2026年11月現在、阪急杯の過去10年を振り返ると、1番人気の安定感が目立つ一方、7~9番人気の伏兵が勝利するケースもあり、人気だけでは判断しにくい重賞であることが分かる。2026年2月21日に行われた第70回阪急杯では、川田将雅騎手が騎乗したソンシが1番人気に応えて優勝。勝ち時計は1分18秒9のコースレコードだった。
馬券検討で押さえたいのは、過去10年の人気別成績だけではない。枠順、4歳・5歳・6歳の年齢別成績、脚質、前走のレース、騎手、血統、そして阪神競馬場と京都競馬場のコース形態の違いまで確認する必要がある。2017~2026年の10開催を中心に、歴代優勝馬と実際のデータを照らし合わせながら、阪急杯で狙いたい馬の条件を整理する。
【2026年はソンシがレコードV】阪急杯の歴代優勝馬と過去10年の勝ち時計

2026年2月21日、阪神競馬場で開催された第70回阪急杯(GⅢ)は、18頭立ての芝1400m戦となった。
勝利したのは、川田将雅騎手が騎乗した5歳牡馬のソンシ。単勝1番人気に支持され、好位の3番手から抜け出す競馬で後続を振り切った。
JRA公式のレース成績によると、主な結果は次のとおり。
- 1着:ソンシ(1番人気・川田将雅)
- 2着:ララマセラシオン(14番人気・佐々木大輔)
- 3着:ドロップオブライト(5番人気・松若風馬)
ソンシの勝ち時計は1分18秒9。従来の水準を大きく上回るレコード決着となった。
特に注目したいのは、2着に14番人気のララマセラシオンが入ったことだ。1番人気が勝利しても、上位人気だけで決着するとは限らない。阪急杯の波乱含みの性格が、2026年の結果にも表れている。
なお、2026年の払戻金は単勝420円、馬連11,090円、3連複25,760円、3連単107,420円だった。
阪急杯の歴代優勝馬一覧(2017~2026年)過去10開催の優勝馬を、開催場、勝ち時計、騎手、父馬とともに整理した。
出典:JRA公式レース成績、ウマニティの阪急杯歴代優勝馬データ。勝ち時計は各年の公式記録。
歴代優勝馬から見える特徴この10年間の勝ち馬には、短距離・マイル路線で実績を残した馬が並ぶ。
特に目を引くのが、2021年のレシステンシア、2022年のダイアトニック、2024年のウインマーベルといった実力馬の存在だ。
一方、2017年のトーキングドラム、2018年のダイアナヘイロー、2019年のスマートオーディン、2025年のカンチェンジュンガは、いずれも7番人気以下での優勝だった。
つまり、阪急杯は実績馬が力を発揮する年もあれば、展開やコース適性を生かした伏兵が勝ち切る年もある。
また、2026年のソンシが記録した1分18秒9は、過去の勝ち時計と比較しても際立って速い。ただし、時計は開催場、馬場状態、当日のペースに左右される。単純に過去の数字と比較して能力を判断するのは避けたい。
【過去10年の人気・枠順・年齢別成績】馬券で狙いたい好走ゾーン
阪急杯の過去10年データは、2017~2026年の10開催、延べ166頭を対象にした集計を基準とする。
ここでは人気、枠順、年齢という、出走表から確認できる基本的な条件を比較する。
人気別成績:1番人気は複勝率60%| 人気 | 着別成績 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 4-1-1-4 | 40.0% | 60.0% |
| 2番人気 | 1-2-2-5 | 10.0% | 50.0% |
| 3番人気 | 0-2-1-7 | 0% | 30.0% |
| 4~6番人気 | 1-2-4-23 | 3.3% | 23.3% |
| 7~9番人気 | 3-1-1-25 | 10.0% | 16.7% |
| 10番人気以下 | 1-2-1-72 | 1.3% | 5.3% |
1番人気は10頭中4頭が優勝し、6頭が3着以内に入っている。軸馬としての信頼度は比較的高い。
2番人気も複勝率50.0%と安定している。
