った?反社会的勢力との関係は?
ザブングルの闇営業問題で特に注目されたのが、金銭の授受と本人たちの認識だった。
受け取った金額は1人7万5000円、2人で15万円ワタナベエンターテインメントは2019年7月1日付の発表で、松尾陽介と加藤歩がそれぞれ7万5000円を受領していたと明らかにした。
受領額は1人7万5000円、2人合計で15万円。金銭は入江慎也を通じて渡されたものだった。
この発表は重要な意味を持つ。騒動では他の芸人の受領額についてもさまざまな報道が出ていたが、ザブングルの2人については所属事務所が具体的な金額を公表している。別の芸人の受領額と混同しないことが大切だ。
反社会的勢力だと知って参加したのか?所属事務所の発表では、2人は会合が反社会的勢力の主催であることを認識していなかったとされる。
本人たちの説明によれば、テレビ番組などで日頃から関係のある他事務所の先輩芸人から急に誘われ、参加者にも知っている芸人がいたため、問題のある会合だとは考えなかったという。
ただし、事務所への事前報告や依頼主の確認を怠ったことは本人たちも認めており、所属事務所は軽率な行為だったとして謝罪している。
また、ワタナベエンターテインメントは、受領した金銭の元手に特殊詐欺によってだまし取られた資金が含まれていた可能性が高いと説明した。つまり、本人たちが犯罪組織との関係を認識していたかという問題とは別に、被害者の財産が報酬の原資になった可能性を重く受け止めていたのである。
税務修正申告と受領金の取り扱いもう一つ見落とせないのが、受け取った金銭の税務処理だ。
事務所の発表によれば、2人は受領した金銭について適切な税務申告を行っていなかったため、税理士を通じて修正申告を済ませた。
加えて、受領した金銭については、然るべき団体に支払う方向で警察関係者らと協議していることも公表された。
ここで注意したいのは、修正申告が完了したことと、金銭の支払先について協議していたことは、公式発表上で確認できる事実だという点である。支払いの完了までを同じ発表から断定することはできない。
今回の問題は単に「ギャラをもらったか、もらっていないか」だけではない。仕事を受ける際の確認、事務所への報告、税務処理、反社会的勢力との関係遮断という複数の問題が重なっていた。
【謹慎期間と活動再開】熊本県の介護施設でのボランティアは何をした?
2019年6月24日、ワタナベエンターテインメントはザブングルの2人に謹慎処分を科した。その後、7月1日には謹慎期間を8月末日までとすることを発表。謹慎中には社会貢献活動としてボランティアに取り組むことになった。
なぜ熊本県の介護施設を選んだのか2人が選んだのは、熊本県内の介護施設での介護サポートだった。
この選択には、騒動の被害者の多くが高齢者だったことが関係している。
2019年11月に放送されたABEMAの番組で、加藤歩は、詐欺被害に遭った高齢者と接することができる活動をしたいと考え、松尾とも相談して介護施設でのボランティアを決めたと説明している。
介護メディア「ケアきょう」の特別インタビューでは、松尾も活動初日の戸惑いや、専門的な知識が必要な介護現場の厳しさを振り返っている。
特に印象的なのは、単に芸人として施設を訪れて利用者を笑わせるのではなく、日常的な介護の仕事を理解し、施設職員から教わりながらサポートを続けた点だ。
松尾は、最初は自分にできることが少なく、利用者にけがをさせないためにも専門知識や技術が必要だと痛感した趣旨を語っている。
ボランティアは謹慎明けまで続いたのか熊本県の施設では約1か月にわたって活動したと報じられている。その後も、依頼のあった各地の介護施設を訪問し、レクリエーションや業務のサポートなどを行った。
謹慎期間中の活動について、所属事務所は当初、対外的な広報を積極的に行わない考えを示していた。介護メディアによる取材も、事務所側が一度は断ったという経緯がある。
その後、介護業界への情報発信という目的が共有され、インタビューが実現。2019年10月には「ザブングルのカイゴ職入門」という介護情報コーナーも始まった。
2019年9月1日に活動再開、初仕事はラジオ出演ワタナベエンターテインメントは2019年8月26日、2人が9月1日から活動を再開すると公式発表した。
復帰後の初仕事は、9月2日のニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」への生出演だった。