しかし、阪急杯の人気別成績で見逃せないのが7~9番人気だ。過去10年で3勝を挙げており、勝率は10.0%。4~6番人気の3.3%を上回っている。
2026年のララマセラシオンは14番人気で2着に好走した。
ここから分かるのは、人気薄を無条件に切るのは危険だということ。特に、前走で大きく負けていても距離適性やコース適性に変化がある馬は、評価を見直す余地がある。
枠順別成績:3枠と1枠に注目阪急杯では枠順によって成績に差が出ている。
| 枠順 | 着別成績 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1枠 | 2-2-1-12 | 11.8% | 29.4% |
| 2枠 | 1-0-2-15 | 5.6% | 16.7% |
| 3枠 | 0-5-2-12 | 0% | 36.8% |
| 4枠 | 1-1-0-17 | 5.3% | 10.5% |
| 5枠 | 0-0-1-19 | 0% | 5.0% |
| 6枠 | 2-0-0-18 | 10.0% | 10.0% |
| 7枠 | 2-0-2-22 | 7.7% | 15.4% |
| 8枠 | 2-2-2-21 | 7.4% | 22.2% |
最も高い複勝率を記録したのは3枠の36.8%。次いで1枠が29.4%となっている。
反対に、5枠は過去10年で19頭が出走し、3着以内は1頭だけ。複勝率は5.0%にとどまる。
ただし、5枠が絶対的に不利という意味ではない。出走頭数や馬の能力、馬場状態によって結果は変わるため、枠順だけで評価を決めるのは早計だ。
2026年は1枠1番のソンシが優勝し、3枠のララマセラシオンとドロップオブライトが2着・3着を占めた。
過去の傾向と2026年の結果を照らし合わせても、内寄りの枠はチェックしておきたい条件だ。
年齢別成績:中心は5歳馬年齢別では、5歳馬が最も安定した成績を残している。
| 年齢 | 着別成績 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 4歳 | 2-2-0-26 | 6.7% | 13.3% |
| 5歳 | 4-4-5-33 | 8.7% | 28.3% |
| 6歳 | 2-2-2-40 | 4.3% | 13.0% |
| 7歳 | 2-2-2-23 | 6.9% | 20.7% |
| 8歳 | 0-0-1-10 | 0% | 9.1% |
5歳馬は4勝、2着4回、3着5回で、3着以内の合計は13頭。複勝率は28.3%となっている。
4歳馬は将来性や成長力が魅力だが、過去10年の複勝率は13.3%。数字上は5歳馬に及ばない。
6歳馬は勝ち馬を2頭出しているものの、複勝率は13.0%。7歳馬も2勝しており、年齢を理由にベテランを一律で評価から外すのは得策ではない。
年齢別の狙いどころは、完成度と実績を兼ね備えた5歳馬。 ただし、4歳馬の成長力や7歳馬の実績も、個別の能力と合わせて判断したい。
【脚質・前走別成績】阪急杯で好走する馬の共通点
芝1400mという距離は、スプリント能力とマイル適性の両方が問われる。
そのため、単純な逃げ・差しの分類だけでは好走馬を見抜きにくい。レース展開と前走の内容を組み合わせて考える必要がある。
脚質別成績:先行馬の安定感が光る過去10年の脚質別成績は次のとおり。
| 脚質 | 着別成績 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 逃げ | 2-2-0-6 | 20.0% | 40.0% |
| 先行 | 4-3-4-27 | 10.5% | 28.9% |
| 差し | 3-4-4-62 | 4.1% | 15.1% |
| 追込 | 1-1-2-41 | 2.2% | 8.9% |
注目したいのは、先行馬の複勝率28.9%だ。
阪神芝1400mはスタートから3コーナーまでの距離が約450mあり、前半のポジション争いが展開を左右する。加えて、直線には急坂が待ち受けている。