また、事務所は8月5日に警視庁組織犯罪対策部の担当者らを講師に招き、約150人の所属タレントと社員を対象に約120分のコンプライアンス講習を実施したことも明らかにしている。
この一連の対応は、単に2人の謹慎を終わらせるだけでなく、芸能事務所全体の反社会的勢力への対応を見直す契機にもなった。
【2021年の解散と引退】松尾陽介が芸能界を離れた本当の理由
ザブングルは2021年2月1日、同年3月31日をもって解散すると発表した。松尾陽介はワタナベエンターテインメントとの専属契約を満了し、芸能活動から引退。加藤歩は4月1日以降も単独で芸能活動を続けることになった。
事務所の公式発表では「新しいことへの挑戦」2021年2月1日の所属事務所の発表では、松尾が芸能活動に区切りをつけ、新しいことに挑戦したいという思いを持っていたことが解散の理由として説明された。
ザブングルは1999年に東京へ進出し、2007年にはM-1グランプリ決勝に進出。加藤の「悔しいです!」「カッチカチやで!」などの持ちネタでも知られ、バラエティー番組やコントで活躍してきた。
松尾もテレビ朝日系「アメトーーク!」の「運動神経悪い芸人」で独自の存在感を発揮。「ガチ王」の愛称で親しまれた。
それだけに、21年間続いたコンビの解散と松尾の退所は大きな転換点となった。
2026年2月のインタビューで明かした解散の決定的な理由解散から約5年が経過した2026年2月19日、文春オンラインに掲載された、お笑い芸人・藤井ペイジによる松尾へのインタビューが注目を集めた。
この取材で松尾は、2019年の闇営業騒動がコンビ解散に与えた影響について、次のように答えている。
「もう100%それです。僕は、ですけど」
これは、闇営業問題による謹慎が解散の大きな要因だったのかという質問への回答だ。
松尾によれば、謹慎期間中に改めて考えたのは、単にコンビとしての活動を続けるかどうかではなく、今後も芸人としてこの業界に身を置き続けることへの疑問だった。
本人は、騒動後に芸人に対する世間の批判やバッシングが強まったことに触れ、かつて楽しいと感じていた芸能界が、以前とは違って見えるようになったと振り返っている。
加えて、テレビのレギュラーを今後も持ち続けられる保証がない中で、再びネタを作り続け、何十年も舞台に立つ将来像にも魅力を感じられなくなっていたという。
つまり、解散の背景には、騒動による精神的な負担だけでなく、40代という年齢、芸人としての将来設計、芸能界の環境変化が複合的に存在していた。
「芸能界引退」と本人の認識には少し違いがあった興味深いのは、松尾自身が「引退」という言葉について、報道されたイメージとは異なる認識を持っていたことだ。
2025年5月の週刊女性PRIMEのインタビューでは、自分の中では芸能界全体から去ることよりも、ザブングルの解散と事務所退所の意味合いが強かったと説明している。
実際、解散後もテレビ出演の依頼があれば基本的に受けており、「アメトーーク!」の年末特番「運動神経悪い芸人」には継続して出演している。
2026年2月の文春オンラインの取材でも、松尾は解散後の後悔はないと語っている。したがって、2021年の発表上は芸能活動からの引退だったものの、本人の現在のスタンスは、コンビ活動や芸人としての本格的な活動に区切りをつけつつ、依頼があればテレビなどにも出演するというものだ。
【2026年最新】松尾陽介の現在は?株式会社OMATSURIと沖縄でのセカンドキャリア
2026年現在、松尾陽介はお笑いコンビの元メンバーという肩書きだけでは語れない活動を続けている。中心となっているのは、株式会社OMATSURIの経営と沖縄を拠点とした仕事だ。
株式会社OMATSURIを2021年に設立松尾は2021年4月30日、株式会社OMATSURIを設立し、代表取締役社長に就任した。会社設立は同年6月22日にプレスリリースで発表されている。
設立時に掲げた事業の柱は、次の3つだった。
- 企業のマーケティング支援
- 国内外における人材や案件の仲介
- お笑い芸人のセカンドキャリア創出支援
芸人として20年以上活動してきた松尾には、テレビ局や制作会社、芸能関係者、企業など幅広い人脈がある。会社設立時の説明でも、芸能活動で培った経験と人とのつながりをビジネスに活用する構想が示されていた。