そのため、序盤で好位置を確保し、最後まで脚を使える馬が有利になりやすい。
逃げ馬の複勝率は40.0%とさらに高いが、対象は10頭と少ない。数字の高さだけを根拠に逃げ馬を過大評価するのは避けたい。
一方、追込馬の複勝率は8.9%。後方から一気に差し切るには、展開の助けや高い末脚が必要になる。
2026年のソンシも3番手から競馬を進めて勝利しており、先行力とスピードの持続力を示した。
前走別成績:シルクロードS・京都金杯・阪神Cに注目阪急杯では、前走でどのレースに出走していたかも重要な判断材料となる。
主な前走レース別成績は以下のとおり。
| 前走レース | 着別成績 | 複勝率 |
|---|---|---|
| シルクロードS | 2-1-1-20 | 16.7% |
| 京都金杯 | 2-0-1-8 | 27.3% |
| 阪神カップ | 1-3-2-23 | 20.7% |
| マイルCS | 1-0-1-4 | 33.3% |
| 京阪杯 | 1-0-0-4 | 20.0% |
| 洛陽S | 1-0-0-2 | 33.3% |
出走頭数が比較的多いのは、シルクロードステークスと阪神カップの組だ。
シルクロードSは芝1200mの重賞であり、スプリント能力を持つ馬が阪急杯へ距離を延ばして参戦するローテーションとなる。
京都金杯は芝1600m。マイル戦で培った持続力を1400mで生かせる馬が好走している。
阪神カップは同じ阪神芝1400mで行われる重賞であり、コース適性を判断するうえで参考になる。
また、前走着順だけを見ると、前走1着馬は26頭中8頭が3着以内に入っており、複勝率は30.8%。前走で0.5秒差以内に敗れていた馬も、複勝率21.7%を記録している。
前走の着順が悪くても、着差が小さければ巻き返す可能性は残されている。
前走の着順だけでなく、レースの格、距離、着差、上がり3ハロンを合わせて評価することがポイントだ。
【騎手・血統傾向】阪急杯で結果を残している関係者と父馬
騎手別成績:幸英明騎手が過去10年で2勝騎手別成績では、幸英明騎手が2勝でトップとなっている。
主な騎手の成績は次のとおり。
- 幸英明騎手: 2勝、複勝率22.2%
- 岩田康誠騎手: 1勝、複勝率28.6%
- 川田将雅騎手: 1勝、複勝率50.0%
- 武豊騎手: 1勝、複勝率33.3%
- 浜中俊騎手: 1勝、複勝率50.0%
- 北村友一騎手: 1勝、複勝率40.0%
幸英明騎手は2017年のトーキングドラム、2025年のカンチェンジュンガで勝利している。
一方、2026年にソンシを勝利へ導いた川田将雅騎手も、過去10年の集計では複勝率50.0%を記録している。
ただし、騎手別成績は出走回数に大きな差がある。例えば横山和生騎手は2023年のアグリで勝利しているが、対象期間の出走は1回。勝率100%という数字だけで他の騎手より優れていると判断することはできない。
騎手の実績は、馬との相性や当日の乗り方を考える際の補助材料として活用したい。
血統傾向:特定の種牡馬に偏らない阪急杯の血統傾向で興味深いのは、過去10年の勝ち馬の父馬がすべて異なることだ。
代表的な種牡馬を挙げると、次のようになる。
- ロードカナロア
- ディープインパクト
- キングカメハメハ
- ダイワメジャー
- ビッグアーサー
- カラヴァッジオ
- ダノンシャンティ
- キングヘイロー
- アイルハヴアナザー
- Night of Thunder
2026年のソンシはNight of Thunder産駒。2025年のカンチェンジュンガはビッグアーサー産駒だった。
一方、2022年のダイアトニックはロードカナロア産駒、2021年のレシステンシアはダイワメジャー産駒である。
これらの顔ぶれからは、特定の種牡馬だけが阪急杯を独占しているわけではないことが分かる。
短距離向きのスピードに加え、1400mを最後まで走り切る持続力が求められる舞台であり、父馬の名前だけで適性を判断するのは難しい。
種牡馬別の集計でも、ロードカナロア産駒は1勝、キングカメハメハ産駒は1勝、ダイワメジャー産駒は1勝となっている。出走頭数と好走率を合わせて判断したい。