沖縄・那覇に移住し、バー経営やイベント関連の仕事も松尾は芸能界を離れた後、東京と沖縄の2拠点で活動していた。その後、沖縄での仕事が増えたことなどから生活の拠点を移している。
2025年5月の週刊女性PRIMEのインタビューでは、2024年に東京の住居を引き払い、沖縄へ完全移住したと説明。沖縄では知人の経営者から仕事を紹介される機会が増え、事務所を設けたことをきっかけに、同じ場所でバーの営業も始めたと語っている。
バーでは松尾自身がカウンターに立つこともあり、芸人時代には接点が少なかった同業者との交流も生まれているという。
加えて、沖縄の情報番組への出演やイベントのキャスティング、司会なども手掛けている。芸能界から完全に姿を消したわけではなく、活動の場所と仕事の形を変えたというのが実情に近い。
芸人のセカンドキャリア支援は2026年にどう進んでいる?2026年2月の文春オンラインのインタビューでは、松尾が株式会社OMATSURIを通じて進めているセカンドキャリア支援の具体的な構想も明らかになった。
単純に企業へ芸人を派遣するのではなく、芸人や元芸人が持つコミュニケーション能力、企画力、人前で話す力などを生かして、別の仕事や事業に挑戦できる仕組みを考えているという。
具体的には、企業に芸人や元芸人を紹介し、まずは従業員として働いてもらい、仕事を覚えた段階で事業を任せるというモデルだ。
同インタビューでは、すでに2~3人がこの取り組みを通じて働いていることも明かされた。働く過程を映像で記録し、企業のPRや公式YouTube動画として発信する構想も進めている。
これは、芸人を単なる広告出演者として扱うのではなく、本人の能力を別の事業に結び付けようとする試みだ。芸能界を離れた松尾自身の経験が、新しい働き方を支援する事業に結び付いている。
2025年には結婚も公表、テレビ出演も継続2025年12月30日放送のテレビ朝日系「アメトーーーーーーーーーーーーク 年末6時間SP」では、松尾が結婚したことを公表した。入籍日は同年11月22日と番組内で紹介されている。
同番組では、那覇在住であることも伝えられた。芸能活動から離れた後も「運動神経悪い芸人」の企画には出演しており、本人もこの企画からだけは引退できないという趣旨の発言をしている。
2026年の近況を整理すると、松尾は芸能事務所に所属してコンビで活動する従来の芸人生活には戻っていない。一方、経営者としての仕事、沖縄での生活、芸人のキャリア支援、テレビ出演などを組み合わせた新しい働き方を築いている。
【真相検証】ザブングル松尾事件で誤解されやすい5つのポイント
騒動から時間が経過した現在も、検索上では金銭受領や反社会的勢力との関係、引退理由などが混同されることがある。ここでは、公式発表と本人の後年の説明をもとに、重要な論点を整理する。
誤解1:松尾は特殊詐欺グループの一員だった?そのような事実は、所属事務所の発表や本人の説明からは確認できない。確認されているのは、特殊詐欺グループと関係する反社会的勢力の会合に参加し、金銭を受領したことだ。本人たちは主催者が反社会的勢力だとは認識していなかったと説明している。
誤解2:松尾はギャラを受け取っていなかった?受け取っていた。ワタナベエンターテインメントは2019年7月1日、松尾と加藤が各7万5000円を受領していたと公式発表した。2人で合計15万円という金額が公表されている。
誤解3:ザブングルは謹慎後すぐ解散した?違う。2019年9月1日に活動を再開した後もコンビ活動を続け、正式に解散したのは2021年3月31日。謹慎から解散までには約1年半の期間があった。
誤解4:松尾はテレビにも一切出演していない?これも正確ではない。事務所を退所し、コンビとしての芸能活動には区切りをつけたが、「アメトーーク!」の年末企画などには継続して出演している。本人も依頼があれば芸能活動の仕事を受けると説明している。
誤解5:解散の理由は相方との不仲だった?2026年2月のインタビューで松尾は、闇営業騒動が解散の決定的な理由だったと説明した。加藤歩の過去の説明と本人の受け止め方には違いがあるものの、松尾自身は騒動後に芸能界への向き合い方が変わったことを強調している。単純な不仲や方向性の違いだけで説明できる解散ではない。
【ザブングル松尾事件の真相】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ザブングルの松尾陽介が闇営業で受け取った金額はいくら?