【阪神競馬場と京都競馬場の違い】芝1400mのコース傾向を比較
阪急杯の過去データを分析する際、特に注意したいのが開催場の違いだ。
2025年は京都競馬場で開催されたが、2026年は阪神競馬場に戻っている。どちらも芝1400mだが、コース形態は同じではない。
阪神芝1400mは最後の急坂がポイントJRA公式のコース解説によると、阪神芝1400mは内回りコースを使用する。
主な特徴は以下のとおり。
- 2コーナー付近のポケットからスタート。
- スタートから3コーナーまで約450m。
- 3コーナーから緩やかな下り勾配。
- ゴール前の直線は356.5m(Aコース使用時)。
- ゴール直前に高低差1.8mの坂がある。
スタートから最初のコーナーまでの距離が比較的長く、前半は速い流れになりやすい。
ただし、最後の直線には坂があるため、単純なスピードだけでは押し切れない。前半の位置取りと終盤の持続力を両立できる馬が力を発揮しやすい。
京都芝1400m外回りは持続力と末脚が重要2025年の阪急杯は京都芝1400mの外回りで開催された。
京都外回りの主な特徴は次のとおり。
- 向正面の2コーナー出口付近からスタート。
- 最初のコーナーまでの距離が長い。
- 3コーナー付近に上り坂がある。
- 3コーナーから4コーナーにかけて下り坂。
- ゴール前の直線は約403.7m。
- 阪神のようなゴール前の急坂はない。
京都外回りは、阪神内回りよりも直線が長く、坂の構造も異なる。
そのため、京都では早めにスパートして長く脚を使える馬や、直線で末脚を発揮できる馬にも注目したい。
阪神と京都の違いを比較| 比較項目 | 阪神芝1400m | 京都芝1400m外 |
|---|---|---|
| コース | 内回り | 外回り |
| 直線距離 | 356.5m | 403.7m |
| ゴール前の坂 | あり | なし |
| 主な特徴 | 最後の坂への対応 | 下りからの持続力 |
| 注目したい能力 | 先行力・パワー | 持続力・末脚 |
2025年のカンチェンジュンガは京都外回りで1分21秒7を記録し、2026年のソンシは阪神内回りで1分18秒9を記録した。
この2つの時計を単純に比較して、ソンシの方が必ず速い能力を持っていたと結論づけることはできない。コース形態や開催条件が違うためだ。
過去成績を予想に利用する場合は、開催場が同じレースを優先して参考にすることが大切になる。
【過去10年の配当・払戻金】阪急杯は人気薄の激走で波乱も
阪急杯は1番人気が比較的安定している一方、3連単では高額配当が発生することもある。
過去10年の3連単配当を確認すると、次のとおり。
| 年 | 優勝馬 | 3連単払戻金 |
|---|---|---|
| 2026年 | ソンシ | 107,420円 |
| 2025年 | カンチェンジュンガ | 98,470円 |
| 2024年 | ウインマーベル | 26,000円 |
| 2023年 | アグリ | 44,260円 |
| 2022年 | ダイアトニック | 50,380円 |
| 2021年 | レシステンシア | 82,340円 |
| 2020年 | ベストアクター | 40,190円 |
| 2019年 | スマートオーディン | 207,070円 |
| 2018年 | ダイアナヘイロー | 32,160円 |
| 2017年 | トーキングドラム | 2,483,180円 |
上記10開催の3連単平均配当は317,147円。
ただし、この数字には2017年の2,483,180円という突出した高額配当が含まれている。
中央値は66,360円であり、平均値とは大きな開きがある。
つまり、阪急杯は毎年数十万円の配当が出るような重賞ではないものの、人気薄が複数絡んだ年には一気に高配当になる可能性がある。
2026年もソンシが1番人気で勝利した一方、2着には14番人気が入り、3連単は107,420円となった。
この結果は、1着候補を上位人気から選びながら、2着・3着候補には実力を秘めた伏兵を組み込むという考え方にもつながる。
【プロの結論】阪急杯で優先したい5つの判断基準過去10年の結果を総合すると、阪急杯の予想では次の5項目を優先して確認したい。
1. 5歳馬を中心に評価する
5歳馬は複勝率28.3%で、4歳・6歳を上回る。年齢だけでなく、近走の充実度も確認したい。
2. 先行力と持続力を重視する
先行馬の複勝率は28.9%。阪神開催では好位を確保できるかどうかが重要な判断材料になる。
3. 前走の着差とレース内容を確認する
前走で勝っていなくても、0.5秒差以内なら複勝率21.7%。着順だけで評価を下げるのは早い。
4. 枠順と開催場をセットで考える
過去10年では3枠と1枠が好成績。加えて、阪神内回りと京都外回りの違いを踏まえ、コース適性を評価する。
5. 人気薄の好走余地を残す
7~9番人気は過去10年で3勝。人気だけではなく、距離適性、脚質、前走内容に裏付けがある伏兵を探したい。
一方、血統や騎手の勝率だけを根拠に評価する方法はおすすめできない。出走数が少ない条件では、偶然によって数字が大きく変わるためだ。
阪急杯で本当に重視したいのは、複数の条件が一致しているかどうかである。
【阪急杯の過去成績】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:阪急杯の過去10年で最も勝利数が多い人気は?
1番人気が最多で、2017~2026年の10開催では4勝している。勝率40.0%、複勝率60.0%と安定した成績を残している。
Q2:阪急杯で好走しやすい年齢は何歳?
5歳馬が最も安定している。過去10年では4勝、2着4回、3着5回で、複勝率は28.3%。4歳馬や6歳馬と比較しても優秀な数字だ。
Q3:阪急杯は逃げ馬と差し馬のどちらが有利?
過去10年の集計では逃げ馬の複勝率が40.0%、先行馬が28.9%。差し馬は15.1%、追込馬は8.9%となっている。基本的には前で運べる馬に注目したい。
Q4:2026年の阪急杯の優勝馬と勝ち時計は?
2026年2月21日に阪神競馬場で行われた第70回阪急杯は、川田将雅騎手騎乗のソンシが優勝。勝ち時計は1分18秒9のコースレコードだった。
Q5:阪急杯は阪神と京都のどちらで開催される?
基本的には阪神競馬場の芝1400mで開催されるが、2025年は京都競馬場の芝1400m外回りで開催された。2026年は阪神競馬場に戻っている。予想では開催場とコース形態を必ず確認したい。
Q6:阪急杯の過去10年で最も高い3連単配当はいくら?
2017年のトーキングドラムが勝利した年の2,483,180円。人気薄が絡んだ波乱の決着だった。
阪急杯の過去10年を2017~2026年で振り返ると、好走馬にはいくつかの共通点が見えてくる。
最も安定しているのは5歳馬で、複勝率は28.3%。脚質では先行馬が28.9%、人気別では1番人気が60.0%の複勝率を記録している。
枠順では3枠と1枠が比較的好成績を残しており、前走ではシルクロードS、京都金杯、阪神カップなどから参戦する馬にも注目したい。
2026年のソンシは、1番人気、5歳馬、1枠、先行という複数の好走条件に合致して勝利した。一方、14番人気のララマセラシオンが2着に入ったことは、阪急杯における伏兵の存在感を改めて示している。
また、2025年の京都開催と2026年の阪神開催を比較すると、同じ芝1400mでもコース形態によって求められる能力が異なることが分かる。
阪急杯の馬券検討では、人気や年齢だけで判断せず、開催場、枠順、脚質、前走内容を組み合わせて評価することが重要だ。
過去の数字は将来の結果を保証するものではない。しかし、複数の条件が一致する馬を見つけるための判断材料として、阪急杯の歴代優勝馬と過去10年の成績は十分に活用できる。
2026年のソンシのレコード勝ちも、新たな比較材料として今後の阪急杯を読み解くうえで記憶しておきたい一戦となった。