A1:ワタナベエンターテインメントの2019年7月1日付発表によると、松尾陽介と加藤歩はそれぞれ7万5000円を受領していた。2人の合計は15万円。
Q2:松尾陽介は反社会的勢力だと知っていて忘年会に参加した?
A2:本人たちは、会合が反社会的勢力の主催だとは認識していなかったと説明している。他事務所の先輩芸人である入江慎也から誘われ、参加者にも知っている芸人がいたため信用したという。ただし、事務所への報告や事前確認を怠ったことは問題視された。
Q3:ザブングルの謹慎期間はいつからいつまで?
A3:2019年6月下旬に謹慎処分が発表され、同年8月31日までが謹慎期間となった。9月1日に活動を再開し、翌2日にニッポン放送のラジオ番組へ出演した。
Q4:ザブングルが解散したのは闇営業騒動が原因?
A4:松尾本人は2026年2月のインタビューで、闇営業問題が解散の大きな要因だったと明言している。騒動を経験したことで芸能界に対する考え方が変わり、将来の仕事や世間の批判に対する不安も感じるようになったと説明した。
Q5:松尾陽介は2026年現在、何をしている?
A5:株式会社OMATSURIの代表としてマーケティング支援や人材・案件の仲介などに取り組んでいる。沖縄・那覇を生活の拠点とし、バー経営やイベント関連の仕事、芸人のセカンドキャリア支援なども展開している。
Q6:松尾陽介は本当に芸能界を引退したの?
A6:2021年3月末に所属事務所を退所し、ザブングルを解散したことは事実。本人は後年のインタビューで、芸能界全体から完全に身を引くというより、コンビ解散と事務所退所という意味合いが強かったと説明している。現在もテレビ番組への出演実績がある。
ザブングル松尾事件として検索される闇営業騒動は、2014年12月の特殊詐欺グループ関係者の忘年会への参加から始まり、2019年の報道によって表面化した問題だった。
松尾陽介と加藤歩は、それぞれ7万5000円を受け取ったことを認め、所属事務所は謹慎処分、税務修正申告、コンプライアンス体制の強化などの対応を進めた。2人は熊本県の介護施設でボランティアを行い、2019年9月に活動を再開している。
しかし、松尾にとって騒動の影響は謹慎期間だけで終わらなかった。2026年2月の本人インタビューでは、闇営業問題がコンビ解散の決定的な要因だったことを明かし、芸能界の空気や将来への考え方が変わったと振り返った。
一方、2021年の解散は人生の終着点ではなかった。株式会社OMATSURIを設立し、企業のマーケティング支援や人材仲介、芸人のセカンドキャリア支援に取り組むなど、新たな仕事を築いている。
この騒動から読み取れる最大の教訓は、仕事の依頼者を信頼できる人物の紹介だけで判断してはいけないということだ。芸能人に限らず、仕事を引き受ける際には、依頼主、開催目的、報酬の出どころ、所属組織への報告を確認する必要がある。
松尾陽介の2026年は、過去の騒動によって変わった人生を、自らの経験や人脈を生かした新しい仕事へとつなげていく段階にある。ザブングル解散を単なる芸能界のスキャンダルとして見るのではなく、一つの騒動が芸人のキャリアや価値観をどのように変えたのか。その後の歩みまで含めて捉えることが、事件の全体像を理解するうえで欠かせない。